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みんな自分が一番大変

本日は、これを意識すれば頼み事が上手くいった!という考え方についてです。
僕の会社は探偵が7人、総務経理が1人ずつの小企業ですが、探偵という癖の強い社員を動かしていくのはなかなか骨が折れる仕事です(笑)
一番歴が浅い方でも8年目なので、すっかり探偵の特殊な考え方がインストールされています。
社長からのお願い事でも、なかなかストレートに聞いてくれるわけではありません。
もちろん反発などは無いですが、代償があったりするんですね(笑)
そんな状況の中、この考え方を意識して言葉を選んでいったら上手くいった!というものがあります。
それはズバリ、「人は自分が一番大変だと思っている」ということです。

これは会社組織の中だけではなく、家庭でも他のコミュニティでもそうではないでしょうか。
肩書でみると、休みというものがない中小企業の社長は一番大変に見え、役員と現場の社員の間に挟まれるマネージャーは次に大変、そして現場で働く社員はそこそこ。。。
という解釈がされがちですが、それぞれの立場でみると、それぞれが一番大変な理由がたくさん見つかるのです。

社長は、休みが無く、最終的な責任は全て取らなければならない。売り上げや社員のことを常に気に掛ける必要があり、心が休まる暇がないから一番大変。
中間管理職は、社長と現場の間に挟まれて自分の意見を殺して、歯車を合わせなければいけないし、双方から直接文句を言われる立場、中小企業だと管理と現場の両方をこなさなければいけないので一番大変。
現場で働く社員は、上の意見や指示でやることが変わるし、結局会社を支えているのは現場で、その仕事のタイミングの責任は自分たちにくる。中小企業では休みも少ないし給料が多いわけでもなく、会社のお金を使えるわけでもない。一番大変。

こんな感じで、それぞれの言い分はめちゃめちゃあるわけです。
夫の立場や妻の立場、友人の立場や後輩の立場。
それぞれの立場で、みんな「自分が一番大変だと思っている」と理解し接すると、声をかける時の内容を柔らかくできると思います。
実際に誰が一番大変かなんてわかりようがないですし、可視化する必要はありません。
いかに人を労って接するか。これをするには、まず自分の心に余裕が無いとできませんが、意識することによって、自分を俯瞰できる機会にもなるでしょう。

社員に頼み事をするときに、このことを意識して声掛けをするようにしてからというものの、びっくりするぐらいスムーズに動いてくれるようになりました。
みんな「自分が今何に苦労しているのか」、それをわかってくれる上司を欲しているように思います。
部下と上司の関係だけでなく、親子や友人関係でもそれがお互いにできたらいい関係になれそうですよね。

頼み事だけでなく、自分を俯瞰するタイミングが欲しい方には、是非おすすめの考え方なので、試してみてください!


ありがとうございます!!これからも精進して参ります(^^)/