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「依頼者の正体は。。。」

僕のところに来る依頼の中には、「お付き合いしている彼女の住所を知りたい」というものがあります。
一見、まぁそんなこともあるかな?と思われるかもしれませんが
ちょっと時間を置いて考えると、こう思うはずです。

「彼女に聞けよ!」

思いましたよね?笑

当然、僕も
「彼女さんは教えてくれないのですか?」
と聞きます。
すると、
「家は教えてくれないんです。彼女は家に来られるのが苦手と言ってますので。」
こういった感じの答えが返ってきます。
質問を続けていくと。。。

後藤「彼女とはいつからお付き合いされているのですか?」
相談者「半年前です。」
後藤「どこで出会われたのですか?」
相談者「最初はマッチングアプリでした。そして、デートを重ねて付き合うことになりました」
後藤「なるほど、彼女さんはおいくつですか?」
相談者(40代)「21歳です。」
若いっ!雲行きが怪しい。。。
後藤「ちなみに、彼女さんのお仕事は。。。」
相談者「○○です」
後藤「そこっていわゆるキャバクラですよね?」
後藤「デートはどこで?」
相談者「彼女のお店です。彼女の元カレがひどいやつで、借金を肩代わりしているそうで、毎日頑張っているんです。僕は毎日彼女と連絡を取り合い、支えています」
相談者「元カレが本当に許せない!襲ってくる可能性もあるでしょうし、僕が彼女のそばに~~~」
後藤「ちょっとまってください!」

だいたいこんな感じの会話が続くのです。
察しの良い方は、相談者さんがキャバ嬢に貢いでいるただのお客さんで、恋愛感情が高ぶって住所を知りたいという欲望が出てきてしまったというのは、わりと初めにわかったことでしょう。。。

こういう時は、相談者さんの立ち位置やキャバクラというお店のシステムを説明します。
そういった話をして理解してくれる相談者さんもいれば、怒ってしまう方もいます。
それはもうしょうがないですが、僕たち探偵ができることは、彼のような方を
「ストーカー化」させないことです。
こういった方に探偵が手を貸してしまえば、非常に危険ですよね。
対話をし、なんとかストーカーにならないような方向にもっていくことも、探偵の使命だと思います。

しかし、キャバクラは疑似恋愛を楽しむということを理解せず、本気の恋愛になってしまうのは、もう止めようがありません。
結構今回のお話の相談者さんのような方はいますので、働く方には気を付けてほしいものです。。。


ありがとうございます!!これからも精進して参ります(^^)/