ビオトープの光と風

画像1 北九州市若松区の海岸沿いにある「響灘ビオトープ」。生命の「bio」と場所を表す「topos」の合成語で、多くの生き物が生息する空間のこと。 周辺の環境とは明らかに区別される場所、生態系が成り立つ最小限の区域を指す。
画像2 昭和55年から廃棄物処理場として海岸を埋め立て始め、造成された後に出来たデコボコの地形が、湿地や淡水池、草原などの多様な環境を生み、そこにさまざまな生物が生息するようになった。
画像3 烏が運んできた卵がかえり、メダカが誕生したり、砂礫に卵を産み繋殖するコアジサシなど希少な生き物のいのちの循環が見られた。また、ベッコウトンボやチュウヒなど希少な生物も見られた。
画像4 そこで当初の計画を見直し、覆土方法を工夫して整備することにした。 通常、廃棄物埋立地は、平らに覆土をしなければならない。 しかし、デコボコの環境をそのまま残すため、地形を変えないよう一定に50cm覆土し、さらに、希少生物の出現時期を避けて、数年にわたり小分けして整備を行った。 その結果、生物の移動ルートを確保することができ、生き物の楽園・ビオトープを守ることができた。(響灘ビオトープHP)
画像5 環境省の絶滅危惧種(鳥類レッドリスト絶滅危惧IB類)に指定されているチュウヒをはじめとする237種の鳥類や、284種の植物などが確認されている。生態系を守るため全体約41haのうち約7haが公開されている。(Wikipedia)
画像6 戦後の経済成長による日本社会の復興は目覚ましく、我々の暮らしは便利快適になったが、一方で自然環境破壊という深刻な弊害をもたらし、多くの生命種の絶滅と危惧をもたらした。そうした中でこのビオトープのような起死回生の取り組みは日本国内のみならず、地球環境再生へ向けての一つのモデルケースとなると思う。
画像7 はばたけ、命!
画像8 輝け、光!
画像9 風よ、吹け!
画像10 祈りよ、天まで届け!
画像11 愛を生きよ!
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画像27 響灘ビオトープ公式HP  http://www.hibikinadabiotope.com/

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