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アーティスト・ステートメントを異能力のフォーマットに使って厨二設定が作りたい!

何言ってんのか分からないと思うので説明します。

アーティスト・ステートメントって知ってますか?

かっこいいやつです。
簡単に言うと、芸術家が自分や作品をアピールするための文章のこと。
これが書けると作り手の人間的魅力が伝わるらしいんです。
確かに、パトロンが芸術家を選ぶときには、今まで作ってきた作品のことはもちろん、これからどういう作品を作ろうとしているかも大切ですよね。
作家本人が作り方や考え方、世界観なりアイデンティティなりを語ることで、自作への理解を深めてもらう、これ、すごく面白いと思います。
(作品以外でモノを語るのは野暮、という話もあるかもしれませんが、これはもうそれぞれの信条ですからね。俺はどっちも素敵だと思います)

で、そのアーティスト・ステートメントなんですけど。
もうね、めちゃめちゃかっこいい
作品を目に見える形で語っても意味がないから、コンセプトや扱った技法みたいな、抽象的且つ難解な文章が綴られる上、最終的には私にとって美とは何か、世界とは何か、みたいな話になる。究極、至高、到達点。インフレ漫画特有の表現が無限に出てきちゃう。

で、思ったんです。

このパワーワードのバーゲンセール、
そのまま異能力設定に使えるんじゃない?

ってね。

試しにAS(アーティスト・ステートメント)を作ってみよう!

想像力は世界を変える。
思い描いたことは実現する。
人の心が異常成長し、現実を侵食するまでになった23世紀の日本。

想像力は特定のカタチ、モチーフをとって具現化される。
最も強い力に変えられるカタチは千差万別、人によりけり。
原体験。あるいはルーツ。
それを人は『
AS(アーティスト・ステートメント)』と呼んだ。

※この前Twitterで「架空のフライヤーを複数作ってアンケートで競わせる」という謎の企画を催したので、その時作ったキャラクターを数人使います。

※本物のアーティスト・ステートメントとは比較にならないテキトー加減なので、フィーリングで読んでください。強度ってなんだ。

ArtistStatementCollection No.1

『月』

所有者:朝日常夜(あさひ とこや)強度:D++
能力:特定の価値観の“逆説”を生み出す。
解説:カウンター型。光差すところにできる影のように、他者が持つ能力の尖りや偏りを補完する。一見するとネガティブな指向を持ったASのように思われるが、その本質は「敗者を照らし出す優しさ」。人の想像力を鼓舞し、強化する『夢物語の夢物語(クリエイターズ・クリエイターズ)』の一つ。

A.S.C. No.2

『太陽』

所有者:津美濃石切(つみの いしき)
強度:EX
能力:真理を生み出す。
解説:他のあらゆる能力に勝利する。理路整然としていてバランスの良い彼の作風に反し何とも苛烈なASだが、その本質は「絶対的な正しさ」であるため、あらゆる手を使って本物を追求する彼にこそ相応しい。ちなみに、上の『月』との相性についてだが、互角。尖りも偏りも持たないが、表裏一体のASであるため、特攻範囲である“他のあらゆる能力”に『月』は含まれない。

A.S.C. No.3

『オセロ』

所有者:南野一太刀
強度:B+
能力:体系(能力を防ぐ陣地)を構築する。
解説:原体験は、幼い頃のテーブルゲーム。一度攻略したものは二度楽しめない飽き性が、能力全てを抑圧する怪物的なASを生み出した。理解できるものを遮断する概念結界。最強の盾はいつでも、自らを貫く矛を探している。

A.S.C. No.4

『国』

所有者:祐希・ハートフィールド
強度:A
能力:必要性があるものであれば何でも生み出せる。
解説:ルーツは、染み付いた帝王学と、一族の抑圧に対する反発。己が思う正しさを、万人に届けるためのAS。極めて汎用性が高いが、使用条件が状況に依存するため、あまり飛び抜けたことはできない。王は現状を打開する。

etc.(無限に作れるけどキリがないのでこのぐらいにしておきましょう)

……いかがでしょうか?

結論

結局能力を考えたりストーリー展開を妄想したりする方に集中しちゃうからどんな作品が生み出されるかについてはあんまり考えられなかったなとかそもそも具体的にどういう能力バトルが展開されるのかこれだけだと全くイメージが湧かないなとかそもそもこれ別にアーティスト・ステートメントを題材にする必然性全くないなとか色々思うところはありますが総合すると、

楽しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もしよかったら皆さんが考えたAS・皆さん自身のASも教えてくださいね。
あくび侍でした。

常に前よりダサい語りを心がけます。