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レトロな世界観のタイの音楽レーベルRats RecordsとPhum Vimprit/むしゃむしゃデザインニュース

デザイントーストのチーフメンターほりが、毎日ちょこっとデザインニュースを紹介します。おやつにどうぞ!

今日ご紹介するのは、
Rats Recordsさんと、Phum Viphuritのクリエイティブ。タイ・バンコク発の音楽レーベルです。

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有名なのはPhum Viphurit氏のMV

Rats Records のInstagramはこちら。
タイで大人気のPhum Viphurit(プム・ヴィプリット)氏のMVを多く手掛けます。

Phum Viphuritさんてどなた?という方に・・・
2021年5月現在、最も見られた動画が7589万回(!)という視聴回数のミュージシャン。

今、タイで最もインターナショナルに受け入れられている1人ではないでしょうか。(バンコクの空港でSIMを購入した時、タイ人スタッフにYoutubeでPhum氏の曲を再生しチェックされたので、ローカルの人気も高いっぽい)

アジア各国でツアーにフェスに引っ張りだこで、1ヶ月で21公演ヨーロッパとアメリカ・ツアーを成功させました(アメリカ・ツアーは全公演ソールドアウト!)

最も知られている有名曲がこちら、
Phum Viphurit - Lover Boy

全英語詩・音楽がいいのはもちろんなんですが、
MVやクリエイティブのセンスが全て統一されていて、90年代シティポップ風というのか、とてもかわいい。(Phum氏のスタイルは80sの影響を多く受けているとか)

今シティポップの波がきていますが、Phum氏はその枠にだけ収まりません。
このMVなんかもめちゃくちゃレトロで、90年代っぽいファッション、ノスタルジー。1シーン1シーンが可愛らしい。

◆Phum Viphurit - Long Gone

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◆Phum Viphurit - Hello, Anxiety 

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普通に笑顔でギター弾いてたはずが、いきなりディスコになって踊り出します。これは何年代なんだ。80sか。
遊び心・・・!

Phum氏から考える言語・文化・アイデンティティ

個人的に一番感銘を受けるのは、彼のスタイルです。

9歳から高校卒業までをニュージーランドで過ごしたとのことで、
こちらのインタビューでも言っているけど、彼は「基本ニュージーランドにい続けたかった」と言っています。

ちなみにこれは私の個人的な意見で、日本もアジア全体もそうですが、
タイでも英語話す人に対して「調子乗ってる」と思う空気がある気がします。(知人のタイ人もそう言っていた)

私は日本でもレッシャーを感じたことは結構あり、

インド料理屋で友人と話していたら、別の席に座る人達に
「俺ティッシュをティシューとか言う、調子乗ってるやつ嫌いなんだよね」と聞こえるように言われてしまったり、
(当時私と一緒にいた人は、"第一言語が英語のアジア人"で日本語が得意ではなく、全て英語で会話をしていましたが、私たちの見た目はアジア人のため「英単語だけネイティブっぽく嫌味な人」と思われたのかも)

他にも「外国人の友達とつるんで楽しい?日本人だから日本人といればいいのに」と言われたり、

なんか気に障るんだろうな~、というのをひしひしと感じてしまい、
別の友達に「気にする必要ないよ」と言われても、居心地が悪くて、何か言われそうな場所や人がいる時、電車の中などでは、英語を小声で話したりするようになっていました。TT

だから、
Phum氏もタイ人の見た目をしていて、タイ人として有名になっているけど、
タイ語の読み書きできるのか分からないし、
タイの文化やコミュニケーションはおそらく中途半端にしか知らなかったりするんじゃないかと思うんです。(予想ですよ)

アメリカで生まれ育った日本人でも、日本語は完璧に話せない人の方が多いと思うんですけど、周りはそうは思わない。
「タイ人なんだからタイ語の歌をもっと出したらいいのに~タイ語で喋れよ~俺たち仲間だろ~タイを愛してないのか~」
的な押し付けやプレッシャー、絶対あると思うんですよね・・・

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しかし、それでも!!
彼は英語詩で歌を歌いつづけてくれ、
バンコクの音楽フェスのライブMCでは全て英語で話してくれました(タイ人に基本英語は通じません)

当時、この人強い・・・!!!と思ったし、
自分のペースを貫き通す(ように見える)彼は、
私にとってホープであり、第一線で活躍し続けてほしいアジア人の一人です!!!RatsRescordsと共に今後も活躍し続けてほしいな!

Phum Viphurit のInstagram / Twitter

最後に、知る人ぞ知るLoverboyコメディver.

では最後に、Phum氏本人出演の面白MV ver.もここに置いておきます。
落ち込んだ時などにおすすめ。ぜひオリジナルMVを見てから見ましょう。


さあさあ、THE COLORS SHOW出演の様子。
次は是非NPR Tiny Deskに出てほしい…………!!!!

cさ

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