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7月17日 Industry and Market Structure 産業の構造変化

 今日の #ドラッカー365の金言 テキストは、『イノベーションと起業家精神』6章 源泉=産業と市場の構造変化 125~146ページ、eラーニング教材『変化の駆動力』


#7月17日  水曜日になりました。
もうすぐ夏休み。暑くなると景気が良くなりますね。

今日のテーマ:
#Industry_and_Market_Structure (産業と市場構造)
#産業の構造変化

今日の金言:
#産業と市場の構造は変化が急である
#小さな打撃で崩壊する

今日のACTION POINT:
#われわれの事業は何かを問いつづけてください


 産業と市場の構造は、予定されたもの、自然の法則、永遠のものと思わせるほどに堅固に見える。だからこそ、その変化はイノベーションの機会となる。そのとき、誰もが起業家精神を求められる。産業内の誰もが、われわれの事業は何かを問わなければならなくなる。それぞれの答えを出さなければならなくなる。
 長い間成功を収め、挑戦を受けたことのない生産者や供給者は傲慢になりがちである。新規参入者が現れても、取るに足らぬ素人と見る。そのくせ、その新規参入者のシェアが増大を続けても対策をとれない。

音楽市場でLPやCDという物理的メディアの売上が止まり、減少に向かい、市場縮小へと向かう中、音楽市場にイノベーションが起こった。
それが「サブスク」。
その結果、音楽市場は2013年を底として2021年には、それまでのピーク2009年を超えてV字回復。

「日本も「音楽ストリーミング」拡大期に入った。日本レコード協会のデータから読む音楽産業の現在地」より

最新の「日本のレコード産業2024」によると、

https://www.riaj.or.jp/f/pdf/issue/industry/RIAJ2024.pdf より

金融についても、同様の変化が起こっているように感じます。
例えば、近年、スマホ決済が増えていっているように感じます。さらに、QRコード決済であるPayPayやd払いが登場したことで、それまで利用されてきたクレジットカード払いや銀行振込払いの扱いは大きく減らしているように感じます。この新規参入者に対して、既存の銀行や信金などの金融機関は、手をこまねいているだけで、新たなイノベーションを起こそうとしているようには見えない。

リテール市場の変化などとるに足らない、と無視しているとしたら、それは、数年後、手痛いしっぺ返しを食うのではないだろうか。

長い間成功を収め、挑戦を受けたことのない生産者や供給者は傲慢になりがちである。新規参入者が現れても、取るに足らぬ素人と見る。そのくせ、その新規参入者のシェアが増大を続けても対策をとれない。

今日も暑いので、体調気をつけて。

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