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ちいとまっちょくれ!らべあろ企画「サクラ観るならココ」に参入!

 ラベンダーさんとアロハさんの共同企画に参加します。おすすめ花見スポットの紹介と、そして無謀にも再び俳句にチャレンジ。よろしくお願いいたします。

 



 桜を観るならどこをおすすめしようかと今までの記憶を辿ってみる。その中では、山梨県身延山久遠寺の樹齢400年を超えるしだれ桜が最も印象深い。この樹は全国しだれ桜の名所10選にも選ばれている。
関東にお住まいの方は是非どうぞ。


今暮らしている北九州にもいくつかの桜の名所がある。小倉城や白野江植物公園などである。しかし最近は何の変哲も無いただの「近所の公園」もいいなと思う。

北九州に一昨年転居してくる前は、滋賀県のとある街の住宅地に十数年暮らしていた。ベランダに出ると、隣接するテニスコート一面位の小さな公園が見渡せた。休日の午後ともなると、近所の子どもや親子連れで大賑わいだった。

小さな小学生が同世代の友達を相手に、
「あんなあ、パパとママには俺の気持ちをわかってほしいねん。」
と真剣に悩み事の相談をしていたり。

若い父親が砂の上でおもちゃの電車を自ら走らせながら、
「カンカンカンカン」
と踏切の音を真似した声を発し、幼い我が子よりも夢中になって遊ぶ姿だったり。

また地区の恒例行事では防災訓練や夜祭りにカラオケ大会、盆踊り。そして住民総出の毎月の清掃では、不参加者は2000円支払う義務があるとあって、多くの人が参加していた。カラオケ大会の夜はアクション映画を大音量で観た。

その小さな公園にも、背丈3~4メートルほどのこじんまりとした桜の樹が数本あった。春ともなれば確実に満開となった。
平日は夕食後に家の近所をぐるりと散歩するのが日課だったが、桜の季節になると、夜の散歩コースはこの小さな公園が最終目的地となった。樹の下に立ち、幹にもたれ、月明りで写真に撮ったりもした。たとえ小さな樹だとしても、誰もいない公園で夜桜を味わうひとときは格別だ。休日の賑やかさは想像できないほど、静寂に満ちていた。もちろんライトアップはないが、月明りに照らされた花びらが、夜風にひらひらと揺れている光景にはうっとりしてしまう。

それは四季を通じて見守ってきた樹だった。
いや、もしかして周りで起こる出来事をじっと見守っていたのは桜の方だったのかもしれない。
同じ土地で、同じ空気を吸って、同じ陽を浴び、月を眺めて、お互いにずっと生きてきた。
花が終わればすぐ若葉。夏には青葉も虫に喰われて穴だらけ。秋には早い時期に紅葉と次の季節の新芽が同居し、冬は雪をかぶって寒さに耐える。そうした親近感を感じることができるのは毎日のように眺めた「近所の桜」をおいて他にないだろう。

今年も桜を見に行くとすれば、やはり近所にある公園は外せない。「黒崎城址」という小さな丘の上に広場がある。周囲には数十本の樹が立ち並び、近所の人たちが集い、春の憩いのひとときが数日続く。
昨年撮った写真は一年前に記事にしたが、数枚を選んで再投稿しよう。
今年はこの他にもまだ見たことのない桜に出会いたい。




北九州市八幡西区 黒崎城址公園









夕暮れや足元照らす花明り



ラベンダーさん、アロハさん、
素敵な企画ありがとうございました。




ちいとまっちょくれ!
まだくいもんの紹介が終わってない!

黒崎の街でおすすめは居酒屋「よ田よだ
おでんも美味いが、自家製のさつま揚げがイチオシ!


このベーカリーは、パンの新次元を切り開く!
昼前にはほとんど売り切れる人気店。






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