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令和2年 11月16日 金華山 黄金山神社(石巻市) 甲子大黒祭参加レポと来年2021年の生き方のヒント

11月16日(月)甲子大黒祭(午後11時)

甲子の日(=2020年11月17日)の前夜、境内に鎮座の大黒尊像前の斎場にて、松明・篝火の明かりに照らされる中、特別な神饌(二股大根・鱠海鼠・小鯛等他)が供えられ、神秘且つ賑々しい祭典が、金華山黄金山神社で挙行されました。

今日は、そのレポというか、感想と来るべき2021年がどんな年になるかについて考えてみました。

まずは由来などの「うんちく」を。

甲子(きのえ・ね)とは、十干十二支のスタート。直近の甲子の年は、1984(昭和59)年です。

甲=草木の芽生え、鱗芽のかいわれの象意

子=“孳”で、陽気が色々に発現しようとする動き

という意味があります。そして、甲子は六十干支の始まりなので、物事をスタートさせるのに縁起が良いとされております。60日に一度の良縁起の日にことを始めると永続きする、永代繁栄、子孫繁栄、おめでたい、とされています。

今年2020年にはこの「甲子の日」は6日あるそうです。なんと本日11月17日は、その甲子の日。昨夜というか、本日というか、この16日23時から17日の1時は「子の刻」でして、この時間帯は冥界とのつながりが最も強いと言われております。伝統的におこなわれている「子の刻参り」とはそうした信仰でもあります。

子の年で、甲子の日で、子の刻と、子がトリプルで重なって最高に運が良い。物事を始めるにはもってこい、ということで、特にこのマガジン読者の皆様のご多幸と世界平和の祈念に、と、この深夜のお祭りに参詣した、というわけです。

さて、このお祭りの主役はもちろん大黒様です。

大黒様とは、ヒンドゥー教シヴァ神のマーハカーラ(詳しい説明はウィキでもご覧下さい)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%BB%92%E5%A4%A9


大黒天様は、暗黒と憤怒ダークオブゴッド、闇パワーの持ち主。

闇の世界の支配者であり、有を無にしてしまう破壊者であり、なおかつ無から有を産み出す創造主でもあります。

またわが国では「だいこく=大国」から、大国主と習合し、大国主が焼き殺されそうになった時に鼠=子に助けられた逸話から、大黒天と子とのつながりが生じたのでしょう。

その大黒様とつながりを持ち、その闇パワーを善に使うことで五穀豊穣、子孫繁栄、家内安全、商売繁盛、世界平和等あらゆる願いを叶えてくださるお祭りが生まれたと思われます。

ところで、金華山(宮城県)は、近世以前は金華山は金華山修験の聖地、真言宗との繋がりが深いところです。庄内湯殿山の山伏、修験の地で、現在でも鶴岡の湯殿山三社から人材派遣を受けているらしいと聞きました。また、同じ東北、山形県米沢の小野川温泉には「甲子大黒天本山」という弘法大師ゆかりの寺院があり、今回も山形や米沢からの参詣者の方々がおられましたので、そうした人的な交流もあるんでしょう。

山伏信仰と弘法大師密教とのつながりから甲子大黒天信仰がここ金華山でもおこなわれているのかもしれません。

さて、今年2020年の干支は「庚子(かのえ・ね)」

「庚」=結実、形成、陰化の段階

「子」=“孳”で、陽気が色々に発現しようとする動き

合わせると、「庚子」が表す意味は、結実したものが新たに芽吹きと繁栄の始まり。つまりは、新しいことを始めると上手くいく、大吉であるとのこと。

ですが、ここまでコロナ禍で散々な目に会っている=これまでの常識や生き方など全てが破壊され、創造へ向かう1年でもあります。

確かに、今年の前半はオリンピックからインバウンド、貿易、旅行、外食、その他あらゆる分野の産業が破壊されました。これから、創造のステージに入っていくんだろう、と思います。

僕もあなたも世界中の人たちも誰もが働き口や収入源を破壊される中、「しょげて下向いてる場合じゃないぞ、新しいことを創造しろ、始めていけ」と大黒天様からのメッセージと思います。

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破壊から創造へ、をまさに地でいくこの「子の年」。この子の年の、甲子の日に、子の刻に冥界におられる大黒様とつながり、お参りできたことを幸せに感じた貴重な機会でした。ありがとうございます。

2021年の運気、生き方指南について


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