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近藤の自己紹介。これまでと、これから。

近藤あすみ、35歳。4年前に愛知県からUターンし、上田市真田町にある山里の集落で、農的暮らしを始めました。1歳から10歳までの4人の子どもたちと、主人、四国犬1匹と暮らしています。毎日、洗濯物が山盛りです。デザイン部を立ち上げたものの、これまでデザインとは全く関係のない人生を歩んできました。


わたしのこれまで

長野県上田市で、子ども時代をすごしました。
読書と手芸、音楽が好きでした。幼少期から音楽教室に通い、14歳でエレキギターを手にしてからはバンド活動にいそしむ毎日を送ります。17歳から打ち込みの機械を使って、曲やトラックを作っていました。

(最初に買ったギター。もともとは真っ黒なボディで、ゴテゴテついているのは、雑誌の切り抜きをボンドで貼り付けたものです)

ロックにのぼせていた近藤ですが、周囲にすすめられて、長野市で開催された「第8回スペシャルオリンピックス冬季世界大会」にボランティアとして携わります。参加理由は特になく…スペシャルオリンピックスがなにかもよく知らずに、なんとなく申込書を送りました。

スペシャルオリンピックスとは、発達障害がある方々の国際的なスポーツ組織です。パラリンピックとはまた違う組織で、身体的ハンディはない方がほとんど。ダウン症の方などが出場していました。

エムウェーブやビッグハットなどを会場にして、8日間開催され、私は各国の選手団を誘導する係として働きました。生きてきたなかで最高に楽しい8日間で、ここでの出会いと経験は私に大きな変化をもたらしたように思います。

その後、愛知県の大学へ進学し、発達障害や心理学を勉強しました。大学時代、福祉施設でのバイトが過酷すぎて、福祉の道は早々にあきらめ、卒業後は、ふらふらっと調理の仕事に就きます。袖口から刺青がチラチラ見える、コワモテ料理長を頂点とした、料理人カーストの下層で女ひとり働きました。
立地が駅前だったこともあり、繁忙期ともなると100名以上のコース料理の予約が入り、夜のみの営業で客席は3回転と、目の回る忙しさでした。

料理長は、一斗缶を使って燻製器を自作するようなアイデアマンで、新しい料理をつくることに意欲的でした。若い子を育てる懐の深さもあり、尊敬できる板前さんたちに恵まれて、私も厨房の端っこの方で料理を探究する日々でした。


25歳のときに音楽活動で出会った主人と結婚し、長女を出産。周囲に子どものいる友人が少なく、孤独な育児でした。寝不足とこもり生活で、だんだんと自分がおかしくなっていくのに気づき、もしかして虐待はこの延長線上にあるのかなと思いました。自分だけじゃなくて、他にも苦しんでいる人がいるのかもしれない…。

娘が生後6カ月をすぎたころ、環境を変えようと思い切って周りのママに声をかけて、子育てサークルをつくりました。
無料で参加できる交流会のほか、ママさん講師による親子ヨガやベビーマッサージなど、親子で楽しめる講座を開催し、初めての人でも安心して来られるように、アメブロで活動の様子をレポートしました。地域に子育て支援の場が少なかったこともあり、サークルのメンバーは立ち上げ時の18人から2年で200人くらいになります。


サークルが拡大していくなか、人との出会いもあって、これまでの価値観が大きく変わりました。
他の子育て支援団体を運営していた美輪明宏みたいな人、やたら小顔の養蜂家おじさん、自然農法で野菜をつくっているB'zの稲葉さん似の人…。何がどう変わったかは、うまく言葉にできないのですが、根底のベクトルが"生きている"から、"生かされている"に切り替わったような気がしますナムアミダブツ。

数年後、長野県上田市の真田地域で暮らしていた私の祖父母が相次いで亡くなり、祖父が守ってきた畑が荒れていきました。山のある風景のなかで子どもに育ってほしいな、との思いもあり、長女の小学校入学を機にUターンしました。今、私たちは祖父母が暮らしていた家に住み、祖父が大切にしていた畑で野菜を育てています。

デザインへの興味とこれから


昔から作ること、描くことは好きでしたが、大してデザインとかかわらずに生きてきた私が、なぜ急にデザインをやりたいなどと思ったのでしょう…。

理由のひとつに、環境の影響があるように思います。最近は、社内のあちこちでクリエイティブチームの方が手がけたデザインを見かけるようになりました。オフィスに掲示してあるものや記事のサムネイルなど、どれも素敵です。「素敵だな」と思う気持ちに、「私もやってみたい」という気持ちがついてきて、ムクムク膨らんできたという印象です。
今から思えば、無知ゆえにもつことのできたチャレンジ精神なのかもしれません。アイコンやサムネイルも作ってみたいし、フライヤーも作ってみたい。


もうひとつ、このデザイン部が社会とつながったときに、どんなことが起こるかな?ということにもワクワクします。

子育てサークルをやっていたときは、ポスターの作成など、デザインが必要な場面で周囲の人が協力してくれました。

社会運動や市民団体は、なかなかデザインにお金をかけられないのではないかと思います。

そことデザイン部がつながったら、きっと楽しくなる…気がしませんか?

わたし自身のテーマ

昨年、4人目を産んで育てていくうちに、点と点がつながってひとつのテーマが浮かんできました。料理を通して人が"生きる"ことを応援すること。これまでもやってきたし、これからも自分のできる範囲で死ぬまでやっていくと思います。
飲食店やパン屋を考えたこともありましたが、私の場合はお金を稼ぐことがテーマをブレさせると思いました。食材はタダで手に入るし、お金をかけずにおいしくつくる方法はいくらでもあります。お金が入ってこなくても、心が満足していれば続けられることはあると思うのです。
ボランティア料理お届け野郎とあわせて、4人の娘たちに、料理のいろはを教えていくことも私の大切なテーマです。


デザイン部ではなんの役にも立たない近藤ですが、「ナベを買い替えたいんだけど、オススメある?」とか料理まわりの相談なら、多少は力になれると思います。

こんなまとめでいいのかわかりませんが、近藤はこういう人です。あらためまして、よろしくお願いします。

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