LTVとは
今回は結構最近興味のある、LTVについて書いてみようと思います。
まずLTVとは何か。Life Time Value(顧客生涯価値)のことです。
めちゃくちゃ簡単な言い方をするとその企業の製品やサービスに対して、顧客がどれだけ生涯でお金を使ってくれるのかという指標です。
なんでこの指標が近年重視されるようになったのか、分析している記事はありますが、私なりにも考えてみました。
①新規顧客の獲得が困難になっている
新規顧客の獲得は既存顧客の維持に比べて5倍のコストがかかるとマーケティングの世界では言われています。
その上人口減少フェーズに入ったこの国ではどんどん新規になりうる人の数が減っていくのです。
②(①の延長線で)売上=人数×一人当たりの売上とするときの売上維持の方法
うまくタイトルがつけられなかったのですが、売上は足し算でもありますが、掛け算でもあります。
掛け算の部分を考えるときに、人数が増えないならば、1人あたりの売上を上げれば掛け算の答えは大きくなる可能性があります。
③サービスの値段が購入時の判断基準にならなくなっている
プロセスエコノミーの話にも通じる話だと思いますが、商品を購入する理由が値段だけではなく、その商品を売る会社への好みが大きな影響を与えるようになってきました。
もちろんライフステージによる移り変わりはあっても、一度顧客の価値観と合致すれば生涯お金をかけてくれる可能性が上がってきているのです。
④(多くの分析記事で書いてありました)サブスク型ビジネスの増加
以前は買い切り型、一度購入したらそれ以上課金せずにずっと使えるというサービスが主流でした。
しかし最近はサブスクビジネス、月額、年額等定期的に課金をし継続的にお金を払ってもらうビジネスモデルが多くなってきました。
企業側としては長期的に課金し続けてもらうことを求めるため、いくら使ってくれるかという長期的な観点で分析が必要になってきたのです。
このLTVをあげる事業戦略を多分国内で一番立てているのが、ベネッセです。「ゆりかごから墓場まで」をほぼフルカバーしています。
赤ちゃんから高校生までの教育においては進研ゼミを中心としたコンテンツ、ビジネスマンにはUdemy、年をとれば老人ホームなどの介護サービス、かなり手広い印象を受けますが、LTVを指標とすれば完璧ですね👏
参考
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