1年の最後の日、大晦日、ドラッカー氏が伝えたかった言葉とは・・・ 12月31日 From Data to Information Literacy 必要とする情報

#12月31日  大晦日の日曜日、ランチタイムになりました。今年もお疲れ様でした。毎日ドラッカーを読み続けてくれて本当にありがとう。あなたの考える力=儲け稼ぐ力は強化されたでしょうか?少しでも役に立てたのなら嬉しいです。
さて、大晦日の #ドラッカー365の金言 、 

テーマは、From Data to Information Literacy (データから情報リテラシーへ)#必要とする情報


今日のテキストは、1999年の名著、『 #明日を支配するもの 』第4章 #情報が仕事を変える  3、 #仕事に必要な情報 (146〜149ページ)、eラーニング教材『データ通から情報通へ』

あなたが、データ通から情報通へと進化するには、

1)組織がいかなる情報を必要としているか、
2)自分がいかなる情報を必要としているか
という2つの問いに答えなければならない。

 そのためには、
1)自分の仕事は何か、何でなければならないか。
2)自分の貢献は何か、何でなければならないか。
3)組織にとって重要なことは何か、何でなければならないか

を理解して行動することが大切だとドラッカーは記します。

 あなたもこの1年、いや、長い期間をかけてこの23年に、多くのことを成し遂げてこられたと思います。その活動は、どういう貢献を成し遂げてきたことでしょうか?

パスを3人に回した後に、シュートする、という組織のルールがあったとしたら、あなたは、そのルールに沿ったやり方を守ってきましたか?ボスから外された理由は、あなたがルールを守らなかったから、ではなかったのでしょうか?

 DeNAで今年1年間、素晴らしい活躍をしたバウワー投手は、さすがサイ・ヤング賞投手、という活躍でした。
 しかし、かつてMLBクリーブランド・インディアンズ在籍中に、彼は、組織のルールを破ったため、試合途中でベンチから退場させられ、そのまま、シーズン途中でシンシナティ・レッズへトレードされてしまいました。


当時の監督は、名監督として、人格者としても名高い”TITO” テリー・フランコーナ氏。フランコーナ監督は、松坂大輔投手がボストン・レッドソックスで活躍した時の監督で、2004年、2007年2回のワールドチャンピオンにレッドソックスを導いた名将です。

 バウワー投手は2019年当時の振る舞いを「大人気なかった」と謝罪したそうですが、タイミングは7月末、トレード・デッドラインということもあり、そのままチームに戻らず、シンシナティ・レッズへトレードされました。

 当時、この決定は、GMが下したもので、フランコーナ監督はバウワーの過ちに対して話をしていない、というものでしたが、この一件は、「彼は好投手ではあるが、扱いにくく、クラブハウスの雰囲気を良くしない投手である」というレッテルを張るのに十分でした。

 2020年、レッズで活躍し、ナショナルリーグサイ・ヤング賞を受賞。2021年2月、LAドジャースとの3年1.02億ドルという巨額契約を結びました。しかし、21年8月、女性への暴力事件容疑で21年シーズン途中で21年の残りシーズンと22年シーズン全謹慎処分。その後事件は裁判で嫌疑不十分となりましたが、23年ドジャースは残りの年俸を負担した上で契約解除。他球団からオファーはなく、23年DeNAへ移籍が認められ、23年の今年は横浜DeNAで大いに活躍してくれました。
 また、23年シーズン途中に、継続していた裁判で被害者女性の強請や悪意が発覚し、バウワー投手は勝訴。暴力容疑は無罪、賠償請求棄却、という裁判結果となりました。そのため、24年シーズンでのMLB球団との契約があるか?代理人がリサーチしているとのこと。


 今オフシーズンの話題の中心は、日本人メジャーリーガーたちです。中でも、大谷翔平選手が全スポーツ選手最高年俸額7億ドルで、まだMLBで一球も投げていない山本由伸投手が12年3.25億ドルで、LAドジャースと契約し、大谷選手が背番号17番を譲ってもらったケリー投手にポルシェをプレゼントしたこと等が大きな話題となっています。



 2020年サイ・ヤング賞を獲得し、23年シーズン日本プロ野球でも確かな実績を上げ「熱心な投手であり、チームに溶け込んでいる」というプラスの評判や活躍があるものの、これまでの所属MLB球団での振る舞いが問題視されたままなのか、MLB各球団は先発投手不足に悩むものの、米MLB球団側から契約に向けた積極的なオファーは今のところ届いていないようです(23年12月27日現在)。

バウワー投手と大谷翔平選手との差は、どこから生まれたのか。

両選手とも優れた能力を発揮する素晴らしいアスリートです。
特に、バウワー投手は、現代のデータ重視のベースボールに適応するべく、アナリストを雇い、常に投球を撮影し、筋力を測定し、当日の自身の体調・コンディションに合った負荷をかけた練習によって、最高の投球ができるよう準備する姿勢があります。その姿勢は、高く評価されているのですが、一方で、チームへの貢献や献身姿勢については、長年、疑問を持たれていたようです。

暴力事件が無罪としかし、それに加えて、球団が求めているものは、「組織への貢献」「規律を守ること」の大切さでしょう。

それでは、組織人として、自分はどうなのか。それが問われていると思います。

自分が貢献しようとしていることは、スポーツで言えば、ディフェンダーなのか、アタッカーなのか。どういう行動をすれば、ゲームに勝てるのか?あなたは理解しているでしょうか。1年間にわたって、あなたが実践してきたことは、組織の勝利に結びつく行動だったのか。あるいは、組織がほっこりする活動だったのか?離職者を出さないような行動だったのか?

年の瀬ですが、今一度問い直してみるのはいかがでしょう。考え方をかえて、行動を変えれば、周りは、認めてくれるはずです。

#知識労働者に道具は1つしかない
#情報である
#あなたの仕事は何か
#貢献は何か
#組織にとって重要なことは何かを考え
#あなたと組織が必要としている情報は何かを考えてください

1年間、ドラッカー365読み通して下さったあなたは素晴らしい人です。
ドラッカー氏は、実践にこそ活かしてほしい、と語っておられました。
私もこれで3年間、この「ドラッカー365」を読み続けておりますが、都度発見することばかりで、まだまだ学び、そして実践はまだまだ不十分です。

あなたがますます成功することを祈っています。
この1年、アクセスし続けてくれて、本当にありがとうございました。
そして、また、(明日の元日から?!笑)

あなたに会えることを願っています。
感謝。


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