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NHKで離婚の番組を観た

先ほど、NHKを観た。離婚に関する番組。

離婚後の親との面会。これは難しい。私と元夫は価値観の違いで離婚した。発達障害グレーゾーンの子どもにどう接して良いかわからず、元夫は娘を避けていた。私自身、娘への接し方に戸惑いを覚え、娘の心を把握せずにきたと猛省した。娘に謝罪し、娘への接し方を変えた。そして夫にも考えを変えてほしいと訴えた。

けれどもそれが叶わなかった。離婚を申し出た際にも、二つ返事でOKしてきた。そして、「○○(娘の名前)は君が親権を持つわけだから」と付け加えた。元夫は、娘といることが耐えられなかったのだろう。

別居から2年。離婚から1年経った。娘は今なお、父親に対して複雑な思いを抱いている。父親を許せないと思う反面、私とお絵かきをすると父親の似顔絵を描く。心はまだ父親にあるのだ。

先日、娘は父親と会う機会があった。父親は今まで娘にした体罰や精神的虐待などまるでなかったかのように娘に接したらしい。娘は混乱した。父親の言動は、過去など存在しなかったかの如く、あるいは、すべてを水に流してしまったかの如くのようだったらしい。

私と夫は離婚した。これは紛れもない事実だ。しかし、娘にとって父親は世界に一人しかいない。娘は父親に、体罰や言動による辛さを反省してもらい、謝ってもらいたいと思っている。けれどもそれが叶わぬ状況が続いている。先日父親に会ったのも、もしかしたら娘の心に寄り添ってくれる言動や、あるいは改心して猛省して謝罪してくれることを期待して故だったのかもしれない。

私が今できること。それは娘の心に寄り添うこと。父親の悪口を言わないことである。私が生きている間に、父親が自らの言動を自覚して娘と和解が果たせればと思う。ただ、人間はそう簡単に変わらないという厳しい現実もあるのだ。

ただただ私は娘を愛していくのみである。

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