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「スティルス値上げ」をどう感じますか? 12月4日 Information on Cost and Value 価値とコストの情報

12月4日 月曜日のランチタイムです。月初ですが、すでに来年度の計画を立てておられる方々も少なくないと思います。いかがでしょうか。
今日の #ドラッカー365の金言 では
#Information_on_Cost_and_Value (コストと価値の情報)
#価値とコストの情報

今日のテキストは、#ドラッカー 晩年の名著、1999年初版『 #明日を支配するもの 』 第4章 情報が仕事を変える 126〜134ページより


ということで、すでに皆さんは研究活動まで含めた原価把握と生産性が測定され、顧客を獲得し維持するためのコストや事業全体のコストと利益まで考慮に入れて事業を営んでおられると思います。

#価値とコストに関する情報を抜きにして成果をあげることはできない

顧客が進んで支払う価格を設定し、商品の設計段階から許容されるコストを明らかにするやり方が主流になっている。

ところが、このところにインフレで、販売価格維持を重視するあまり、これまで100g=100円で売っていたのを、中身を20g減らして、100円で売る、という「スティルス値上げ」する製品が増えている。

100円を120円に値上げしたら売上が下がるだろう、ということで、量を減らして価格はそのまま100円、というやり方。この方法は適切なんだろうか?この方が長期的にもうまくいくんだろうか?

たとえ100gが120円となったとしても、このご時世、それは仕方ない、と消費者は感じていないだろうか?

80gでは以前と比べて物足りない。20円追加しても100g欲しい、と感じる消費者の方が少ないのだろうか?

もちろん、製品によっても、購買頻度によっても、感じ方は異なることでしょう。

それは、仕方のないことかもしれません。
実際のところは、バイヤー側が値上げを拒否るから、ということなのでしょう。これまで人件費に寄せていた負担を、これからの時代は寄せるな、という時代に変わりつつあります。「スティルス値上げ」製品の企業の方が働く人を大事にしているのかどうか、それは分かりません。数年後の決算書や企業ディスクロージャーを見ないと、結論はわからないことかもしれません。

あなたの組織では、このあたりのことをどうお考えでしょうか?コメント欄で教えていただけると幸いです。

#ABC原価計算の考え方
#コンセプト
#方法を身につけてください

午後からもやっていきましょう。良い1日となりますように!

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