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行動を起こせるかは、最初の10秒が肝心『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』を読んで
今回は大平信孝さんの本『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』を読んで学んだこと、感想を書いていこうと思います。
なお、今回書くのは特に重要だと思った「脳の仕組み」についてと、「すぐ行動を起こすには具体的にどうすればよいか」です。
37のコツをすべて知りたいよ!という方は、ぜひその目で本書を読んでみてください。
人が行動できない原因
人がすぐに行動できないのは、意志の強さや性格が問題なのではありません。人間の脳がそういう仕組みになっているからだそうです。
人間の脳はできるだけ変化を避けて現状維持をしようとします。今までこのやり方で死ななかったんだから、わざわざ変える必要ないじゃん!と変化に対して拒絶反応を起こすわけですね。生命維持のためとはいえ、時には余計なお世話な機能ですね。
人が行動を起こすには
人間の脳が変化を嫌う性質があるとは言いましたが、脳の「側坐核」という場所が刺激されれば、ドーパミンというホルモンが分泌され、行動への意欲が高まるそうです。人間の脳に装備された「やる気スイッチ」というわけですね。
ではこの「やる気スイッチ」を入れるためにはどうすればいいかというと、「何らかの行動を起こすこと」だそうです。
「はぁ?やる気がでないから行動できないんですけど?」と思ったかもしれませんが、脳科学的にはやる気があるから行動できるのではなく、行動するからやる気が出るという順番が正しいそうです。
そして、やる気スイッチを入れるための行動は、ほんの些細な行動でも大丈夫とのこと。
10秒だけ動いてみる
やりたいことはあるのに、どうしても動けないという人におススメされている手法として、10秒でできることから始めるということが書かれていました。
やりたいことの「とっかかりの部分」のハードルを思いっきり下げるということですね。10秒でできる具体的な行動を起こすだけです。
たとえば勉強をしたいのであれば「テキストを開くだけ」、ギターを練習したいのであれば、「ギターを持って構えるだけ」、面倒な仕事であれば「使用するソフトを立ち上げるだけ」こんな感じの、10秒でできて失敗のしようがないことに、まずは着手する。
こんな些細なことでも、やる気スイッチを入れるきっかけになるそうです。
はじめから完璧は目指さない
人が行動できない理由の一つに、「失敗しないようにしたい」「最初からできるだけ完璧にやりたい」といったものがあります。
いわゆる「完璧主義者」が陥ってしまう思考ですが、「ちゃんと準備してから行動を起こしたい」という心理は完璧主義者でなくとも持っているかもしれません。
たしかに準備は大切かもしれませんが、そればかりにエネルギーを使ってしまって、肝心の行動に移せないようでは意味がありません。
本書では「すぐ行動できるようになるためには量→質という順番を意識することが大切」と書かれています。
完璧でなくてもよいのでとりあえず行動量を増やす。行動すれば何らかの結果が返ってくるはずなので、それを見て行動を改善して質を上げる。この順番を守ることが大切なわけですね。
以上、本書を読んで学んだことでした。
まとめますと、
行動する→やる気が出るという順番が正しい
行動の第一歩は、10秒でできるくらいの些細なものでよい
ということですね。行動を起こせるかどうかは、最初の10秒にかかっているとも言えそうです。
ところで本のタイトルには『やる気に頼らず』と書いてありましたが、思いっきり「いかにしてやる気を出すか」みたいに書いちゃいましたね。
行動の結果としてやる気がついてくるのであって、最初からやる気に頼ると上手くいかないよということだと解釈していただければと思います。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
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