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月15時間の伴走支援で、口だけ達者なアドバイスおじさんにならないように心がけている3つのこと

こんにちは。阿部です!

noteの月1投稿を、3か月継続できました🎉
(noteを開いてくださり、ありがとうございます!)

複業に取り組む/気になる会社員と繋がれたら!
複業する人に対して仕事依頼したい経営者へのヒントになれば!
そんな想いで、これまで2つnoteを書いてきました。

今回も、引き続き、複業に焦点を当てて、
「複業先で伴走支援をする中で、当事者としてあり続けるために日頃、心がけている3つのこと」を書いてみたいと思います。

本題に入る前に、複業先でどのような働き方をしているか、
簡単な説明をさせてください。

わたしは通信会社でデザイナーとしてフルタイムで働きつつ、障がい福祉・介護施設を経営する一般社団法人で複業として月15~20時間の伴走支援という働き方をしています。月15~20時間というと、みなさん、どのような印象を持たれるでしょうか?月4週あるとして週4-5時間程度です。あっという間に時間が過ぎてしまいます。

そんな短い時間の中でどのように伴走支援してきたのかを振り返りつつ、わたしごとですが心がけてきたことを整理していきたいと思います。複業している/気になる会社員にとって共感できる内容になっていたら嬉しいですし、複業の仕事を依頼をしたい経営者にとって内情を知ってもらえたら最高です。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございます!!!

伴走支援で直面するジレンマ

複業として伴走支援をするなかで、「事業当事者としての踏み込みたい気持ち」と「アドバイザーとしての自制心」にジレンマを感じることがよくあります。

もう少し違う表現で言うと、横並びで二人三脚な伴走をするなかで、張り切りすぎて相手を置いていかず、一方で俯瞰しすぎてアドバイスばっかりおじさんにならないように、何としても気をつけたいという気持ちです。

(二人三脚って簡単に言うけど、運動会で実際にやるととても難しかった記憶があります)

伴走支援では、人材採用のためのブランディングに取り組んできました。
ブランディングと言っても、そんな難しいことを言っている訳でなく、組織の良いところを求職者にお伝えし、共感してもらって一緒に働きたいと思ってもらうといった感じです。そのために、所属する一般社団法人が提供する価値の明確化、採用戦略・実行計画の設計など、いわゆる上流部分を経営者と議論してきました。

得意な上流部分に相手から価値を感じてもらえるのはとても嬉しいことです。一方で、戦略や計画の策定という成果物(アウトプット)を作って終わりではなく、当事者として試行錯誤し具体的な事業成果(アウトカム)までこだわりたいという気持ちももちろんあります。

アディッシュ公式さんのnote記事がわかりやすいため、引用させていただきました。
(詳しくは上記のURLから)

当事者であり続けるために心がけている3つのこと

前振りが長くなりましたが、そんなこんなで「アドバイザーの立ち位置」もあるなかで、しっかりと「事業の当事者」として貢献していくために心がけてきたことを3つ紹介したいと思います。

①状況に共感し、潔く問い直す

事業の状況変化に寄り添い、順応していこうという話です。

複業を始めたての頃は、丁寧に成果物イメージをすり合わせ、実現プロセスを計画して進めてきました。しかし、人の出入りが激しい介護業界において、アルバイトの方の突然の退職で、代表が急遽現場に入る必要になったり、新しい施設のオープン間際でスタッフ確保に励んでいるところ、面接当日のドタキャンが立て続けに起きて計画どころでなくなることが度々起こります。

「あーせっかく立てた計画がー!」そんなことを言っている暇はありません。

頭を切り替えて状況を深堀りし、その場で目的を問い直し、直近でやるべきこと・中長期でやるべきことの計画を立て直していきます。迫り来る状況に多いに共感し、計画を潔く問い直すことが重要です。

アウトプットに責任を感じるからこそ、計画の見直しに躊躇してしまうこともあるかもしれません。しかし、まずは状況変化に大いに共感し、打つべき手立てを一緒に考え、もともと立てていた計画も問い直していく。そうすることで、相手からも事業に寄り添って一緒に伴走してくれているとやっと感じ取ってもらい、結果として自分も当事者として事業に向き合うことに繋がっていきます。

不確かな状況が続くなら計画立てなくて良いじゃん、と思うかもしれません。しかし、状況が落ち着いたら、また、もともと描いていた計画に戻ってくることもしばしばあります。使わずに横に置いておいたワークショップ用のワークシートが、日の目を浴びることも本当によくあり、むしろ前もってやっておいてよかったー!と、回りまわって自分を助けてくれます。

②先を見通した気づきは、ドンドン口に出す

これは「そりゃそうだよね」という話なのですが。案外、どこまで口出ししていいのかと躊躇するときがあるのではないでしょうか?

わたしの場合、ついつい口に出してしまう性分もあり、はじめの頃から、自分のなりの視点で先を見通してこうしたほうが良いと思うものは我慢せず、口に出し、手を動かし、提案していきました。

例えば求人サイトの文言のお話(現状、求人サイト経由での応募がほとんどです)。採用の問題点をヒアリングする中で、応募者側と採用者側とで期待感に大きな違いがあり、すぐに辞めてしまうことが多発していることがわかってきました。さらに深掘りして話を聞くと、人手不足に切羽詰まっている状況もあり、応募者に期待することをうまく言語化し切れていないということがわかりました。そこで、どんな応募者に来てほしいのか、何を期待するのか、ここで働くことで彼らにどのようなメリットがあるのかを掘り下げていき、求人サイトに反映していきました。

このように一見落ち着けば目につきやすいところが、実は相手に見えていないことが多く、ハッとした顔で感謝してくれる場面にちょくちょく出会います。よくよく考えれば、バックグラウンドや得意領域が異なる自分を頼ってくれているから、そりゃそうだよね、という話なのですが。

最初は躊躇するかもですが、ドンドン口に出していくことで、相手からは喜ばれますし、グングンと事業を前に、良い方向に進めていく当事者になっていくことができるのでおすすめです。

③「そう考えていた」を引き出す

提案をしていく中で「そうそう、それを考えていたんだ」という言葉を耳にする機会があります。

最初は自分の提案が「ありきたり過ぎるのかな」と立ち止まることもありましたが、よくよく聞いてみると「考えていた(けど、やりきれなかった)」ということが多かったりします。

相手が「やりきれなかったこと」を発見し、提案し、一緒にやりきる。伴走者としても当事者としても事業貢献に直結する動きにつながっていき、信頼関係を築いていくことができます。

次回は、持続的にコミットできる仕組み作り

ここまで、「複業先の一般社団法人で伴走支援をする中で、当事者としてあり続けるために日頃、心がけている3つのこと」を振り返ってきました。
次回は「複業で、持続的に事業にコミットできるようにするための仕組みを作った話」を書いていこうと思います。

皆さん、良い一日を🍚