悲しい顔をたくさんさせて、ずっと泣かせてきた。優しくて強い私へ。

今まで、過去の恋愛だったり頑張って進んできた道を否定したり批判ばかりして、辛辣な言葉でずっと傷付けてたよね。ごめんね。

本当は大切で大好きなはずのあなたの事を、全力で傷付けて、誰より見下してきた張本人は私なのかもしれないって気付いたよ。

ごめん。ただ謝ることしかできない。



この世の中で真っ当に生きる為に、「周りの人に恥ずかしくないように」「人から笑われないように」「客観的にいなくては…」って思いから、あなたの気持ちや心はまるで無視してきたよね。

それが正しい!それが世の中だ!って正論で思いっきり傷付けてた。


今だって、こうしてペンを走らせながらも「こんなことして何になるの?」って。そういう言葉を、今まで何度も何度もあなたに浴びせてきたんだね。

どんな事にも真っ直ぐ興味を持って純粋な気持ちで向かっていく、それはあなたの最大の長所なのに、何度も何度も否定して傷付けて、泣かせて……。本当にごめん。



「こんな相手を好きになるなんて、どうかしてる」「また騙されるよ?」「どうせ恋に恋してる」とか、思い返しても酷い言葉ばかり。

あなたは純粋で暖かくて優しくて、好きになった相手には目一杯愛情を届けたくて、まずは相手を信じようって信頼を差し出す事を恐れない強い愛がベースだった。そういう人だった。

愛する事を恐れない。それが、あなたの恋愛だけじゃなく人間関係の根底だった。とてもフェアで愛に溢れた部分があるんだよね。


騙されたんじゃない。見抜けなかったんじゃない。それでも、だとしても信じたいって思いがそこにはあって、それはただただ愛だよね。いつだってそうだった。

それなのに、この素晴らしい長所をまるで短所に変えるような言葉がけをしてきたのは、紛れもなく私だった。あなたの人を愛し信じる力を使えなくしていたのは私だった。



私たちは二人で一人の人間だから、あなたは誰よりもこの私の考えを優先しようと一生懸命だったんだね。違和感があっても、苦しくても、ちゃんと私の考えを尊重しようとしてくれてた。

それなのに私は、あなたの心じゃなく外側や他人にばかり気を遣って、頑張ってくれるあなたに目を向けず、甘えて無理させてきた。ごめんね。

ごめん。でも大好きなんだよ。大好きなのに、辛い思い、苦しい思いばかりさせてきてしまって、1番守らなきゃいけないはずのあなたを置いてけぼりにして、違う方向ばかり気にして、ひどく傷つけてた。



あなたは本当は弱くなんかなくて、大切な物もちゃんとわかってた。外側を探さなくても、あなたがちゃんと持ってた。

それを、ないと思って必死になって外側ばかり探して求めてたのは私だった。ごめん。



ごめんね。悲しい顔をたくさんさせて、ごめん。ずっと泣かせてごめん。1番信じなきゃいけないあなたを、1番幸せにしたいあなたを大切に出来てなかった。

それでもずっと待っててくれて、本当にありがとう。こんな私の事を見放さないで待っててくれて、ありがとう。どこまでも優しい。その優しさと強さが大好きです。



私を怒ったっていい。私を非難したっていい。それでも、それを選ばないあなたの心の強さが愛おしいです。

自分がどんなに苦しくても、笑って「それてでも、ありがとう」って言おうとしてくれるあなたが、本当に愛おしい。

こんな人を大切にできないなんてね。それでも責めずに抱きしめてくれる人を他には知らないよ。本当にありがとう。



まだ私にはわからないこと、出来ない事も多いけど、あなたの為に最大限の努力をしていきたいです。

もう二度と泣かせたくない、悲しい思いをさせたくない。すぐには難しくても、もっともっとあなたを笑顔にさせてあげられるようにしたいから。幸せそうに微笑むあなたをずっと見ていたいから。



生まれてから今日まで○○年、こんな私といてくれて、ずっと側にいてくれて、一緒に世界を見てくれて、手を離さずに生きてきてくれて、心からありがとう。

ありがとう。本当に、ありがとう。優しく強いあなたが大好きです。

必ず一緒に幸せになろうね。なるんだよ。大丈夫。

私がいるから。今までの私たちがいるから。大丈夫。



何があっても、あなたは私が幸せにします。これが今の1番の夢で、最上の目標です。

あなたにはその価値があるから。それだけの人だから。二人で幸せを受け取っていこうね。



だけど私は、こうしてあなたの価値にまた気付けたこと、謝る機会を得られたこと、優しく微笑むあなたがまだ私の中にいてくれたこと、それだけでも本当に心がホッとしたし、幸せだよ。うん。暖かい。

ありがとう。大好きな私、ありがとう。

私が私でいてくれて、本当にありがとう。


誰よりもあなた(私)が愛しい私より。

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