「占い師のちから」

探偵を長くやっていると、クライアントが占い師の方にお世話になっているケースも多々あります。

占い師に
「旦那が浮気していると言われた！」
「土日が怪しい」
「相手の女の家に頻繁に出入りしている！」
など色々と予言され、探偵への依頼に踏み切る方もいます。

個人的には、まずはそういった先入観を無しにして話を聞き、
クライアントがどうしたいのか？
をヒアリングしていきます。

だいたい1時間ほどお話を聞くと、問題点が明確になってくるので、やるべきことがわかってきます。
そうするとだいたいは満足されて帰られます。

しかし、たまに

「後藤さんの話、すごく納得できました！今は調査はしないほうがいいんですね！ありがとうございます！」
「では、本当に調査をしないほうがいいかどうかを占い師の方に聞いてきますね！！」

と帰っていく方が。。。(笑)　
よほど占い師の方に信頼を置いているのでしょう。
ある種少し危険な関係になってないか？と考えてしまいます。

また別の方は、

「旦那の浮気を調査してほしいのですが、今探偵事務所を回っている途中です。」
「ですので即決はできませんが、5社回ったら、一度占い師の方にどの探偵事務所がいいかを占ってもらいますので、ここになったらまた来ます！」

とおっしゃっていました。
こちらは構いませんが、もう少し自分の感覚を信じてもいいのにとも思います。

それだけ、占い師という職業は人に多大な影響力を与えることができる職業です。
毛色は違いますが、占い師さんのクライアントと信頼関係を築くスキルは真似したいものです。

そして、ある経営者仲間からの相談。

「実は俺、先月から占いにハマってて、占い師のところに通ってたんだよね。その占い師がめちゃめちゃ美人で、占ってもらうごとにその人のこと良いなと思い始めちゃって。」
「この前占いの時にホテルに誘ったんだけど、めちゃくちゃ怒られたんだよね」
「その占い師の家とか調べれないかな？」

ダメです！(笑)
それもうストーカーだし。。。
っていうか占い師の時間にホテル誘っていけるわけないじゃん！(笑)

占い師は大変ですね。。。