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5月6日はウエサク祭―手を合わせると誰でもゼロポイントへ。

明後日5月6日はウエサク祭りです。タイでは、2月のマカブチャ(大祭典)と、10月のカティーナ(袈裟を変える式典)とあわせた3つの式典の中でも一番大きなものです。外出禁止令は未だ続いていますが、タイは今朝からワクワクした雰囲気です。

ウエサクは仏教祭典なので、ソンクラーン(水かけ祭り)やロイカトーン(灯籠祭り)のように大騒ぎはしません。むしろこの日かぎりは、どんな人でも静かに手を合わせる、というような日です。

手を合わせた瞬間、だれでもゼロポイントに入る

そこで今日の本題に入りますが、お祭りというのはもともと、わたしたちのエネルギーを整えるために定期的にあるものです。昔の人は、生き物ひとつひとつの意識が世界を支えているということを覚えていました。それが集まった集合意識というマトリックスが世界のあり方を決めています。

集合意識のマトリックスを日常的に想像できる範囲で考えてみると、一個のルーターからものすごい人数がwifiを使ってる、という感じです。そのルーターを創造主と呼ぶ人もいるだろうし、仏教理論だと、フリーエネルギー形式になります。どちらにしても惜しみなく出てくるので、それを無限の愛と呼ぼうが、無量の空と呼ぼうが、使用料は無料です。

手を合わせるという行為になぜご利益があるかというと、その瞬間にゼロポイントに意識が向かうからです。つまり、『無料ですよ』というところに心が行くので、ほっとして、意識の転がり方が軌道修正されて好転するということです。

インターネットの月々の使用料を支払おうとして、「お支払い金額は0円です」って言われたら、ほっとするでしょう?それともびっくりいしますか?もし「嘘でしょう?」って思うのであれば、それは他の概念が働いてマトリックスを以前の状態へと修正しようとするからです。

お祭りは集合意識を整えるためのもの

では脱線しそうなので、お祭りの話にもどしましょう。お祭りというのは、意識を整えるためにあるものです。ですがわたしたちはこの2000年くらい(もっとかもしれない)、何のためにやっているのか分からないけれど風習だから、楽しいから、ご利益があるから、という結果だけを見てやってきました。いわゆる信仰心だけ、というものです。そうなってくると、当然だんだん結果も出にくくなってくる。

そうしているうちに、なんでお祭りやってるのかよく分からなくなったんだと思います。そしてさらにこの200年はメディアや科学的根拠(未完成)の情報のほうがいいかも…ということで、わたしたちのマトリックスはそれで固定されてきました。それはある一定の都合が良い人だけのためにという解釈もありますが、今までそっちのほうが都合が良いと思ってきたのは、わたしたちも同じです。

今年は自然の流れでマトリックスが変化している

でもこれについても、2000年に入って以降はだんだんと何でやってるのか分からなくなってきたわけです。そうなると、バカバカしいからもうやめようという人が増えてくる。2000年以降に生まれた人なんかは、なんで大人がそんなことやってるのか意味不明なわけです。何かをある一定の期間以上に固定することは宇宙のルール違反になるので、だんだん分からなくなるのも当然です。

なんでやってるのか良くわからなくなってくると、集合意識の集中力は散漫になるので、マトリックスが変化しはじめます。お祭りが迷信として疑わしくなったように、今の価値観も疑わしくなってくるのも自然な流れです。

わたしたちの仕事は、生きる価値を見出すこと。

わたしたちの仕事は、常に生きる価値を見出すことです。見出すためのルールや方法が変わっても、これだけは変わりません。

今までは『全部タダです』だと、生きる価値を見いだせなかった時代でした。それを悪とせずに、同じように生きる価値を見出すために、そういうルールだったという風に捉えてください。だからこの方法でたくさんお金というポイントを稼いだ人は、今の時期はちょっと不公平だとか、前の状態にしがみつきたい気持ちが出てくるのは当然だと思います。ポイントが多い人ほど、手放す量も多いのですから。

例えばポイントが少ない人だと、1メートル下にジャンプする感覚が、多い人にはバンジージャンプ級、すなわち自殺行為に等しいリープを要されているということを想像してみてください。そうやって考えると、彼らの恐怖心への共感・思いやりも沸いてくるものです。

その恐怖心をもとに、ポイント制をキープしたい人は、現在あれこれととっても忙しいです。そして、ジャンプ距離がそうでもないので、恐怖心もそうでもない人たちは、おうちでのんびりモラトリアムです。ポイント制を強化しようと躍起になって、『おまえたちは家でじっと待機しておけ!』と自分でいったものの、宇宙の流れには抗えず、自然が豊かになったり、人生とは何かを考える時間になってしまったり、体のことを気遣うようになって健康になったり、結果は思ったようにはなっていないかもしれません。

わたしたちは今、毎日、毎分、毎秒、意識の選挙をしている

現在マトリックスという意識で作られた『世界のあり方』がとても不安定になっています。これを『崩壊・破壊』という言葉で表現するか、『自由度が上がってる』という風にとるかは、自由です。だって、不安定=モラトリアムなんですからどっちにでも行くことができるわけです。

ただ、モラトリアム状態がずっと続くわけではありません。ある一定の期間を超えると、自然の法則でまた固まってきます。その時にどんな風に固まらせたいか、を決められるのが今のモラトリアム期です。ただ放っておけばいいというものでもありません。放っておくのは、選挙に行かないとの一緒です。

だからポイント制を強化したい人たちは、今躍起になってメディアを煽って同意を得ようとしています。モラトリアム期で意識のポイントを稼いだ方にマトリックスが傾く、次のルールが決定することを知っているからです。だったらあなたは何に投票したいですか?

マトリックスは完全なる平等でできているから、多数決!

マトリックスは完全なる民主主義、平等のもとにできているので、多数決で決まります。しかも物質ではなくて、その一歩手前の意識なので、わざわざ投票に出向かなくていいのです。その代わり、毎日が、毎分が、毎秒が選挙です。毎瞬わたしたちひとりひとりから出ているシグナルの投票を投影して、次の安定期へと向かっています。ぼーっとしていると、知らないうちに投票したくないものに投票していたりするわけです。

だからこそ、自分が何に投票しているのかをしっかり意識していなかったら、無意識に何かに投票している状態だということに気づいてください。知らないうちにわたしたちは、恐怖や怒りや、得したいとか、目をそらしたいとか、色々な思いをマトリックスに投票しています。もちろんそれに氣づいて、ポジティブなものに投票していくよう注意するのもいいでしょう。

投票に、お祭りの力を最大限に使おう!

ここでは、わたしたちの今までの体験では想像できないようなルールや自由な設定だって許されているのですが、想像できないだけあって、どう投票していいのかよくわからないというのが現状です。

そこで、お祭りの力が有効になってきます。

冒頭で書いたとおり、昔はマトリックスを『整えるために』お祭りがあったというお話をしました。安定期であっても、お祭りでメンテナンスしていたわけです。お祭りがおこなわれるのは、決まってマトリックスが緩むタイミングです。大体、新月・満月など、天体イベントで意識が引っ張られる時に「再選挙」があります。ということは今の完全に緩んだ状態でのお祭りの時期というのは、最大に緩む「大選挙」の時期だと思ってください。

そんな時にもちろん、ああなってほしい、こうなってほしい、と投票するのもいいですけれど、それだとどうしても足し算引き算が発生してしまって、結局自分がどこに投票したのか自分でもよく分からない人の方が世の中多いのではないでしょうか。割引とか、特典とか一生懸命考えているようですが、どちらにしろ「支払ってる」状態になってしまうということです。

ではお支払い金額0円にするにはどうしたらいいでしょうか?

今、ゼロを投票しつづけることが大切。

『お支払い金額0円』という世界が存在することを、疑いという誤作動なしに設定するにはどうしたらいいかというと、まずは手を合わせる瞬間を少しでも多く増やすことです。手を合わせると、どうしても体の中心で重なりますから、意識が自分の中心に向いていきます。あやしい表現で申し訳ないですけれど、意識が意識の根源へ向かうということです。

しばらくすると意識は元の割引とか特典とか、複雑な状態に戻ってきますが、最初の数秒は必ずスタート地点の『0』に入ります。すなわち悪人でも善人でも、手をあわせると『0』に投票してしまうわけです。

今日は本当に長い文章になってしまいましたが、ここまで読んで、今0に投票することの大切さを理解していただけたのではないかと思います。ですので、今この瞬間からはもちろん、5月6日のウエサク祭(満月です)には、ぜひ0に入ることを意識してみてください。

ずっと書いてきたように、手を合わせるだけでも大丈夫です。選挙だと思ってあなたの意識を0へと投票してみてください。



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