見出し画像

【5/3演技の勉強会】「自分らしく他人を演じるには?」

こんにちは!
今年のゴールデン・ウィークはどうお過ごしの予定ですか?
ボクはいろいろ考えたのですが、「演技の勉強会」を開催することにしました。

今回のテーマは「自分らしく他人を演じるには?」

俳優のお仕事は脚本上の人物を演じること、つまり「他人を演じる」ことです。ところが俳優がその脚本家が書いた架空の人物を魅力的に演じるためには、他人として演じてしまってはダメなのです。演技が説明的にウソっぽくなってしまうので・・・そこで必要になってくるのが「自分らしく演じる」ことです。

脚本上には「自分だったら言わないセリフ」や「自分だったらやらない行動」がたくさん書かれています。それらをどうしたら自分らしく演じることができるのでしょうか?

俳優の役所広司さんは「自分らしく他人を演じる」達人の一人だと思います。映画『素晴らしき世界』で殺人犯を演じていますが、脚本を読んだ時、役に全く共感できないし、この人物が好きになれなかったそうです。でも実際に出来上がった映画を見てみると、役所さん演じる殺人犯はものすごく自然に演じられているし、ある意味魅力的な人物として演じられています。
役所さんは悪い人を演じても、いい人を演じても、暴力的な人を演じても、臆病な人を演じても、常に役所広司さんらしく、本当の役所さんもこんな人なのでは?とつい思ってしまうような芝居をなさります。

そんな風に自分と役の人物を繋ぐためには、2つのことを知る必要があります。それは「自分が演じる人物はいったい誰なのか?」、そして「自分とはいったい誰なのか?」です。

・・・といったことをこの演技の勉強会で、
<1時間の座学>+<1時間のエクササイズ>+<2時間の実技>、
計4時間のワークを通じて体感していただこうと思っています。
「自分らしく他人を演じる」方法を探す・・・実り多い勉強会にしましょう。

日 時:2022年5月3日(火・祝)13時~17時
場 所:都内某所
参加費:5000円

参加希望の方は以下のメアドまで、写真付きのプロフィールを添付したメールでご応募ください。 bananavspeach@gmail.com (小林でび宛て)
(お問い合わせ、ご相談なども同じメアドまで)

   ◆    ◆    ◆    ◆

そう、この演技の勉強会は、内容的にはほぼ演技ワークショップです。
残念ながら「ワークショップ」という言葉が最近、SNS上では「パワハラやセクハラでおなじみの」みたいなイメージになってしまい、その言葉自体に不安や拒否感を感じる方もいるという話を聞いて、今回あえて「勉強会」と呼ぶことにしました。

悲しむべきことですが、映画や演劇の世界に於いてパワハラやセクハラは存在します。ボク自身も俳優としてその被害を受けひどく辛い思いをしたこともありました。なので今回の勉強会では、俳優さんたちが安心して参加できるようにしたいと思い、以下のような対策を取ることにしました。

① 性的な内容を含む脚本を使用しません。
② 俳優同士の身体が接触するような芝居をさせません。
③ 会場に女性スタッフを置いて、いつでも相談できるようにします。
④ 参加俳優のマネージャーさんが希望する場合、見学を可能にします。
⑤ 参加者の個人情報を、主催側が私的に使用しないことを約束いたします。

そしてコロナ対策として以下の3点を、あらためて徹底いたします。

① 演じるときはマウスシールド着用、それ以外の時間はマスク着用。
② こまめに換気のための休憩時間を設けます。
③ 参加人数を10名前後の少人数にします。

みなが安心して参加でき、楽しくそして意義ある勉強会にしましょう。

なおワークショップ・勉強会・レッスン等はあくまで「学びの場」「気づきの場」ですので、「出会いの場」としての御自分の演技を見せたい・試したい方は今回ではなく、オーディションの時に応募していただけると有難いです。

               

今年のゴールデン・ウィークも、皆さんと一緒に楽しく実り多いお勉強の時間を過ごせるといいなーと思っています。

稽古場でお会いしましょう。

小林でび <でびノート☆彡>

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?