コンサルがスコープ外のこと

　コンサルに転職して1年半近くになりました。
　最近少し思う、コンサルにはこれができないのかと思ったことを書いてみます。

　コンサルにできないのは判断です。
　判断できないのは無能だからということではなく、コンサルはどこまでいっても外部の人間だからです。
　色々なエビデンス、ロジックを積み重ねて最終的な結論、また判断するうえでの判断材料をそろえることはできますが、判断をするのはその会社である必要があります。
　だから場合によってはコンサルで導き出した答えとは違った答えを選択する場合もあるわけです。

　コンサルはあくまで意思決定・判断のお手伝い、また意思決定・判断されたことを実現していく部分のお手伝いがスコープなのです。
　個人的にはものごとを決めることがそんなに得意でないので、いいように思う反面決定に対する責任はないので、何としてもやりとげるみたいな執念みたいなものを生まれづらいのかなと思ったりもしました。

　まあ、全方向完璧な仕事などこの世に存在しないので、今の環境で実現できるところは全部実現する方向で頑張りたいと思います。