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積み重ねの層

一般的に、物事を積み重ねていくことは良いことであると言われています。
しかし、積み重ねの先には気を付けなければならないことが1つあります。
それは「慣れ」です。わかりやすい例が、何故浮気が発覚するのか?の問いに詰まっています。

浮気というのは誰かに隠したい行為。そのために、浮気を始めた2人は慎重な行動で周囲を気にしたり、連絡方法を考えたりと試行錯誤します。
それが1か月も続くと。。。そうです。1か月以上バレていないということは、
「もう大丈夫」という気持ちと「少し面倒」という2つの気持ちが「バレてはいけない」という気持ちを上回るのです。
だいたい探偵が動くのが、浮気が発覚して少し経った後になりますので、そのタイミングでは周囲を気にしないフェーズに入っていることになります。
始めは警戒しながら行っていた浮気も、積み重ねていくことによって「浮気をする」という行為に慣れてしまい、「もう大丈夫」という思考停止と周囲を気にするのが「少し面倒」という思考停止が、行動を大胆にさせ、失敗していくのです。

これは少々悪い方向の例でしたが、仕事でも同じことが当てはまります。
お客様対応でも、初めは慎重に、お客様のために思考し動くことでしょう。
しかし、仕事を積み重ねて慣れていくと、身体が勝手に動く分、「もう大丈夫」という感情が芽生え、改善することを「少し面倒」と感じてしまいます。
それこそが、積み重ねの層が薄くなっていく原因です。
もうこの自分以上になることはできない。それがキャリアのストップであり、転職を考えるきっかけになったりもすることでしょう。
積み重ねの層を厚くするには、改善を続けること以外にはありえない。ある一定のラインまで学ぶと、それ以上は自分の独自ルートで改善していくしかありません。
「この仕事はもうこなせる」から一歩踏み出すことができれば、積み重ねの層を厚くできます。

僕自身も、執筆はずっと積み重ねていますが、毎月改善を考える時間を設けています。
メルマガやブログも、微妙にアプローチを変えていっています。
探偵の仕事は、浮気調査の先にある問題解決や、探偵の職域を広げる行為をメインで行っています。
まだ成功とは言えませんが、着実に「自分しかやっていないこと」が増えてきています。
積み重ねるだけではなく、その層を厚くすることを意識することは、必ず自分のためになると思います!


ありがとうございます!!これからも精進して参ります(^^)/