2000→4の衝撃。。。

ごんごんごんちゃん

（2020年末プレゼントの無償公開マガジン）

これは自動車内燃機関（エンジン）部品数が2000から4に減る＝エンジン部品メーカーも夕張や三池炭鉱のようになる、という予言です。自動車産業は、わが国の基幹産業ですから、ダメージは軽くないです。550万人の就労人口x平均世帯人数4人で計算すると、ざっくり2000万人、日本の総人口１.２億人の6分の1 (16.6%）。つまり、自動車産業失業＝大失業時代のキャズムを超えちゃう。

恐ろしく悲観的ですが、現実味ある予言です。だから心ある人たちは皆困ってる。

いやーこれはびっくりですわ。在米投資家の広瀬さん（じっちゃま）のツイートが強烈です。

ところが・・・反論が。

反論されたJSFさんらの意見の方が理がありそうです。実際、豊田章夫社長のEV反対とも取れる意見の趣旨は、メディア報道に対する批判。

「ガソリン車さえなくせばいいんだ、と言った（短絡的な）報道がなされている」「自動車業界では一貫して『電動化』という用語を用いてきたが、メディア報道では『EV化』になる」「日本は電動化に遅れているとか異様な書かれ方をされているが、実際は違う」

ハイブリッドが現在は最適解、と言うもの。しかも「ただ、画期的な技術ブレークスルーなしには達成が見通せず、サプライチェーン全体で取り組まなければ、一切競争力を失うおそれがございます」と大きな危機感も。しかし、それが伝わらないところのもどかしさを訴えておられる。


また、現状のテスラは小雨10分で走行不能って、実用性大丈夫？ってレベル。

こんなんでEV車使えるの？あかんだろ、これ。

とはいえ、広瀬さんの「2000→4」はあまりにも誇張された数字であり、一人歩きしそうなもの。きっと広瀬さんのことですから、炎上覚悟の上で、事実ではないものの、いずれそういう時も来るよ、と言う「空気」を作ろう、とつぶやいたツイートと思います。

実際、2017年に発表された試算によれば、静岡県内の部品メーカーにとって、1兆5千万円近く生産額マイナスという大ダメージです。


おじいさんのランプ

2000→4 に早晩変わる、年内に変わる、とまではさすがに思いませんが、このツイートを見て、自動車の電動化は不可避という話。

これ、特に、静岡の内燃機関部品メーカーがかつての北九州や夕張の炭鉱になるということだけど、もう仕方ないのかも。

電気自動車が普及し始めたらある時点でガソリンスタンドも商売にならなくなり、給油が不可能になるというのはその通りで、EVスタンドに取って代わられる。ガソリンエンジン部品メーカーもGSもそしてトヨタも、同じく愛知県出身の児童文学作家・新見南吉の「おじいさんのランプ」が現実化するかもしれません。

ろうそくしかなかった村にランプの灯が入り、ランプ売りで稼ぎ家を建て生計を成していた男（おじいさん）、そこに、思いがけない敵が。。。男（おじいさん）の運命は・・・

と言うことで、このお話は教科書にも載っているそうですから、結末は皆さんご存知でしょう。

ただ、この平家物語にも似た（悲しい）お話の教訓から言えば「諸行無常」。今ある仕事がいつまでもあるわけじゃない。コロナで変化を感じている我々にとって、今起こっていることは、つまりは、こういうことだな、と実感できると思います。そして、広瀬さんが言う「2000→4」も、明日から4になる、と言う事ではないですが、じわじわと、「気づいたら、2000が4になってた」と言うことは起こり得ます。

2021年への教訓

2021年も諸行無常ということだけは確かなようです。そして、温故知新。パソコンがどうなったかを自動車メーカーも部品メーカーも知ることです。

人生は波乱万丈。トヨタですらどうなるかわからない。ならば、2位以下のメーカーはおして知るべし。

ならば、銚子電鉄さんのように自虐ネタを入れ込んで楽しんでいくしかない、というのはいかがでしょう。

普通の会社は発電所更新のお金が足りない！ならば発電所の資金を！とクラファンするところ、同社は、クラファンはクラファンでも映画制作費を募って、さらに、映画を作っちゃう破天荒さ。

17万人さんに見ていただかないと、映画が止まっちゃう、映画が止まれば銚子電鉄の経営も止まる、という破茶滅茶さ。もう笑うしかない（笑）。

映画、面白かったですよ！笑

2021年は僕らも銚子電鉄さんを見習って、応援される存在になること。そして、笑って生きていきましょう！

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