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いかなる時も煩悩を忘れない主人公が面白い『除妖師Ⅱ』読書感想

 今回は、如月恭介さんの小説『除妖師Ⅱ』を読んだ感想です。
 前編である『除妖師』の感想文はこちら↓

 前編に引き続き、個性的な登場人物たちのやり取りが面白い小説でした。
 主人公の、危機的な状況下でも煩悩を忘れない所は特に面白かったですね。
 他にも、落ち込んでるときに期待の言葉をかけられるだけですぐ立ち直ったりする単純さも笑えるポイントです。主人公チョロイな笑 と思いつつ、期待されたら嬉しいという気持ちにはすごく共感してしまいました。

 それと主人公の味方側の登場人物が、会得した妖術(作中に登場する、超能力みたいなもの)を、実生活で普通に悪用しちゃってるのはちょっと驚きましたね。
 でも自分がもしそんな能力を使えたとしたら?と想像したら、やはり多少は私利私欲のために使っちゃうのかな、などと考えさせられました。

 以上、『除妖師Ⅱ』を読んだ感想でした。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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