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2021/09/12 日曜競馬回顧

中山1R:2歳未勝利

アキラ相変わらずの安定した技術。スタートが良く、まず出遅れることがない。◎ランコントルの出もよく、いったん後方に控え、追い上げて2着確保。

1番人気ヒストリックノヴァは返し馬で口向きが悪く、どうか?と思ったが田辺の腕で勝ち切らせた。ドレフォン産駒、怒涛の快進撃。

永野の逃げに期待して〇カルーナブルガリスとの馬単。それと3連複軸2頭流し。

思えば昨日の最終でも永野は人気の逃げ馬で大敗。人気のない逃げ馬に乗った時こそが狙い目なのだ。今回なんとか5着は確保したものの、あれで逃げ切れないようでは。人気薄のベアグッジョブがダート2戦目で3着に飛び込む。これはパドックがよく見せず、買えなかった。

なんでアキラと田辺の馬単を買わなかったのか、と反省。まあ、田辺の馬が怪しい1番人気だし、あまりにもつかないのでやめたのだ。が、取れるものは取るべき。現に馬連890円、馬単1660円はむしろ美味しい。

中山2R:2歳未勝利

1番人気のアキラ◎ウロボン(シルバーステート産駒)から。2番人気の武士沢ヴァプンアートだが、人気で勝ち切るようなら武士沢は今の武士沢ではない。3着までと見て、馬連およびワイドを買う。競馬エイトとグリーンチャンネルのパドック解説で絞り込む。

結果、アキラ◎2着で、3→1→2番人気の決着で堅すぎ。馬連560円、ワイド140円+210円。

勝った柴田大マイネルアルザスのデキは決して万全ではなかった。逃げを選んだ鞍上の好判断。武士沢は思ったとおり連対をはずす。てか、アキラをマークしたのが功を奏し3着は確保。4着以下に落ちるのを期待したのだが。

アキラ2着確保だが、この相手なら勝たないと。2着が多すぎ。

中山3R:2歳新馬

アキラ◎リッキーファラオが1番人気。コパノリッキーの初産駒とか。7着に終わる。奇しくも同枠コパノカールトンも同産駒。こちらは5着。コパノリッキー産駒ってどうなの?

田辺が乗れていると見て、コマノカモンを買い足した。逃げた鞍上の判断が正解で圧勝(ルーラーシップ産駒)。アキラは5~6番手で追走で、直線に入るや垂れてしまう。最後の脚が使えない。

2着したのが11番人気のテイエムアジアダンで、3連単が20万近い。アジアエクスプレス産駒がやけに走っている印象。横山兄弟が3・4着確保で、やはりこの血統は軽視すべからず。

3番人気だったアフリカンサウンズはあきらかに太く、三浦は調教に跨っていなかった。新馬戦で、こんな馬は買えない。大差負け。やはり新馬戦は騎手が自分で乗って確かめておかないと。

中山4R:3歳以上1勝クラス

今度こそアキラ◎ラナチャンス。1番枠で、逃げるにはお誂え向き、だったはず。

逃げるには逃げたが、同じ1枠の2番人気・横山和リンカーンテソーロにぴったりマークされたのが痛かった。すぐ後ろに1番人気キミワテル(アジアエクスプレス産駒)。

ゴール前では3着は確保できるか?3連複は取れるか?と思ったが、吉田豊ネオレインボウにも差されて後退。5着に敗れる。

2→1→7番人気の堅い決着。リンカーンテソーロも、ネオレインボウも、パドックではさほど良いとは思わなかったんだけどなー

中山5R:2歳新馬

ドレフォンしか来ん。◎オルコス〇ライラスター▲ニシノメグレスの3連複ゲット。2120円つけば、まずまず。

ドレフォン産駒の◎オルコスは舌を出したりして、どうか?と思ったが、1着入線。クビ差まで▲ニシノが追い詰める。グリーンチャンネルで、競馬記者が強調していたので買っておいたのだが、これなら◎▲を押さえておくべきだった。馬単で4330円ついた。

馬体は〇ライラスターが圧倒的によく見せた。この1番人気で3着どまり。このあたりに昨日の川田のイマイチぶりが出ている。

中山6R:3歳以上1勝クラス

ユキヤコンコンが1番人気に祀り上げられていたが、この馬はアキラが前4走に亘って叩きに叩いて連続4着だった馬。横山武に手替わりして格上挑戦したところで前進はなかろう(10着)。

これだけひどいメンバーならアキラ◎シャドウアルテミスでも何とかなるのではないかという妄想がむくむくと湧き上がってきた。連闘だしぃ。

好位からの競馬を試みたが、直線を向いて敢なく脱落。13頭中12着。

逃げたツウカイヴィータが勝利をものにした。武藤雅から▲52小林脩への手替わりが効いた。外枠だし逃げ馬有利。絶好のチャンスだった。どうせ同じく逃げるルミナスナイトと共倒れだろうと甘く見て大失敗。逃げ馬がつねに共倒れになるとは限らない。

めずらしくエスシーヴィオラの出がよく、ツウカイの番手を回って2着確保。行った行ったの競馬。この程度の馬券、競馬ファンの皆さんには簡単なようで、馬連&馬単ともに万馬券にはならず。

中山7R:3歳以上1勝クラス:ボーデン敗れる

まさかボーデンが負けるとは思えず、本命買いしてしまった。痛恨の失敗。単勝1倍台の馬を買って何がしたかった、お前?

◎ボーデンは気性難があるようで、折り合いが難しい。前走でチャンスを与えられた武藤雅が大失敗。1番人気で6着。川田に戻ったからと言って、そう安易に信用してはならなかったのだ。競馬マスコミの楽観論に乗せられた。東スポ虎石が必勝扱いして浮かれている段階で「何かおかしい?」と察知すべきだった。おのれの不明を恥じるのみ。

川田は後方で折り合いに専念し、直線だけで追ってきたが、前がかりの展開なのに無理に決まっている。4着が精いっぱい。典型的な人気先行馬だ。

対抗に〇パリスデージーを選んだのも失敗。地方からの出戻り馬で、ダート戦で先行して結果を出してきた。力はあると言っても、1年ぶりの芝。しかも開幕週の中山。スタートはちゃんと出たが、てんで付いて行けず。最後だけ少し追い込んで7着。本命&対抗とも競馬エイトの本紙山本の口車に乗せられた。無念である。

永野が内枠で人気のない逃げ馬アドマイヤチャチャに乗っている。こんなレースこそ永野から流すべきだったのだあああ!ディープ産駒にはいつでも一発がある。

むろん一応検討はしたのだが、同じく逃げるのがルリマツリムーン。菜々子が逃げを譲りそうになかった。共倒れと見た。

ところが菜々子出遅れ。馬は口を割って言うことを聞かない。どうしたものかフジマサディープが強硬に逃げを主張し、すんなり逃げたアドマイヤチャチャにからんでくる。こっちが共倒れか?と見たら、そこが永野と野中の腕の違いだ。野中の馬は最下位。菜々子がブービー。

なのに永野は逃げ切った。競って真価を発揮。やはりディープの血なのか。枠連1万2千円、馬単6万4千円、3連単50万の大波乱。

2着が横山和ユンヌエトワール。フランス語の発音を間違えている。「ひとつ星」は Une étoile 【ユネトワール】と発音するのが正しい。正しいアンシェヌマンを学べ、社台のバカちんが!と全く買う気が湧かず。

が、先行勢につけた横山和の判断が見事だった。2着に追い込む。

▲ショウナンラスボスはオレも注目していた。北海道を転戦し、4→5→5→6着。それでも3番人気だったのは、中山では【0201】だったから。2度の連がらみは三浦騎乗で、今回は得意の中山で主戦に戻り、一変の可能性があった。事実、番手追走から3着確保。

これらの馬はどれも競馬エイトの調教診断でも、グリーンチャンネルのパドック解説でも取り上げられていた馬ばかり。難しい馬券では毛頭ない。なのに1番人気が飛んで、3連単50万馬券。

てか、これだけ圧倒的な1番人気馬である。なのにルメールとリーディング1位を争う日本人トップ騎手が、こうもコロッと負けるようでわ、公正競馬に反する。JRAに損害賠償してもらわんと。フランス人に日本人が勝つことは当分なさそうだ。

中山8R:白井特別

6頭立てのレースで、はじめ買う気はまったくなかった。が、前レースで川田があっさり負けたのを見て、このレースも怪しいと思ってしまった。圧倒的1番人気のルヴァンを本当に信じていいのん?

むしろ◎ドゥラモットの逃げ切りがあるのでわ?と妄想がふくらむ。ノド手術後の距離延長で圧倒的最低人気のネバーゴーンアウト。先行すれば◎との行った行ったがあるのでわ?

ところが◎ドゥラモットの逃げ宣言を完全無視して、杉原〇ネバーが逃げ始めた。逃げられなかった◎は最下位惨敗。逆に〇ネバーが3着に粘り込む。川田ルヴァンは楽勝。3連単13550円。小頭数なのに荒れる。

こんな場合は〇ネバーからワイド流しすべきだった。たった5頭に流せばいいんだから。1250円+1730円で美味しい。みすみすのチャンスを逃す。

中山9R:3歳以上1勝クラス

今度こそ1枠のアキラ◎エコロカナワン。相手は〇タイセイマーベル▲オンザライン。この3頭で堅い!と見る。▲1着、〇2着なのにアキラ◎7着で、どうにも納得が行かない。

あとでレース映像を見なしてみると、◎はスタートもよく、中団に控えて最内を回る理想的な展開。いよいよ3コーナーあたり、全馬が仕掛け始めたところで、真横のネオボーゲンがなぜか突然追うのをやめる。かと思うと再び追い出す。

こんなの見たことない。この馬あきらかに異常だ。真横で危ない。危険を回避するためにアキラも追うのをやめた。そのままネオはずるずる後退。アキラは改めて追い出すも、ここぞという仕掛けの瞬間を台無しにされ、直線ではなすすべもなく7着。ひどい。こんなの有りかー!

中京9R:長久手特別

納得の行かぬことばかりで、だんだん頭の働きが悪くなってきた。

まったく買う気はなかったのに、グリーンチャンネルの解説者が人気3頭をぶった切り。言われてみると、どれも頼りなく見え、和田ホウオウエクレールが逃げるという展開も怪しい。本日最大の失敗。買う必要のない中京の小頭数のレースを買ってしまった。

◎ノースザワールド〇ナオミラフィネ▲タイセイモンストルという3頭の穴狙いに突っ込む。

〇ナオミは小頭数の大外枠で真価発揮できるはずだった。が、ビリ。中京得意だったはずの▲タイセイはブービー。てか、和田ホウオウエクレールが逃げる約束だったのに、川添▲なぜ逃げた? 

和田は番手確保で3着。さすがに人気の◎ノースは2着確保。福永騎乗で1番人気のロバートソンキーは20キロ減も堪えず、楽勝。

ふたを開けてみると1→2→4番人気でガチガチ。わが本命2頭は最下位争い。グリーンチャンネルに損害賠償を請求したい。

中京10R:浜松S:ボンボンショコラの真実

前レースでひどい目に遭い、損害補填のために買う予定のなかった10レースにも手を出す。

というのも◎ミスズグランドオーの楽逃げじゃん。同枠の鮫島〇ブルスクーロも先行策らしい。ひさしぶりのダートだが、調教師はデキは絶好だし、ダートのほうが合うという見立て。うっかりその口車に乗ってしまった。

鮫島〇はスタートを出ることは出たが、速いペースに全然付いて行けない。ようやく5~6番手あたりで折り合いをつけたが、直線に向いてずるずる後退するばかり。最下位に終わる。ダート適性のかけらもないと判明。

問題なのは、なぜふつーに逃げ馬のボンボンショコラを買えなかったか?である。1番人気◎ミスズとの逃げ争いで垂れると見た。それなら番手に控えられる(はずの)ブルスク―ロという絵が脳内に描かれた。

ところが!である。ボンボンショコラはぴたりと折り合いがつき、すんなり◎ミスズの2番手追走で、直線では勝つか?の勢い。最終的にはエンプティチェアが逃げる両馬を差し切り、1着。2着◎ミスズ、3着ボンボン。3連複4万円、3連単23万の大波乱。誰もがボンボンを甘く見た。ゆえの8番人気だったわけである。

楽勝したエンプティチェアがなぜか5番人気で単勝1200円。不当に人気がなかった。リアルインパクト産駒は概して左回り得意で、一変の可能性はあった。にもかかわらず、不利な大外でイレ込みの目立ったガンケンが2番人気、フォルツァエフも外枠なのにデムーロ買いで、3番人気。人気がまったくデタラメ。

ボンボンは逃げられなかったら惨敗してきたはず。前走の小倉で10着、3走前の中山で9着。なのに逃げた2走前の東京は1着。公営からの転厩馬なので、4走前の浦和では逃げ切り1着。今回は負ける番と、オレもふくめて誰もが思ったのである。

ところがしかし!驚くべき事実が判明した!この馬の全レースを確認した。

東京1着【ダ:左回り】                         東京5着【ダ:左回り】                         浦和4着【ダ:左回り】                         浦和4着【ダ:左回り】                         水沢1着(ダ:右回り)                         大井16着(ダ:右回り)                        浦和1着【ダ:左回り】                         中山9着(ダ:右回り)                         東京1着【ダ:左回り】                         小倉10着(芝:右回り)                        中京3着【ダ:左回り】

左回り:【3013】⇔ 右回り:【1003】

左回りの東京デビューで、以後も左回りの競馬場では掲示板を外したことがない。きわめて優秀な逃げ馬だ。にもかかわらず、右回りでは悉く惨敗。掲示板にも載れない。右回りの水沢で1回だけ勝っているが、この日は稍重の馬場で相手も弱かった。

さらに調べてみるとノーザンリバー産駒じゃなかとですか!右回りの複勝率がたったの4%なのにたいし、左回りだと28.6%に跳ね上がる。当然ながら活躍の舞台も東京で、複勝率40%!これが阪神だと9.1%で、もうバカみたいに左回りのダートしか走らない血統なのである。

バカちんの調教師に、よりによって芝右回りの小倉を走らされ10着。これは決して騎手・和田のせいではなかった。むろん馬のせいではない。それがダート左回りの中京に替わって「待ってました!」とばかりに喜び勇んで激走した。ちなみにノーザンリバー産駒は湿った馬場を得意とし、この日はまさに打ってつけの馬場状態でもあった。いきなり走ったのは偶然でも何でもない。まさに必然だった。

てか、このレースは買う予定じゃなかったので、あらかじめそんなことまで調べてられない。それを調べるのが競馬記者の役目だろう!調教師も少しはものを考えてレースを選べ!

てなわけで、こんな簡単に取れたはずの馬券はなかった。3連単は厳しくても、3連複4万円は楽に取れた。真相が判明し、今さらながら地団駄を踏むばかりである。

中山10R:セプテンバーS

1番人気◎コスモカルナックは堅そうなのだが、相手が混沌として絞れない。負けつづけて資金もない。それで3頭だけ出ている関西馬にワイド流しをしてみた。

13番人気のコスモバビアナが勝ち、単勝3240円。3連単25万馬券に……

◎コスモはさすがに2着確保。関西馬で来たのは横典インスピレーションだけ。あわや3着かと手に汗にぎったが、クビ差で4着。横山典弘はそういう男だ。

中京メイン:セントウルS

◎レシステンシアで堅い。相手は〇カレンモエの必死に賭ける。

ラウダシオンは距離が短い。こんなレースに使うべきではない。ジャンダルムは右回りの馬で、左回りではつねに怪しい。クリノガウディ―は岩田が調教に付きっ切りだが、休み明けから全力を出せるタイプじゃない。

そう考えるとピクシーナイトしか残らなかったはずだが、オレはどうしても福永の馬が買えない心の病いなのである。

1着レシステンシア、2着ピクシーナイト、3着クリノガウディ―、4着ジャンダルム、5着カレンモエ。予想どおり堅い決着で、買うべきではなかったレース。

中山メイン:京成杯オータムH:カラテ5着

アキラ!こっち来なさい!あれだけ言ったのにカラテ5着。お母さん◎カラテ〇カテドラルの3連複軸2頭流しをしてた。ゴール前はこの2頭で追い込んできたので、一瞬「でけた~!」と叫んだのよ。なのにカテドラルは突き抜けたのに、カラテはいっこうに伸びず。

逃げたコントラチェックを交わすどころか、グレナディアガーズ、スマートリアンにまで差し込まれ5着。ありえへん。卒倒しそうになったわ。結局、カテドラルの単勝1540円を取っただけ。もう我が家はお終いよ!一家離散よ!

控えることを匂わせてもいたが、このメンバーなら嫌でも逃げることになるだろう。誰もがそう考えていたバスラットレオンが出遅れ。ベステンダンクは武藤が懸命にハナを取ろうとしたが、言うことを聞かず。

えっ、どれが逃げるの?と思ったら、まさかのコントラチェックが逃げ始めたんでビックリ。大野が敢えてこんな手に出たとは信じがたい。馬の勢いに押されてのことだろう。馬自身が中山の勝ち方を知っていたのだ。

寄らば斬る!という緩みない流れを作り出し、番手のスマイルカナはプレッシャーをかけるどころじゃない。東スポ虎石くん本命のマイスタイルも逃げるどころか3番手がやっと(→最下位)。

ゴール寸前、末脚自慢のカテドラルが差し切った。ハーツクライ産駒はこのレースが得意。1枠が嫌われたようだけど、これぐらい戸崎の腕なら捌けると信じていた。単勝1540円は難なくゲット。

グリーンチャンネルで、乗峯栄一が本命にしているのをウッカリ見てしまい、心底イヤだったが馬にも騎手にも罪はない。本命カラテの対抗に指名。

同枠1番人気のグレナディアガーズは、「にしちゃんねる」の血統分析で危険な人気馬として挙げられ、しごく説得的だった。

NHKマイル好走馬は当レースで人気になりやすいが、意外と凡走している。古馬との競争実績がない馬が多いからだ。またサンデー系の血が入っていないと勝ち負けは難しい。よってグレナディアガーズは「あっても3着止まり」と断言しておられる。

じつはフツーにこの馬を買おうか?と思っていたが、にしさんの番組を見てやはり差し狙いと心を決め、同枠のカテドラルに着目したのだ。

実際グレナディアガーズは3着こそ守ったが、これはもっぱら川田の腕と見る。4着のスマートリアンとはハナ差で、負けても何ら不思議なかった。

このレースにかぎらず、上記「にしちゃんねる」の血統分析は行き届いていて、一聴の価値がある。ただそれでもグランデマーレを本命にして外している。オレは鞍上が藤岡康なんで即切りした。重賞ではまったく当てにならない騎手。

今回の騎乗は何の問題もなかったように思う。が、直線で逃げ粘るスマイルカナの内を突いたのはいいが、スマイルの抵抗に遭い、追いづらくなって、そのまんま諸共に心中……という顛末だった。いくらスマイルカナのプレッシャーが強烈だったとしても、あそこから伸びないのは重賞では通用しないということだろう。

川田グレナディアガーズは中団に控え、道中カラテをマークしていた。この馬との勝負だと思っていたのではないか。内を回る戸崎は川田を見ながらレースをしていた。カラテは3コーナーを回るあたりで早めに仕掛け、アキラの判断は間違っていない。川田も仕掛けた。

誤算は何と言ってもコントラチェックが強すぎた、という点にある。逃げ足が一向に衰えなかった。カラテは外に出ようとする戸崎を内に押し込めようとしたが、勢いのついたハーツクライ産駒の末脚は止めようがなかった。川田にも差される。それでも3着はあるか?と思ったが、さらに前にスマートリアンがいて……一列前につけていた三浦の好判断が活きた。

こう考えてくると、開幕週の馬場でカラテはいかにも苦しかった。柏木さんもアキラ推しと知り、いやな予感はしてたのだが……

中京最終

このレースにしても買う気はなかった。勝負の中山メインをはずして精神的に追い詰められる。

やっぱ逃げ&先行でしょ?と、◎ビクトリアバローズ〇サトノスカイターフ▲キャロライナリーパの3頭に絞り込み、馬連やワイドを買う。

▲を買ったのは、セントウルSピクシーナイトの好走を見て、福永の1番人気が買えないようではダメ人間になっちゃう~と反省したのである。ところが14着で憤死。やっぱり福永からは買えない。

◎ビクトリアのスタートは良かったが、どうも松若のやつが10Rのボンボンショコラで味をしめたらしく、ジュノーを押して押して逃げ始めた。◎は控えざるを得ず。直線では必死に抵抗したが馬群に沈む。8番人気のジュノー3着。4番人気の〇サトノスカイターフは出遅れ、13着。

前がやりあったので差し場が生まれ、大外からデムーロのエルカスティージョが差し切る。2着も外から追い込んできた13番人気ミッドサマーハウス。3連単で35万はむしろ安く収まった印象。

中山最終

なんとか最終で取り戻そうとアキラ◎イベリスリーフから。プロバーティオが1番人気だったけど、休み明けで息ができてなかった。これならアキラと菜々子〇ピュアブリスの行った行った……

と思ったのに、イベリスリーフはすでに3コーナーすぎに失速。14着。いくらなんでも負けすぎ。理由がはっきりしない。

せめて〇ピュア、逃げ延びろ!と期待したが、戸崎カイアワセが外からあっさり差し切り、圧勝。後続が殺到し、菜々子〇を呑み込む。

2着が中山得意の12番人気ダイシンウィット。3着が右回り得意の7番人気オンリーワンスター。3連複7万2千円、3連単37万円。大波乱。

カイアワセも、じつは右回りのほうが得意な馬で、このところ負けていたのは左回りばかりだった。前走の札幌で2着、今回の中山で圧勝。鞍上は戸崎だし、狙うべきだった。ワイドでも1760円+4300円もついてる!

レース後、以下の競馬サイトを読んだ。

オンリーワンスターも気になる存在。8歳の牝馬だが、昨年の後半に2着、3着と続けて好走し、復帰戦は合うとは言えない小倉のダ1000mで5着と健闘。ヤネの和田翼は栗東所属のフリージョッキーで、今週はこの馬のためだけに中山に遠征している。

なるほど!そういうことだったのか。なんでここに和田翼が?と、一瞬不審に思ったが、それきり忘れてしまった。いわゆる「ジェット噴射騎手」だったのだ。にしても、穴という穴が全部来て、手の打ちようのない結果に……

こういう肝心な情報が競馬新聞にはまったく載ってない。タイムやラップで客観的に結果が決まるような空想を売り歩いている。本紙予想のたぐいはほとんど当てにならない。

右回りで、しかも中山だと、ダイシンウィットやオンリーワンスターのように明らかにデキが悪くても、8歳牝馬でも、とにかく走るという馬がいる。左回りの中京はその逆だ。解ってはいたはずなのに、夏競馬に慣れて頭が切り替わらなかった。それが今週の敗因である。

てか、もうやめたい。てか死にたい。



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