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タワレコメンを聴いてみる(2021年12月)

年の瀬、そろそろ音楽リスナーの間ではSNSで各々のベストアルバムが飛び交っていますね。私も一度は決めたものの、他の人の投稿したリストを見て聴き直したら、こっちも結構良かったな、みたいなことになりがちです(私のはベストトラックですが、一応今度投稿します)。

個人のレコメンドがあふれる中で、ショップなりメディアなり多少なりとも権威のある者に求められるのは、やはり埋もれているアーティストのフックアップだと思います。ということで、12月のタワレコメンを聴いてみます。

本家はこちら↓

先月分はこちら↓
https://note.com/dhama/n/n6e3ebad32a80
自己紹介や動機などはこちら↓
https://note.com/dhama/n/nac4f53ab70b9

グソクムズ『グソクムズ』

東京拠点の4人組シティフォークバンド。タワレコメンの記事にもあるようにシティポップのムード感を持ちつつ、サニーディ~くるり前夜のにおいがする。シティポップリバイバルが来た時からこういうバンドが生まれてくるのは必然だったのかもなぁ、と思ったり。家主好きなんかにもぐっとくるのでは。CDショップ大賞2022入賞作品。おすすめは②⑥⑧。

興味があればこちらも↓
http://www.ele-king.net/interviews/008473/

TENDOUJI『Smoke!!』

東京拠点の4人組ロックバンド。フジロックをはじめ各地のフェスで既に常連なので、名前を見たことがある人も結構多いのでは。洋楽メロコア~オルタナに影響を受けていそうな感じで、日本のバンドで言うとPENPALSやBEAT CRUSADERSあたりの少し懐かしいバンドを思い出される。おすすめは②④⑤⑨。

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https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/30553

NEMOPHILA『REVIVE』

セッションバンドを経て結成された5人組の”地獄のゆるふわバンド”。ゆるふわ、とついてるから油断していたら1曲目の頭からシャウトだった。「ラウドからグランジまで」とのことで、一聴するとスリップノットなど90~2000年代のミクスチャー~ハードロックが下敷きになっているイメージだが、メロディと女性ボーカルに新鮮味がある。おすすめは①②⑧。

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https://gekirock.com/interview/2021/12/nemophila.php

ヤングスキニー『演じるくらいなら、そのままでいいけどね』

結成1年4か月の4ピースバンドの2ndミニアルバム。インディーズ配信のEggsでも人気とのことで、10月タワレコメンのねぐせ。なんかはヴォーカルの方向性とか音楽性が近いのかなー、という感じ。歌詞はちょっとおじさんには共感しづらいが、先が見えない中、青春と破滅の狭間というようなイメージは若者の共通のテーマなんだろうな、と。おすすめは②④(関係ないが、①の歌詞、国道20号を法定速度ギリギリで飛ばして~とあるのが、結構行儀よいな、と思いました笑)

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https://okmusic.jp/news/451054

WurtS『ワンス・アポン・ア・リバイバル』

TikTokに投稿した①を皮切りに話題のWurtS。すでにCMなどで耳にすることも多く、サブスクでもプレイリストに多数取り上げられているので、今更ここで取り上げるのもなー、という感じではある。オルタナロックからダンス、エレクトロまで幅は広いが、ギターの使い方は結構共通してる印象なので、足元はこのあたりなのかなぁ、と想像。CDショップ大賞入賞作品。おすすめは①②④。

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https://realsound.jp/tech/2021/11/post-891093_2.html
https://sensa.jp/recommend/20210609-wurts.html

今回のアーティストをSpotifyで見てみると、リスナー数がグソクムズ 約26000人、TENDOUJI 約75000人、NEMOPHILA 約17000人、ヤングスキニー 約4万人、WurtS 約69万人でした。WurtSは単曲で見ても「分かってないよ」が再生数1千万回越えという感じです。NEMOPHILAは引っかかる部分が多そうな気がしますが、Spotifyには国内プレイリストでメタル~ハードロックを拾い上げるプレイリストがないのが残念ですね。今月はリスナー数千クラスのアーティストがいないので、年末に向けてちょっと手堅くいった感じがあるような?

おわり。

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