B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 STARS(9/2㈯日産スタジアム)参加備忘録

前置き

B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 STARSに参加してきました。数々の感動により予想通り涙でボロボロになりながら2時間強を全力で楽しんだ。
あんなに感動したのに悲しいかな数年後にはどうしても薄れゆくもので、今回はnoteにここまでの流れや当日の感想・記録を書き記し、備忘録としたいと思う。

もちろんネタバレなのでお気をつけて。これを投稿した日はまだツアー中です。まだ参加してない人は読まないほうがいいです。

前置きが少し長いので、LIVE-GYMの話だけ読みたい方は次の大見出しまで飛ばしてください。
それでは、"生一丁、よろこんで!"

簡単に自分史を話すと、B'zは幼稚園生の頃から好きだった。親が掃除のときにスピーカーで流す「Treasure」「Pleasure」がとにかく好きだったのをしっかり覚えている。
幼いながらも「もう一度キスしたかった」の切ないピアノイントロがたまらなく好きだった。今でも変わらない。ちなみにこれはとある伏線である。
B'zが好きで音楽が好きになったし、B'zが好きでドラムやギターを触ったし、B'zがルーツにしている音楽で幅が広がったし、そういったきっかけをもらって音楽が確かな趣味になり、出会った人たちと今の人生がある。僕はB'zに生かされている。

B'zツアーは大学2年の時に参加した2010年(ANM)に感動してからほぼ毎回参加した。
2018年のHINOTORIでは日産スタジアム2回、味の素スタジアム1回を堪能し、ぶっちゃけるとそこで一度満足してしまった。火の鳥になることがなく、僕は燃え尽きてしまった。それくらい良すぎるツアーだった。
ブラマヨ小杉や木村拓哉のサプライズにも立ち会えたし、3回の参加はとてつもない経験になった。ただただ満足した。
翌年の-Whole Lotta NEW LOVE-はアルバムツアーに参加する気力がなく、映画館でライブを見た。
そこでコロナ禍が訪れる。

最後にB'zを見たのは自宅のプロジェクターだった。5 ERASである。
全公演見たし、Blu-rayBOXも購入した。
この公演は5回とも本当に素晴らしかった。
選曲もさることながら、長い間ファンを続けている人への演出も神がかっていた。
その時代を象徴する楽曲があるのもB'zの1つの特徴で、LIVEではなかなか聴けない曲たちにただただ自宅で興奮した。
ONEを聴けただけで生きてて良かったとさえ思えた。
"また会いましょう いつかどこかで"
コロナ禍において、ここまで刺さる言葉はなかった。
絶対に会いに行きたいと、その後に発表されたLIVEはいつもより魅力的に思えた。

ただし、LIVE自体できなくなった世間の空気を打破しようとB'zは動いたが、僕はチケットがとれなかった。UNITEは未だに悔しさが残る。
激しいロックナンバーが好きなのでFRIENDSも参加する気にならなかった。
コロナ禍はB'z熱だけなかなか上げてくれなかった。

しかし2022年にPleasureツアーが発表され、これはなんとしても参加せねばと考えた。コロナ禍からの脱出はこのツアーに参加することで僕も一区切りできると感じた。
チケット争奪戦敗北の悔しさからバーミリオンカードを契約し、一回でも抽選の機会を増やす作戦である。

結果はバーミリオンカード先行でSS席をゲット。premiumは競争率にびびって手を出せなかった。3万なんかB'zにゃ脳死で出せるが当たるかは別な話。ど真ん中は惜しいものの、しかしこれは一歩手を引いたからこそSSを手に入れることができたのだろうと考えることにした。
後で調べたけど(本当かどうか知らんけど)バーミリオン先行は余裕なのかと思ったらとんでもない競争率だったことを知った。3%くらいらしい。よく当選したなぁ。

チケットが当選した後、前から予定していた家が建ち、子供が双子で生まれた。
人生そのもののステップが一気に進む中で、特に何も変わらない自分に少し憂いていた。
なんでもかんでも中途半端に済ませる自分の嫌いな部分が浮き彫りになり、非情にもどんどん時が進んでいくことに不安と焦りを感じる。
このまま自分のやりたいこと、やらなきゃいけないことは全部中途半端なまましっかり老いていくのかと思うと、どうにも気の張れない毎日が多い。
当日も生まれたばかりの子供たちを妻に託してLIVEに向かうのも申し訳なさがあり、気の乗らない部分も少なからずあった。この日くらいはB'zに集中しようと当日を迎え現地についても、それはあまり変わらなかった。補足するけど特段家族には何の不満もない。こんな、今でも子供じみていて傍若無人な僕に理解があって本当に助かってるくらい。この日は本当にお疲れ様だったね。

B'z LIVE-GYM 2023 STARS 9/2㈯日産スタジアム

迎えた当日。
日産スタジアムには何度も足を運んでいるので5年ぶりでも道中は問題なかった。物販も欲しいがそんなに朝早く出るのも嫌だったため14時すぎに到着。すでに相当な人数だった。
ギラギラと容赦なく照らしてくる太陽に体力を奪われつつ物販へ。
西ゲート付近から散策し、ガチャガチャ、フードエリアを素通りし、ツアートラックの撮影。
物販は公式Twitterに60分待ちとあったが西エリアはそうでもなく5分で購入できた。
・ショッピングバッグ
・ツアーパンフレット
・でかタオル
・コップ
・チャリティーバッジ
以上購入物。
気になって初めてツアーパンフ買ってみたけどでかすぎだろ!
中身もステージのなんちゃらが書いてあったりするのかなとか機材かなとか期待したけど100%写真集で別に後悔はしてないけどもう買わないかな…。
鞄に無理やり詰めて移動。Tシャツ事前に買っといてよかった。

知り合いの方との合流まで1時間ほどあったので周辺散策。
東ゲートに移動するとCD売り場が目に入ったので10何年目にして初めて見に行った。
なんとまぁ懐かしいものがずらり。8cmCDまで全部そろってる!すごい。
目を引いたのはソロアルバムたちだった。
長年Rock'n Roll Standard Clubのアルバムを探してたので見るとなんとそこだけ売り切れ。好きな人いるんだなぁ。嬉しかったけど悲しかった。
3000円以上購入でポスター、5000円以上で直筆サインの抽選参加とあったのでBlu-rayでも購入しようかと迷っているところに知り合いの方と合流。
結局迷ってHighwayXのBlu-rayを購入し、無事(?)ポスターゲット。

その後はビールを求めて3千里。
長すぎる行列を見てビールは諦めた。
フードエリアは今年が初の試みのはず。これはいいアイデアだと思った。
しかし高すぎる。コンビニで500円くらいであろう小さい器が1200円とは…。これもお気持ち価格だと割り切ってガパオライスを食べた。めっちゃ美味かった。
そして僕たちは会場入り。
そういや中に売店あるじゃん!と思ったら全然並ばずにビールゲット。
焼きそば500円で買えるやんけクソ!と思いつつもビール飲みながら今日の楽しみを雑談し、それぞれの席へ。

SS席A6 6列目の3。
肉眼でばっちりなんでも見える席でした。
僕はダイナソーの時に東京ドームど真ん中2列目とかいう夢の席をゲットしたこともあるのでここではそこまで驚かない。ちなみに見上げ過ぎて1週間くらい首痛かったです。前だからいいってこともない。
HINOTORIの時はファンクラブ当選でスタンド席の一番後ろとかあったから落ち込んでたけど、このための布石だったと考えよう。
わがまま言えば松本さん側が良かったけど…。でもいい席でした。ずっと楽しかった。周りもいい人たちだったな。

以下当日のセットリスト。

1.LOVE PHANTOM
2.FIREBALL
3.RUN
4.夜にふられても
5.恋心 (KOI-GOKORO)
6.イチブトゼンブ
7.NATIVE DANCE
8.もう一度キスしたかった
9.Calling
10.太陽のKomachi Angel
11.LADY NAVIGATION
12.BIG
13.JAP THE RIPPER
14.YES YES YES
15.愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない
16.ultra soul 〜 BAD COMMUNICATION 〜 ultra soul
17.IT'S SHOWTIME!!
18.君の中で踊りたい 2023
19.兵、走る
アンコール
20.STARS
21.Pleasure 2023 ~人生の快楽~

神セトリ。大満足です。
それぞれ印象に残っている話を続けます。

開始アナウンスが流れると正面LED画面真ん中に「B'z 35th」の文字が。
なんてことない表示だと思ったらなんとこれが35からカウントダウンを始める。客席大興奮。
これだよ、こういうところが大好きで何度も通ってるんだ。
いつでも最初から最後まで楽しませてくれる。
10から1までみんなで大声上げてカウントダウン。
あぁ、大嫌いなコロナ禍は終わったんだなって思った。嬉しかった。

毎回LIVE前の映像は楽しみの1つ。
今回はまさにPleasureを象徴するような映像作品になっていて、何度も繰り返し見たいと思った。
歴代のシングルカットを中心にネオンサインに見立てたり、バイクが横切ってLIVEの演出を振り返ったり、今までの歴史をまとめたいい演出だった。
すでに映像化が楽しみだ。

1.LOVE PHANTOM
最初のストリングスは飛ばしてシンセパートからスタート。
まさかの1曲目で最高だった。
ライブ版大好きなんですよ。
ラスサビ前の"ほしい気持ちが~"から
"万能の君の幻を 僕の中に作ってた"のところのアレンジ。神です。
スタジアム公演だから音量のバランス悪いんだろうなーって思ってたけどそんなことはなく。
でも松本さん側じゃないからかYTさんのギターの音量でかすぎてちょっと嫌だったなぁ。もちろんYTさんのギターも最高だったんだけど。聞きたいのはそっちよねっていう。これは終始感じてた。松本さんの音量上げてくれー。

2.FIREBALL
あのギターは!!!
この席は少し見にくいけど松本さんがスクリーンに映る前に、曲前に交換したギターを見ることができる。暗転中にそれぞれが何をしているのか、LEDスクリーンに映ってないメンバーを見ることができるのが前方の席一番のメリットだと思う。
ここで書くのもあれだけど、松本さんは暗転中アンプの裏で休憩してるみたい。公式Twitterにあったドリンクホルダーはアンプの裏だったしね。
話を戻し、あの黒に炎が書かれたギターってあの曲しかないでしょう。
ステージでバンバン上がる炎。
暑いのに熱いのが顔にかかる。なのに気持ちいい。
この曲ギターも好きなんだけど稲葉さんのシャウトがもうかっこいいのよね。
最後の松本さんソロまで余すことなく好き。

3.RUN
B'zのLIVE-GYMにようこそ!からのこれ。
いつもなら泣くんだけど来るの早すぎて泣けなかった。
やっぱりエモMCからの松本さんエモフレーズからのRUNが好きです。
それでもすごく良かった。明るいうちに聞くRUNはなかなかないだろう。
もうね、全部好き。曲も歌詞も。
自分もバンドやって有名になってたらこんな曲作ってたと思う。そんな人生もうないだろうけど。

4.夜にふられても
君の中で踊りたいでも後述するけど、昔の曲も最新アレンジで古臭さが消える中で、この曲はアレンジでも古臭い感じ丸出しですごく良かった。
89~93年くらいに戻ったような感じ。たまらなかった。
なんだろう、あの電子音っぽい感じは。シンセで味出してるのかな?よくわからない。けどいい。

5.恋心 (KOI-GOKORO)
ダンスを忘れるくだりをネタにするあたりさすがです。
B'zのコント臭いところはLIVE-GYMの楽しみの1つ。
実はこれ踊るの苦手なので軽くやる感じで終わりました。
"なにかな?"で止まるの大好きなのでやってくれて嬉しかった!
青山さん、ここでバンドのネタ枠になってるのがわかってほっこり。いいキャラだなぁ。いつかJAM projectのライブで見たいです。
逆に"松本に相談しようか"のくだりは特になくちょっと寂しかった。

6.イチブトゼンブ
バラード1番→バンドで2番。
もう定番なんだね。個人的には聞いてもそこまでな曲。

7.NATIVE DANCE
清さんのベースソロからスタート。
こういうバンドメンバーがフレーズ弾くときは何の曲がくるか当てるのをやってるんだけどズバリだった!
スラップかっこいいなぁ。音がエグすぎて身体が震えるのたまらんかった。ベースはそうであれ。

8.もう一度キスしたかった
前述の幼稚園の頃から好きな曲。
初めての彼女に振られたときは感情に浸りたくて聞いて自転車こぎながら泣いた曲。
コピバンでも演奏したし、ギターも猛練習した思い出の曲。
さすがに泣いちゃった。本当にいいピアノ。ケンさん好き。
バッキング含めてギターが大好きなんだよね。
松本さんのシンプルなフレーズは聴いてて本当に気持ちがいい。

9.Calling
稲葉さんが急に旗を立てるようにマイクをステージにどかっと置いた。
そして口を手でメガホンのようにして、叫んだ。
なんだこの演出は。神がかってる。そして、肉声が日産スタジアムに響いた。マイク無し。後ろの席にも聞こえていた。バケモンか?
実は最初の「聞こえてますかー?」でもしやCallingでは?と少し感づいた。
結果は当たり。アカペラで「wow wow wow wow 」からのドラムカウントであのイントロへ。
爆泣きした。何度も顔をうずめてしまってはもったいないと前を向いた。様子がおかしかったのか隣の方に「大丈夫ですか?」と声をかけられた。自分でも笑っちゃった。
コロナ禍でアップロードされたB’z Live from AVACO STUDIO “Calling”を何度も何度も繰り返し見た。
声を出すことができない世を経験し、「この声が聞こえますか?」の問いに答えることができなかった。それが「聞こえている」と声を出せる世界に人類は帰った。
この曲はC'monツアーのあたりでアウトロにかなりアレンジが加わった。
AVACO STUDIO版では「wow~」の部分で一度音を止めていた。心から好きな部分で、このアレンジの意味が分かったのはこのLIVEだった。
この部分で稲葉さんはこちらにマイクを向けた。ここはオーディエンスに向けたアレンジだった。
このオーディエンスの声に答えるかのようにギター2本のフルチョーキングが響く。たまらん。たまらんです。言ってることがわからなければYOUTUBEにGO。
LIVE版のCallingは最高だってことです。

10.太陽のKomachi Angel
すかさず「Komachi Angeeeeeeel!!」
この曲はギターのリフがたまらん好きです。難しいから弾けないけど。
遠慮なく声出せるのもいいね。あんまり生で聴いたことなかったので嬉しかった。ニュース番組でネタバレされた曲でもある。

11.LADY NAVIGATION
松本さんが前に出てきてフレーズを弾いて曲がスタート。
これも好きなリフの1つ。弾いててめちゃ楽しい。
ギターソロでのYTさんとのユニゾンもめっちゃ綺麗でうっとりしながら聴いてました。

12.BIG
懐かしい曲たちのMVが数曲流れる。休憩かな?やっと座らせてくれて安心した。
全部アコギの曲だったので、ここで弾き語りでもやるのかな?と思った。正解した。
個人的にはC'monのCMでアルプスみたいなところで二人で弾き語りする奴が好きです。
暗転すると画面いっぱいにイエガーマイスターが映し出されてクラブにきたのかと勘違いした。よく見る光景だったのでギョッとした。
バーの演出だった。
まさか全部BIGまでの演出とは思わなかった…確かにこの曲バーでマスターが喧嘩始める曲だもんな…。
何歌うんだろうって思ってたけど予想外すぎるフレーズに一瞬頭が混乱した。
「BIGだ!!!!!!!!!!」って叫んじゃった。ごめんなさい。LOOSEで一番好きな曲なんです。っていうか一番好きなアルバムLOOSEなんすよ。だからこそこのLIVEが一番良かったって言ってます。
数週間目、関ジャムでB'z特集があった。
そこでキュウソネコカミのキーボードがBIGを紹介していた。
首がとれるほどうなづいた。まさか同志がいたとは。
めちゃくちゃいい曲だよね。僕はBIGになりたかったけどBIGになるための努力は何もしてない。当然の結果。
でも、"明日の俺は今日よりもBIG"はできるんじゃないかって思った。
さっき余計なレベルで自分のことをつらつらと書きなぐったけど、この曲はそういうでも刺さる。聞き入るように、小さく歌いながら、ちょっとだけ涙を滲ませた。
そういえば、曲の途中で"ちくしょう"って声が入ってるじゃないですか。
あれを稲葉さんが松本さんに手を向けたけど、どうやら忘れてしまったようで、"ははっ、ごめん!w"て声がマイクに入った。これぞLIVEだ!かわいいなあのおじさん!こういう「この日限り」はたまらないよね。だからこそ現地に行きたくなる。
曲が終わった後に松本さんが「ちくしょう!」と声に出してみんな笑ってた。これはまぁまぁファンじゃないとやり取りがわからないと思う。ファンで良かった。

12.5 メンバー紹介
BIG後はspilit looseのようなフレーズでメンバー紹介。LOOSE大好きなんで本当にうれしかった。絶対もう聞けないよこれ。
YTさん→清さん→ケンさん→青山さんだっけかな。間違えてたらごめんなさい。
サポートメンバー今年めっちゃいいね!
特にドラムの青山さんはお父さんがB'zのレコーディング参加していて、その曲を数十年後に息子が叩くとかいうエモ中のエモ。残念ながらお父さんは若くして亡くなってしまったけどこうして息子がサポートメンバーになるっていい話。松本さんのMCでも「お父さんにはお世話になった」って話ありましたね。弟さん(元nano.RIPE Dr.)も心不全かなんかで亡くなっているので背負っているものは大きいと思う。頑張ってほしいな…。

13.JAP THE RIPPER
松本さんのMC→Pleasureツアーの紹介。
松本さんがこんなに喋ってくれるの?ありがてぇ…。
それに稲葉さんのPleasureTシャツ良すぎないか?売ってくださいよ。言い値で買いますよ。
松本さんがMGMに持ち替えて弾き始めたのはJAP THE RIPPER。会場最高潮。これはさすがに予想できなかった。B'zファンのおじおばたちは歓喜だったのではないだろうか。
The 7th Bluesのファンは未だに根強く多い。
B'zの歴史の中でも大きなターニングポイントで、打ち込み系サウンドからバンドサウンドにがっつり移り変わった瞬間だ。
僕はこの中でもLOVE IS DEADが特に大好きで、初参加のANMでやってくれた時は全身が震えた。
JAP THE RIPPERの最強のギターリフは身体中に響き渡った。めちゃくちゃ気持ちよかった。頭がおかしくなりそうで、「歪んだギター最高~~~~!!」しか言えないくらいにはIQも下がってた。
本当に気持ちよかった。ただそれだけ。来れて良かった。

14.YES YES YES
コロナ禍についてのMCからこの曲へ。
会場が一体化することを望んで作られた曲だという。
曲が始まると稲葉さんはステージを降りて、1曲をかけて一周した。
「YES YES YES!」と叫ぶところで観客とセルフィ―。羨ましい!あれめっちゃ近かっただろうな。
僕も一度アリーナの端っこになった。スピーカーが目の前で正直あんまりいい席じゃなくて萎えてたが、「BANZAI」で一周してくれて目の前に二人が来たことがある。「もうすぐであなたに会える」で会場一周するの面白すぎたね。
稲葉さんがステージに戻ると松本さんの肩に寄りかかり何かを伝えて二人とも笑っていた。「疲れた!」か「ギリギリだった!」などと言ったのだろうか。知る由もないが、ほっこりする瞬間だった。

15.愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない
好きなギターリフ以下略。
久しぶりに聞いたけどやっぱりいいなぁ。ギターソロが好きな曲でもあるので、耳をこらして聞きました。
バンドサウンドの愛まま、たまらんですね。またいつか聞きたい。
ケンさん、Aメロ前で情熱大陸弾いてなかった?

16.ultra soul 〜 BAD COMMUNICATION 〜 ultra soul
いやーーーーーーーーーーこれはね、話したい事たくさんあるね。
まずultrasoulなんだけど普段はまぁ聞かない。
2011Ver.だっけ?あれはめっちゃ好き。
世界水泳もあって別に聞こうとしなくても耳に入るしね。
でも、LIVEは別物。HINOTORIの1曲目だったときはめちゃくちゃアガった。
イントロのギターフレーズをちょこちょこアレンジしてるのも好き。
ぶっちゃけLIVEでも少しマンネリしていつものように聞いてたら、ね。やられましたね。さすがですよ。完敗です。二度と生意気言いません。
ギターソロに差し掛かるとまずベースから始まるよね。
このベースソロもたまらんよね。バリーさんかっこよかったなー。
でもなんかフレーズ違うのよ。ただ絶対聞いたことある。
…これバッコミじゃん!!!って気づいたときにはそんな盛り上がってるところじゃないのに「最高!!!!!!!!!!!」ってバカ叫んじゃった。ごめん周りの人。
実は2009年のGLORY DAYSのDVDを見て当時大学生の僕はLIVE-GYM参加を決めたんだけど、その時の一曲目BAD COMMUNICATIONが未だに見るくらい最高にかっこいいんだよね。
その後はツアーでもホールツアーや地方中心のセトリによく入っていてスタジアム公演とかには入ってなくて。10年以上通って聴けなかった曲の1つなのよ。
やっっっっっと聴けたの!あのギターリフ!最高だよ!!めっちゃ泣いちゃった!!!
1つわがままを言うなら、フルでやってほしかった~~~~~~~~~~!!!!!

17.IT'S SHOWTIME!!
間髪入れずにクリーンギターが響き渡る。愛ままから客席のテンションぶちあがり。限界突破を数回繰り返してる。これがB'z。
ここで思い切り花火演出。耳死ぬかと思ったし女の子みたいな声出た。恥ずかしかった。
Mステとかでこれ至近距離なのまじで大丈夫なのかな…。
演出も最高潮だった。花火の「ボンっ!」がでかすぎて曲が聞こえないくらいだった。スタジアム公演最高だな~って瞬間の1つだった。

18.君の中で踊りたい 2023
今回のツアーで予測できるのはRUN、Pleasure、イチブ、ultrasoul、STARSくらいだった。そしてこの曲。やらなきゃ嘘だろう、って開演前に話した。
前述にも話したけど、まるで新曲のような新鮮さだった。でも、しっかりあの頃のB'zは残っていた。
サブスク解禁はされていないため、前日にSTARSたちをiPhoneに入れてそこでちゃんと初めてフルを聴いた。
このアレンジ、神すぎないか?
何度予想を超えてくれば気が済むのだろう。
シングル2作品目。発売は1989年で僕よりも年上(1991生まれ)。
そんな曲が令和に最新アレンジで、しかも音圧マシマシで帰ってくるなんて誰が思えただろう。
全部がたまらない。今でもずっと引きずっている。
このために来たといっても過言ではなかった。
本当に、めちゃくちゃ良かった。またぜひやってほしい。その時まで通います。
後悔が1つ。
この曲、銀テープが飛んだけど悲しいことに宙を舞い僕はとれなかった。
目の前の椅子に1枚あったら隣の青年がひょいと拾った。見たところ2枚持ってたので声を掛けたらその場でくれた。ありがとう、青年。
周りを見たらみんな持っていて、「これ拾えなかったらまじで激萎えしてたな」って考えてたらあんまり曲に集中できなかった。だからまたやってくださいお願いします。

19.兵、走る
ここでこれかーーーー!って感じ。本編最後にふさわしい曲。B'zの最新国民的アンセム。
EPICのツアーで聴いたときに桜吹雪が振る演出がとても印象に残っていた。
"hey hey hey-ho hey hey-ho"なんて、B'zしか歌えないよ。
稲葉さんが上に被さってくるのかっこいいよね。あっち歌いたくなっちゃう。会場のボルテージがMAX過ぎて一体感がとても気持ち良かった。
ここで気が付いたのは、STARSとPleasureが演奏されていないことだ。
アンコール2曲が判明したが、重要なのは順番だ。
ツアータイトルの曲って本編最後のイメージがあるから意外だった。
でもやっぱりあまり聞きなれてないし、これで1曲目Pleasureだったらやだなーなんてアンコール待ち中は考えていた。
こんなことを考えていたのが心の底から恥ずかしくなることに、この時はまだ気づいていなかった。

20.STARS
アンコール待ちでは休憩やウェーブをみんなで楽しんでいた。
毎年と違ったように思えたのは拍手がほぼなかったことだろうか。
アンコールと言えば拍手では?と思いながら水飲んでた。疲れすぎてそんな余裕は僕にはなかった。
やっぱりここ3年くらいでファン層が少し変わった気がする。それはSNSにも顕著に出ているが、それは後述したいと思う。
暗転すると、稲葉さんがこのツアーへの思いを語ってくれた。
僕たちファンは稲葉さんにとって星のように輝いていて、"STARS"が生まれた。そしてB'zにとってヒーローだそうだ。そんな、照れくさい。何言ってんだヒーローはあんたたちだ。どこまで自己肯定感くれれば気が済むんだ。
言われてみればSTARSの歌詞はファンそのものだった。全然気づかなかった…こういうのは昔から鈍い。
そして、B'zと言えばこの謙虚な姿勢こそ、70万人が参加するツアーを開催できることの理由の1つだと思う。
謙虚に感謝し、そして自己肯定感まで上げてくれる。
頼むよ少しくらい偉そうにしてくれ。凄いんだから。
でもMCは全て敬語。そんな腰の低さに惹かれるファンも多いと思う。
STARSが演奏されると、客席を大きく映してくれた。稲葉さんとセルフィ―ができた。見つけられなかったけど、きっと僕もいたんだろう。やったね。
2番Aメロ前で一旦演奏が止み、ケンさんがスマホのライトをつける。
ここでみんなが気付く。よく見るやつだ!
後ろを振り返ると星空のようだった。その割に星が多すぎる気がするけど。
綺麗な光景で普通に感動した。僕もやったけど充電があまりなかったのですぐやめてしまった。見るのに夢中だった。
未だにサビのフレーズが頭から離れない。それくらい印象に残る曲だった。

21.Pleasure 2023 ~人生の快楽~
待ってました。あっぱれ。
間髪入れずに2曲目だったので心の準備が…。
ハイハットカウント4つからのジャーーーーン!テーレーレーレー!あー、もうたまらん。至福の時。LIVEで聴くのは3度目だけど、いつでも最高。
あの銀色のベストアルバムで聴いたときに一番衝撃を受けた曲。
B'zのイントロでサビを聴かされる感じめっちゃ好きなんだよね。イントロでギターが鳴り、それはサビでもう一回聴けて、間奏でソロがあって大サビがきてアウトロでもう一回ギターソロがきて…。もうこれでいいのよ。シンプルに一番最高。
2番Aメロの歌詞変更はこれっぽい。めっちゃ耳こらして、他のネットの情報と照らし合わせてみた。

"何年ぶりだろ アイツとまた会えた
そして懐かしい笑顔を見せた
何が起きても自分次第
人はいつからだって新しくなれる"

再会できて良かったね。
前から思ってたけどこの"あいつ"って稲葉さん説ない?
というよりも、前述した自分の状況に
"何が起きても自分次第 人はいつからだって新しくなれる"
ここがぶっ刺さりすぎてボロボロ泣き始めちゃった。
なんかSTARSに感動しすぎてPleasureで泣けないなーと思ってたんだけどダメだった。やっぱPleasureよ。
"止まれないこの世界で 胸を張って生きるしかない"
ここでまた涙があふれた。何をくだらないことで落ち込んでんだろうと。
明日からまた頑張ろうって気になれた。とても単純だけど、きっかけが欲しかったのかもしれない。
この曲に出会って約28年くらいだろうか。
この曲に限らずだけど、特に大人になるにつれて歌詞が響くことが増えてきた。自分も父親になったくらい時が進んで、たくさんの壁に直面してはあまり乗り越えようとせずに生きてきたツケが最近多くて、それで前述のようにヘラってたんだと思う。
もう生きるしかないんだ。そう気付いた瞬間にタオルはビッショビショになっていた。
ここまで読んでくれたら気付くかもしれないが、僕はB'zのバンドとしてのアプローチが大好きだ。LIVE版のアレンジもさながら、サウンド重視で聴くことが今まで多かった。
ただ今年は妙に歌詞が響く。共感できることが増えたからだろうか。
また1から聴けると思うとワクワクするね。

ここでLIVEは終了。ギターを降ろす松本さんを見ると毎度少しだけ寂しくなる。終わってしまうのかと。
例のLIVE-GYMのテーマが流れて笑顔で手を振ってくれるメンバー。
ステージの端から端まで歩き深々とお辞儀してくれる二人。
真ん中で交差するときに拳を合わせる瞬間は、まだまだ何度でも見たいと思った。
"また会いましょう!バイバイ!"、一番好きなバイバイです。

余韻が凄まじかった。
終わってからは放心状態。座ったままなにもできなかった。
規制退場もあって助かったけど、SS席はすぐに呼ばれた。
おかげでギリギリの電車ではなく、一本早いので帰れた。
思い返しながら小机駅→品川→気づいたら水戸だった。
車内でセトリを見ながらプレイリストを作った。
STARSのサブスク解禁、お持ちしています。

本当にいいLIVEだった。
夜も眠る寸前までTwitterで検索しては思いを共有した。
その中でも目立ったのは今を時めく「マナー違反」だった。
・規制退場を無視して出るのはマナー違反
・アンコール時にすでにスマホライトを照らす人がいた
・LIVE中に大声で歌うな
まぁ大体この辺だろうか。スマホライトのフライングはさすがにどうかとは思う。味の素スタジアム参加者がマウントでも取りたいのか?これに関しては消えてくれ。

ただ、規制退場に関しては地方参加者として一言申したい。
こっちは様々な環境を抱えながら横浜まで夜遅くなってもいるのだ。
もし帰れなかった場合のリスクは大きい。
正直トイレも漏れそうだったし、事情を抱えて早く出なければいけない人は少なくないと思う。ここまで規制退場に反対してる人は大体都内近郊だろう。もちろん、運営からのアナウンスを無視しているわけだから嫌われるのは仕方ないと思うけどよく見るのが、
「二人がお辞儀したり喋っているのに背中を向けて帰るのは本人たちが悲しむのでないか」だの「稲葉さんが苦笑いしていた」という意見。
それは言い過ぎでは…?そこまでいくとファンより狂信者に近い。
こんなこと言っちゃあれだとは思うけど細かく客席が見えるわけない。ステージの照明があるときの客席って逆光が眩しすぎてまぁ見えないよ。バンドマンくらいしか知らんだろうけど。
何が言いたいかというと、厄介な代弁者が増えている印象。
ここまでいくと気持ち悪い。
さっきも言ったように参加者にも様々な事情があるのでどうか大目に見てほしい。
別に言ってることは正しいんだよ。何も理由なく規制退場を無視するのはやめた方がいいと思う。ただ、そんなもん見ただけじゃ判断できないしなぁ。
正義感で物申してるかもしれないけど、余計なこと付け加えるほど"情けないヤジばかり飛ばすだけの暇人"になってることに気づいた方がいい。

大声で歌うのはごめん、僕かもしれない。そんなに声出してる気はしないけど、わからない。

7万人が納得できる状況なんて存在しないので、そんなほかの客に気使ってないで、せっかくなんだからB'zと自分だけの世界で楽しめばいいのにと思う。僕は全然他人を領域に入れる気にならない。最高のLIVEだった。

今年は特に気持ちが入ってしまったため、初めてこんな長々と感想を書いてみた。こっぱずかしいこともあるが1つの記録として当時の気持ちを残すのもいいかなと。忘れちゃうしね。
もしここまで読んでくれた方がいたらありがとうございました。
いつかLIVE-GYMで会いましょう。

言ってなかった。
"せーの、おつかれ!"


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