見出し画像

経営者が幸福を言い出すとき、それは職場で誰も幸福を感じていないからであり、逃げる時なのかもしれない。

「私たちは、「幸せを量産する」という使命のもと、有事の時こそ、自分以外の誰かのために、世の中のために、未来のために、仕事をしてまいりたいと思います」。

(あえて引用元は紹介しません)

これを読んだ瞬間に、何かヤバいものを感じた。逃げろ、逃げなきゃ、という感覚だ。蝋燭が燃え尽きる前に一番明るくなる、というか。。。

幸せという言葉は耳障りの良い言葉であるが、「幸せ」と言い出す企業の多くは、たいてい何かがおかしくなる。なんというかスピ系な、新興宗教の臭いを感じる。なぜなら、幸福になれ、と指示命令されて幸福になれるものではないからです。幸福を感じなければ人は幸福になれないだろう。ましてや、幸せは量産できるものではない。

「幸せを意識する」「幸せをつくる」ということは今現在、その企業では幸せが感じられていないからである。だからこそ、経営者が「幸せ」を語る時、どういう文脈で語られているのかを知る必要がある。

何より、幸せというのは主観的な、個人的な感覚。ガダルカナルやアルカトラスのような厳しい環境で大半の人たちが苦痛を感じてる中でさえ、幸せを感じる人はいる。

学者氏がいくら幸福を理論的に説明しようとも、当事者本人が幸福を感じない限り幸福にはならない。人は幸福を感じ、今幸福だなと思えば、誰もがその瞬間に幸福になる。マインドは一瞬でチェンジできる。

チベットの高僧マチウ・リカール師は常に脳波が幸せを感じている、という。どんな状況に置かれていても。つまり、過酷な環境下においても。



一方で、令和2年の自殺者は7月以降1ヶ月1800人超え、とこれまでのコロナ死者数よりも多い状況だ。しかも、例年なら5月以降自殺者数が減っていく傾向であるが、今年は7月以降自殺者数が上昇。緊急事態宣言が解除され、


ここから先は

652字 / 1画像
月888円の定期購読マガジンがオススメ。だいたい週5本は記事アップする予定だから1記事50円以下とコスパ最高。購読月の記事がすべて読み放題になります。過去月の記事は別途マガジン購入できます。 FBで読者限定の交流グループ用意しますから、話し足りない人は そちらでもどうぞ。

月888円の定期購読マガジンです。FBで読者限定の交流グループ用意して毎週木曜日の夜、FBビデオで対話の会で学びや悩みを実践に。米中激突、…

サポートもお願いします。取材費やテストマーケなどに活用させていただき、より良い内容にしていきます。ご協力感謝!