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探偵の失敗要素

探偵は他の職業と比べて、失敗か成功か?が問われやすい職業だと思います。
そして、「失敗」の要素がかなり強いのも特徴です。
さらに、失敗の原因は外的要素が多い。
対象者が最初から持つ警戒心、交通状況、張り込みの近隣環境、警察、家庭の状況などなど。。。
失敗すればお客様に伝わりやすいのも特徴です。
毎回の調査で、見失わないか?警察のお世話にならないか?バレないか?調査員が事故に合わないか?などたくさんの心配事があります(笑)

お客様は、人生をかけて依頼に踏み切りますので、失敗は許されません。
口コミでも「ここの探偵事務所で浮気の証拠が撮れました!」というプラスのことは絶対に無いですが、「詐欺でした」などマイナスのことは広まります。
そのプレッシャーの中、調査に出向かなければなりません。

では、我々はこういった失敗の要素をどのように回避しているのでしょうか?
個人的に思うのは、
調査現場に関しては「成功イメージ」
お客様とのやり取りに関しては「信頼関係の構築」
の2点です。
事前準備などは当たり前すぎるので省きます。

「成功イメージ」
これは本当に大切で、
例えば、対象者はこういう性格でこういう行動を取りそう、であればここの道はあまり距離を詰めない方がいい。そして、逆の行動を取った場合はこうカバーする。
など、常に対象者の次の動きのパターンを予想し、イメージをいくつも持っておくのです。
そこには、失敗の原因も含まれます。もし警察がこのタイミングで巡回してきたら~、警戒心があった場合はここに気を付けよう~
という具合です。
このイメージのパターンが頭の中にあればあるほど、失敗は回避できます。
調査が上手いと言われる調査員は、これを物凄い速さで考えています。

「信頼関係の構築」
信頼関係が無くても調査自体はできますし、上手くいけば証拠も撮れます。
しかし、信頼関係が構築できれば、お互いの情報のやりとりの密度が濃くなり、より依頼者さんが求めるものに近づくよう、調査スケジュールや調査方法をカスタマイズしていけるのです。
そのカスタマイズの中に、失敗の原因を避ける方法を含んでいきます。
探偵と依頼者、良いキャッチボールができていればいるほど調査は上手くいきやすく、結果的に料金も安く終われます。
探偵側は「安くてお客様が満足してくれる調査」を目指しています(結果的にそうなると仕事も来やすくなる)から、お互いにとっていいのです。
失敗がわかりやすい分、失敗を回避しながら良いモノを提供していきたいですよね!


ありがとうございます!!これからも精進して参ります(^^)/