夏盛りされど秋桜
北九州市小倉北区の県営中央公園「花の丘」には週に一度は必ず出かけるようにしている。すると前の週にはまだなかった花がいつの間にか咲いている。開花直前の苗を植えたものではなく、ゆっくりと時間をかけてボランティアの方たちが丹念に育成してきた花たちだ。
7月下旬から8月に入って、花の種類もだいぶ様変わりしてきた。
たくさん咲き始めたキバナコスモスの周りを、青い蜂ブルービーが元気に飛び回っている。ホオズキやケイトウなど、子供の頃から見てきた実や花があると妙に懐かしい。
日差しは相変わらず厳しいが、風の中に微かに秋の香りが漂い始めたような気もする。
いち早く季節の変化を敏感に嗅ぎ分ける花たちが、どこか夏の盛りを過ぎた安堵感のようなものを醸し出しているからだろうか。
自然界は繊細だ。そして力強い。
あともうひとふんばり。
水をたくさん飲んで、汗をかいて、この暑さを乗り切ろう!
と、秋桜が笑顔で囁いているような気がした。
Joe Hisaishi - One Summer`s Day
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