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「この選択が、なぜだか一番ワクワクする」フリーランスの自由を捨て、ゴリラになるまで【チキンゴリラ自己紹介】

はじめまして、株式会社デジタルゴリラ管理部の
チキンゴリラこと、松田 菜央と申します。
社内では人事、経理、広報といったバックオフィス全般を担当しています。

日々の業務で得た学びやデジタルゴリラ社内の組織をつくる過程を発信すべく、この度noteアカウントを開設しました。

具体的な発信の前に、まずは自己紹介をさせていただこうと思います。

タイトルにもあるとおり、私は一度独立しフリーランスとして活動していたのですが、デジタルゴリラという会社に惹かれるあまり、フリーランスの自由を捨てて会社員に戻るという選択をしました。

その決断について記載することで、読んでくださった方にデジタルゴリラの魅力が伝わるきっかけになれば嬉しく思います。

紹介といえば、先日、弊社取締役の千葉 勇志へインタビューを行い、彼の半生を紹介するnoteを執筆させていただきました。

私自身は千葉のようなドラマチックで奇想天外な(怒られそう)人生は残念ながら歩めなかったので、面白い記事にはならないと思いますが、この後の内容もご一読いただけますと幸いです。


【本題の前に】チキンゴリラって、チキンなの?ゴリラなの?

株式会社デジタルゴリラは、入社すると「ゴリラネーム」なるものが付与されます。
その人らしさを一言で表す冠のようなものです。

私は、チキンゴリラと命名されました。

「……え?チキンゴリラって、チキンなの?ゴリラなの?」
と思った方もいらっしゃることでしょう。
現に何人もの方に同じ質問をされてきました。

このゴリラネームは、私の走り方が「ディズニー映画『チキン・リトル』の主人公であるニワトリの少年に似ている!」と言われたことから付けられました。

顔も似ている気がする

映画をご覧になった方はご存じかと思いますが、ぴょこぴょこ一生懸命走っているのに全然前に進まず、すぐいじめっ子に追いつかれてしまう、チキン・リトル。
全力で走ってるのにね……。あの切なさ、やるせなさ、痛いほど親近感が湧きます。

はい、薄々お気づきかと思いますが、私は運動が大の苦手です!
特に苦手なのは球技で、ボウリングからけん玉まで難しい。

ボウリング大会にて。みんなが教えてくれた投球フォームを全力で真似したのに

このように、物理的なゴリラ要素は皆無の私ですが、マインド面でカバーしながら日々奮闘しております。
いきなり恥ずかしい一面を打ち明けたところで、本題に入ります!


松田、飛び込む

大学卒業後、クリエイターを専門に人材マッチングを行うベンチャー企業に新卒で入社し、4年ほど営業職を務めました。

営業とキャリアアドバイザーを分業せず両面を担当する会社で、
・新規開拓営業
・既存顧客への深耕営業
・求人原稿の作成
・登録者の方々へのキャリアヒアリングとお仕事紹介
・派遣スタッフのフォローとトラブル対応
・3年目で仙台支社の責任者になり、マネジメントもほんの少し
などさまざまな経験をさせていただきました。

体育会系の社風でしたので、テレアポに飛び込み営業、派遣法の理解からトラブル対応まで、元気!気合い!笑顔!で。
全力でやり切る、まずはトライの数を積んで失敗から学ぶ、というのを若いうちに経験できてよかったなと思います。

同時に、人を扱うビジネスである以上、大切なのは人間力と相手を敬う心であり、自身のあり方が関わる方々の人生を左右するということも根気強く教えてくれる会社でした。

実際に派遣先でトラブルが起きた時、担当営業である私の介在の仕方によって問題がさらに大きくなってしまうこともあれば、迅速に対処し、関係各所へ丁寧にヒアリングすることですぐに解決策を見出せることもありました。

自分と人は違うということ、対応のスピード感や、人に心を開いていただくための自己開示、自分の見られ方と見せ方など、ビジネスパーソンとして大切なことを社内外のたくさんの方から学びました。
私は人が好きなので、出会ったクリエイターの方のキャリアを一緒に作れて感謝までしていただいて、やりがいに満ちた仕事でした。

が、エネルギーとメンタルの限界が突然やってきてしまい、入社4年目の暮れにバタバタと退職。
この会社でやることはやり切った気がする!という感覚も同時にあったので(採用にかけていただいた費用は売上でお返ししたはず!)、社会人シーズン2へと移ります。


松田、図書館員になる

そうなんです、松田、次は図書館員になりました。いやはや人生何が起こるかわかりません。

大学時代に取得していた図書館司書の資格が、ひょんなことから活かされることになりました。

2021年、仙台市の北東にある町に、図書館・公民館・文化会館の複合施設が新設されました。
その立ち上げスタッフの求人を、営業時代に定期的にキャリア相談に乗ってくださっていた大手人材会社のキャリアアドバイザーさんが「松田さん、司書の資格持ってるよね?ちょっと毛色は違うけど、やってみない?」と提案してくださったのです。

予想外の提案でしたが、ちょっとワクワクしちゃったんですよね。
まず、「町の皆さんが集う場所に」という施設のコンセプトに共感しました。

そして「前職では多くの方に育てていただいた。組織の立ち上げに携わったら、今度は人を育てる挑戦ができるかもしれない」という思いから、年収を半分以上落としてもチャレンジする価値がある!と入社を決めました。


公共図書館は、ただ本の貸し借りをするだけの場所ではありません。
町に暮らすすべての方が資料にアクセスし、自由に学ぶ機会を提供できるよう、本にちなんだイベントを打ったり、住民の皆さんが集う居場所を作ったりすることも、図書館の役割の一つです。
この、図書館と町の方々との接点づくりが私のミッションでした。

・年間のイベント計画策定
・イベント講師の依頼と関係構築
・町の小中高等学校、支援学校との関係構築
・イベントの企画、告知、当日の運営
・図書館だよりの編集、発行
・中高生むけの資料(図書館用語ではYA-ヤングアダルト-と言います)の選書
など、様々な挑戦をさせていただきました。

大学で履修した内容を実践として学び直すような経験ができて本当にありがたかったですし、図書館という場所の魅力・可能性を知って、町の方々とそれを共有できる瞬間はとても楽しかったです。

ですが、常にエネルギーは消化不良で、退屈な日々でもありました。
職場内での熱量の差を感じつつも、営業時代の個人プレーとは異なり、ここでは足並みを揃える協調性が求められる。
スタッフで協力しあって初めて館の運営が成り立つことは重々理解していました。
専門的なスキルを持つ同僚たちを尊敬しながらも、図書館の大きな窓から景色を眺めて「閉じ込められてるみたいだな……」などと息苦しく思っていました。


実はこの時期にボスゴリラと出会う

ずっと消化不良を抱えていても仕方がない。
職場の外の人と知り合って、営業時代のように「社外上司」を見つけるのが良さそうだ!
との思いから、仙台のフリーランスや若手経営者が集まるコミュニティ「Dialog」に顔を出してみました。

そこで出会ったのは、自らの事業を動かし仲間と協力し合う、同年代や少し上の世代の人たち。
仕事も遊びも全力で生きる彼らの姿に、「この人たちは努力することに遠慮がなくて素敵!」とものすごく強く惹きつけられたのを今でも覚えています。

このコミュニティで、ボスゴリラこと弊社代表の菊池と、ネコゴリラこと役員の千葉と知り合いました。
ちなみに、菊池の第一印象は「強そうで怖いマーケのお兄さん」、
千葉の第一印象は「イカつい髪型の怖そうな子」でした(笑)

2人への印象はともかく、ここで出会った人たちへの仕事への姿勢や生き方に強いリスペクトを抱き、仕事の合間に定期的に通うようになりました。
結果、「私もこういう人たちと仕事をしたい」の一心で、図書館を2年で退職してしまったのです。

「人生で仕事にエネルギーを思いきり注げるうちにやりたいことをやってしまおう!」と思ったことや、当時交際相手だった夫が転勤を伴う仕事をしており、「どこでも働けるスキルを身につけておこう」と決意したことも理由ではありますが、一番の決め手は「人」でした。


松田、右腕になる

さて、ノープランで会社を辞めてしまった私ですが、Dialogに通いイベントのお手伝いなどをさせていただく中で、ありがたいことに少しずつお仕事のお話をいただけるようになりました。

そのうちの1人が代表の菊池で、2023年4月からデジタルゴリラでパートタイムとして勤務を開始しました。

そして気づけば、
・デジゴリでのパートタイム勤務(人事、WEBライティングなど)
・インフルエンサーのマネージャー
・初開催する東北最大級デザインイベントの運営事務局
の主に3つのお仕事に、曜日を分けて従事させていただくようになりました。

特筆できる尖ったスキルがないにもかかわらず、サポート力とそれぞれの事業に対する深い共感、ゼネラリスト的志向だけで「会社や事業をそばで支える」ことが仕事になっていったのです。
いやはや本当に、人生何が起きるかわかりませんね。

こんな私の働き方に対して「右腕」という肩書きをつけてもらい、1年間右腕フリーランスとして活動をしてきました。


松田、ゴリラになる

尊敬する仲間たちに囲まれ、学びの多いエキサイティングな日々を過ごせていたのですが、徐々に自分の働き方(=価値提供の仕方)に対してモヤモヤした感情が生まれました。

3社で働いている以上は、自分のリソースを1/3ずつしか提供できない。
どの会社も大好きでもっと力になりたいのに、物理的に時間が足りない。
それぞれ、経営方針も求められる能力も異なるため、会社ごとに頭を切り替えるのに多くのエネルギーが持っていかれている……。

打開策を探っている時、とある方から「一番情熱を持って取り組みたいのはどんな仕事なの?」という問いを投げかけられました。
口をついて出たのは、「組織づくり」という答えでした。

社会人になった頃から漠然と、しかし一貫してあった「人の成長」への興味。その変化に寄り添い、一緒に結果を出し続けることが、自分が仕事を通して価値提供したいこと。
自分自身も成長させてもらい、仕事を好きになるきっかけをくれた組織をつくるスキルを今は集中的に身につけたいのだとわかってきたのです。

そんな気づきを得た頃、デジタルゴリラに出勤したある日、社長から「PLASILとの合併を考えている」という話を聞きました。

会社を通して社会に還元したいこと、「面白い」の感覚、さまざまな価値観が一致し、他を圧倒する熱量とスピードで未来について語る2人のゴリラたちを目の当たりにして、「新生デジタルゴリラで、とんでもないことが起きる気がする」と思いました。

「よくわからないけど、この選択が一番ワクワクする」。
大きな決断をする際、いつもこの直感を最後の決め手にする私は「これから大きくなるデジゴリを支えたい。一緒に成長させてください」と申し出ました。2人から快諾いただき、今があります。

たくさんのご縁とタイミングが重なり、この会社のそこはかとないワクワク感に惹かれた私は、2024年5月から正式にゴリラになりました。


チキンゴリラ、ゴリラたちを守る

デジタルゴリラは、名前の通りゴリラ集団です。
弊社はゴリラを「力強さと知性の象徴」としています。

好奇心・探究心が強く、妥協を嫌う努力家で、良い意味で諦めが悪く、責任感あふれる心優しい仲間たちが、日々価値提供に努めています。

デザイナーのよねちゃんが描いてくれたゴリラレンジャー。可愛いですよね

本当に、この会社にはゴリラしかいません。
そして皆、猪突猛進傾向のある「攻め」体質なゴリラです。

だから、私は「攻めゴリラたちが攻めやすい状態を保つための、守りの管理部」を目指し極めていくことを目標に掲げています。

攻めの管理部門という言葉もよく耳にしますが、今のデジタルゴリラにおいては、みんなが思い切り戦えるように守る!ことが、事業部の成果向上に繋がると考えています。
至らない点ばかりですが精進してまいります!

以上、決意表明を含めての自己紹介noteでした。お読みいただきありがとうございます。

社外の管理部門の諸先輩方からも数多く吸収したいと考えています。
そしてインプットの成果を、こちらのnoteにて発信いたします。
何卒よろしくお願いいたします!

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