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《自叙伝》創作活動という黄金の鎖と、まだ見えぬ宇宙、果てなきHEAVENを目指して 1

皆さんこんばんは。

皆さん、唐突ですが。
執筆してかいていますか? いていますか? 足掻いていますか?

私は、“かいて”います。
という訳で、今回は自叙伝と銘打っていますが、今回は何故私がここまで創作活動全般に、狂ったように、憑りつかれているように、活動しているか、またそうなった経緯とこれまでについてを語りたいと思います。
尤も、これは近頃個人的に活動目的を改めて明確にするための物でもありますので、ここでしかできない自分語りを、どうかお許しください。
途方も無く長い自己紹介兼、いつでも悔いのない様に残す遺書のような物です。

1 始まり(幼児期)

 そもそも私が物語を作り、それを発表する事に憧れたのは昔から、大体6歳ぐらいの頃からでした。
というのも、私は昔からウルトラマンや仮面ライダー、ゴジラといった特撮が大好きで、よくDVDを借りてはウルトラマンやゴジラ、ガメラなんかのソフビ人形(これを言えば世代がバレるかもしれませんが当時17㎝で、8割は軟質ソフビで出来ていてほぼ全面塗装は当たり前で、800円ぐらいの値段で売られていたと思います)を集めていて、それらをぶつけ合って遊んでいたのです。
その中でも、私は子供の時から”何故戦うのか”についてを子供なりに真剣に考え、今思えば割と特撮番組そのまま、例えばウルトラマンタロウは、宇宙から地球を襲う怪獣や宇宙人の侵略を止める使命を受けて、戦っているのだ。とか、ナレーション風に言って、ブンドド――本来本編には登場しない怪獣をソフビがあるので登場させたりして、オリジナル展開の人形遊びを目一杯楽しんでいました。
しかし、段々しばらくして(5歳ぐらい?)DVDで見るうち、戦うだけじゃあなく、戦いに至るまで、に注目するようになりました。
何故、戦うのか。
その理由が口頭でのナレーションだけじゃあ物足りなく感じ、けれどもっともらしい事を考え始めると、それが永遠に続き、物語がつまらなくなる。
やがてそういう事を考え始めました。
誰に見せる訳でもない、けれど、今言語化するとしたら、
私の中では明確に私という視聴者が居て、その視聴者にとって満足と納得のできるものを即興でお出しする、そういう感覚の下でブンドドをしていたのです。
だから、言葉が詰まればすぐに言い直して五歳児にしては流暢に話すし、時にはその年にしてはしっかりしてると褒められる事もございました。
元々知的好奇心も強く、というのも私の収集癖の延長で、脳内にその怪獣や、動物、昆虫に魚なんかの、生き物のデータを収集するような感覚で、図鑑を読みふけってもいました。
物心つく前にあった、ドリームワークス作品やディズニー作品のDVDもいくらか見て、そこからも耳で聴き取り、繰り返し映画を楽しんだり、またTVも大好きだったし、小学校に入る前から「立派な小学生になるぞ」と意気込んで、また知識のコレクション感覚で両親や付きっ切りで居てくれた祖母に字幕の意味、言葉の意味を教えてもらった影響で大体小学校卒業程度の漢字も読めていました。
 私は生まれつき体が弱く、筋ジストロフィー症なる病気を持っていたそうで、幼稚園や保育園に通う事無く、代わりに平日の午前から午後4時あたりまでは毎日デイケアで過ごしていました。
そこで私は、割と朝の会と食事、特別な行事(例えばクリスマス会等)以外は自由だったのをいいことに、散々デイケアサービスの利用者の方々にわがまま放題して、それでも多少は赦されるアイドル的な存在だったのです。
(この場をお借りして。
あの時のデイサービスの利用者の方々、ありがとうございました)

 私はその中で、クレヨンしんちゃんやドラえもんにもハマり出し、その秘密道具や、映画の敵キャラのフィギュアがどうしても欲しく(特撮もアニメも作り物だとはわかりきっていたのです。可愛げのない 賢い|子供《クソガキ》ですね)、けれどもお金も無ければ当然、アマゾンやグッスマの存在も知らなかった(あるいは会社自体なかった? ネット環境が無かったのでどうとも言えませんが)ので、私はある事を思いつきます。

 白紙に絵を描いて、その絵をハサミで切り取ってコレクションしてしまえば良いじゃあないか。
 当時、デイサービスにはプリンターがあり、その中に補充された白紙をいくらか貰っていて、クレヨンや色鉛筆、ハサミといった文房具も揃っていたので、思いつくまま、思いのままにかき殴ってはハサミで切り取って、それを持ちかえって、家の中で、両親の仕事で使う用のファイルにしまったりもしていました。
 白紙を使い切って、なおも欲しいが為に、よくプリンターから白紙を引き抜いたりして、スタッフの方々に怒られたりもしていました。
 代わりに塗り絵用の紙を貰ったりもしていましたが、私にとって塗り絵は外れ。
 色を塗る事よりも、その絵の形を作る事が好きだったので、裏面を使って描いて切り抜きしたりもしていました。

 さてこんな経緯もあって、今でもハサミの使い方については誰よりも地味に自信があります。

そんな幼児期を過ごし、私はいよいよ(つまらなかった)小学校時代に突入します。

 2 小学生時代
 暗黒時代の第一期です。
 私はもっと、小学校というのは楽しい物かとばかり思っていました。
友達が居て、もっと賢い人が居て、勉強に悩んだり一緒に元気いっぱいに遊んだり、そういう日々を過ごせるんだと入学前までは期待に胸を(食べ過ぎにより体も)膨らませていました。
 しかし、実際はそんな日常なんて待ってはいませんでした。
というのも、私は前述の通り体が弱く、所謂普通学校には親が入学させてくれなかったのです。
 自分にとっては、訳の分からない話でした。
やっと、まともな子供らしい日常を送れると思っていたのに。
体が弱いというだけで。
学校の体験入学もいくつか回り、私はある小学校へ入学する事になりました。
しかし、そこでは体こそ元気な子が多いとはいえ、趣味も話題も、そして勉強内容も全く合わない学校でした。
だのに規則だけは厳しく、図書室へ向かうにも楽しい本は一つもなく、あるのは殆ど絵本で、私はずっと、休憩時間は仕方なく図鑑ばかり読んでいました。
楽しい授業と言えば、工作と、学活の時間ぐらいで、まともな所謂五教科は当時僕にとって簡単すぎてつまらない、習う価値がない物だとばかり決めつけていました。(その癖算数と作文はやる気がないのもあって、先生の指導がなければまともな物を書いた試しがありませんでした)
 とてもやっていけない、ずっと孤独だし、ここに僕の居場所なんてないんだ。皆僕の話が難しくて解らない。噛み砕いて説明してやらないとまともな会話も出来やしない。
でも、皆ピュアなだけで、僕は賢い分うんと我慢して、解りやすく言わないといけない。
なんで?

と自答自問をよく繰り返し、そこから、私はそう思うあたり、とても傲慢で、意地悪な男なのだと思う様になりました。
 学校の話し相手も、凄く上の上級生か、先生方だけでした。
そう感じながら過ごしていたのですが、今となっては仕方の無い事だし、何より、上級生の親友がなんだかんだ出来たからいいじゃあないかと思っています。
スクールバスの中で、よく学校につくまでの間空想話をして盛り上がった、当時の私よりずっと背の高い四年生のH君とは、特に仮面ライダーや釣り、ドラクエ6、ポケモンなどの創作話(ファミリーフィッシングなんかの釣りゲームにもハマっていた)の話で盛り上がり、よく静かにしろと添乗員さんに怒られたりもしていました。
 最初、私はお絵描きが好きだったというのと、ムシキングの情報目当てにコロコロコミックを買う様になったというのもあり、自作の漫画兼空想上の世界観の記事なんかも手紙という形で(といってもスクールバスの中で渡し合うだけですが)クリップで止めて交換したりもしていました。
友情と、恋愛感情の区別が付かないくらい、彼の事が大好きでしたし、正直彼の存在が居なければ、私はかの小学校に居なかったかもしれません。
 漫画もどきはそれ以降も書き続け、よくPC室や実際に家でやるゲーム(3DSではドラクエやポケモン、怪獣バスターズパワード、バイオハザードマーセナリーズ、リベレーションズ、wii でバイオハザードアンブレラクロニクルズ、バイオハザード4、バイオハザードダークサイドクロニクルズ)の世界観を引っ張って来た漫画を描いたりしていました。
ここだけの話、実は、今でも当時描いた漫画の設定を一部流用しています。
それらを、先生方に見せたりもしていました。

 H君が卒業後、私は寂しくなって小学校の全員と表面上仲良くするようになり、その度に罪悪感と、嫌悪感、そして強い疲労感が帰って来てから襲い来るものですから、休みがちだった学校へ、よく行くようになったなんて事もありません。
二人の女子転校生がやってきて、その二人とも仲良く過ごしたりもしていました(イニシャルが同じなのでここは割愛)。
一人は、上級生のOさんが卒業してから何故か私を恋愛的? なのかどうかはわからないけれど好きになり、もう一人はバスが隣で、漫画や自創作、可愛い物好きという事の話で盛り上がっていました。
 私からすれば、二人ともお姉さんのような存在で、恋愛感情に発展する、というよりも信頼できる友情の対象でした。
一人は少々、過激な性格もあって学校で騒ぎになった事があるのですが、もう一人の漫画、創作の同士は優等生的な所があって、けれど若干情緒不安定らしく、私が話を聞いたりもしていました。
 さて、そんなこんなで小学校6年生。
 私は、すっかり大人しい性格に表面上振る舞うようになって、学校でカブトムシやクワガタ、ザリガニなんかの生き物を飼わせてもらえたりと先生方から信頼も得たりしていましたが、S先生の勧めで、転校するようになりました。
 私にとっての、黄金期の始まり。
黎明の時です。

 さて、連載作の更新もありますのでそろそろこれにて失礼をば。
 気が向けば、続きます。
思い返すと、色々な感情がぐちゃぐちゃになるので。

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