企業買収による多角化では、事業間に共通性あるいは類似性がなければならない。市場の共通性あるいは技術の共通性が必要。 12月14日 Common Core of Unity 事業の核としての共通性
#12月14日 木曜日のランチタイムです。週の後半ですね。今日は #赤穂浪士 の討ち入り日。 #泉岳寺 では冬の義士祭です。
江戸時代最大のスキャンダルの1つとして、歌舞伎で演じられた「忠臣蔵」は、昭和のTV時代にまで続いたかつてのベストヒットコンテンツ。
主君が将軍を前にする大事な場面で恥をかかせられたことに対して、地方在住の部下たち47名が上京して、主君に恥をかかせた他藩の殿様を復讐した物語は、「侍にとっての恥」という美学が広がり、長年、日本人の生きる美学として、脈々と伝わってくる物語です。
しかしながら、さすがに、今のご時世、うちの社長が他社の社長から恥かかせられた、と自⚪︎しても、「このやろう、あの会社⚪︎ってやる!」と復讐に立ち上がることなどないでしょうし、こんなストーリー持ち込んでも、「はぁ?意味わかんね、まず恥くらいで死なないでしょ?なに言ってんの?」みたいなことになるでしょうね。
抗争を描いた高倉健さん主演の昭和のヤクザ映画なども「復讐」がテーマですが、武士にせよ、ヤクザにせよ、サラリーマンにせよ、終身雇用と言うベースがあったからこその「恥かかされた」ときの「こんちくしょう!」みたいな共感ポイントがかつてはあったからこそ、ヒットしたのかなとも感じます。
「恥」と言う概念が社会的失脚になることはあっても、「死」と同義とまではいかない令和の社会では「忠臣蔵」に対して心を寄せる人は随分と少なくなったように思います。淡々と「プレゼン負けました」で終わりなんだろうね。切った貼った、生きるの死ぬの、なんて暑っ苦しいやりとりなどそれがいいかどうかは、あなた次第です。
さて、今日の #ドラッカー365の金言 テーマは、
#Common_Core_of_Unity
#事業の核としての共通性
今日のテキストも、引き続き『 #マネジメント・フロンティア 』30章 企業買収成功のための5つの原則 313〜317ページ、eラーニング教材『企業買収戦略』
ドラッカーは、ここで、LVHMグループの例を紹介して、ジャンパンと高級バッグという異業種なのに、なぜグループの相乗効果を生み出しているのか、企業買収による多角化の成功要素を説明しています。
どのような視点で企業買収し、グループ化すべきかは、資本の論理ではなく、事業の共通性に置くべきである、という助言は、何を基軸に企業買収したらいいか迷っている方にとって指針の1つとなるのではと感じます。
#企業買収にあたっては事業間の共通性と類似性を検討してください 。
今日も午後からやっていきましょう!今日もお読みいただきありがとうございます。コメントやハートマークもよろしくです。ではまた!
追伸
もしかしたら、自分を含め、多くの人たちは、知らず知らずのうちに、「忠臣蔵」的な生き方に洗脳されていたかもしれません。平穏な暮らしに突然のトラブルが起こり、ドン底に落とされ、「こんちくしょう」とタナトスを使って、敵を倒し、人生を改善させていく、という物語にです。このプロットは、「7人の侍」「スターウォーズ」でも同じ?のような、、、。となると、知らず知らずのうちに、そういう世界観で人生を歩んでいる人が思っている以上に多いのかも??
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