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UI/UXデザインにおいて大切なこと

皆さん、こんにちは!Design Switchです😀  前回はUIデザインでよく見る構図について紹介しました。まだ前の記事を読んでいない方はこちらからどうぞ。

UIの詳細な設計に没頭するあまり何が重要か見失うことはありませんか。サービスのUX改善の案件の依頼が来た時にどのように改善すれば良いか分からないこともあります。そこで今回はUI/UXデザイナーデザインする時に大切に考えていることをご紹介します!迷ってしまった時は今回の記事を参考してみると良いかもしれません。


UI/UXを考えるときに大切なこと

◆ ユーザー目線で何が重要なのかを考える
今まで、UI/UXデザインの知識や方法論などご紹介していきました。これらの根幹にある最も大切なことは "誰のために作っているのか"ということです。詰まるところ、私達UI/UXデザイナーの役割は利用者にとって使いやすい心地よいと感じられる体験となっているかそのために必要なUIはどのような画面は考えられるかを設計/可視化することです。ところが、UI設計に没頭するあまり重要なことを見失ってしまうことがあります。私も過去経験したのですが、UIの見た目の美しさを追求するあまり、ユーザにとっての使いやすさや体験性を無視した画面設計を行なったことがあります。しかし、重要なことはユーザ目線で何が重要かを考えること。あくまでUIはユーザが目的を果たすための手段であり、陰から支える存在です。目的と手段が入れ替わらないように注意しつつ、ユーザにとって快適な利用体験になるように常に意識する必要があります。


普段からサービスの体験をリサーチしてみよう
具体的にユーザを意識して良い画面設計を行うためにどうすれば良いでしょうか。そのためには、自分自身がユーザとなり満足度の高いサービスを経験してみることが重要なのではないかと考えています。良いUX、UIをデザインするために、良いUXやUIを知らなければ作ることは難しいからです。そのために、流行っているサービス画面見たり操作したり経験して知識として蓄積する必要があります。その後、ユーザ視点デザイナー視点サービスの体験性画面設計について分析考察を行い言語化をすることで自分の知識として活用することができます。この知識を蓄積することで、素早く体験設計や画面設計を行うことができます。


◆ 作って終わらないユーザエクスペリエンスデザイン
あともう一点、注意いただきたいことがあります。それは作って終わりではないということです。カスタマージャーニマップを描き、機能要件を整理して画面設計してやっと終わったと思うかもしれません。そこで終わらないのがユーザエクスペリエンスデザインです。今の状態だと作成したものがユーザにとって良いか悪いかユーザに聞いてみないとわかりません。画面ができたらユーザーテストヒューリスティック評価(デザイン原則に基づいてユーザビリティ)などを行い検証をしてみましょう。そうすることで、ターゲットユーザにとって使いやすいか心地よいかフィードバックをもらうことができ課題点も見つかります。それを解決することでより完成度の高い体験へ磨き上げることができます。大変と思うかもしれませんが、作ってからがスタートです。


良いUIの定義

「良いUI」と聞くと、何だろうって思いませんか🤔?あまりに漠然としすぎています。100人いたら100通りの考え方があり、便利だと思ったり綺麗だと思うのは全員違います。しかし良いUIを目指すには、ターゲットとなるユーザーにとって使いやすい分かりやすい、楽しいと感じるUIを目指していけば良いのです。そこでUI制作においての良いUIの定義を記載していきます。これはArchecoデザイナーがUIを設計する上で気をつけていることです。


◆ 直感的に操作可能か
ユーザーが何も考えずに直感的に操作可能かどうかです。そのためには、「戦略 / 要件 / 構造 / 骨格 / 表現」5段階モデルを採用し、戦略段階からゴールを明確にしていくことが必要です。直感的に操作できずにユーザーがしたいことや知りたい情報が見つからなければユーザーの目的は達成されません。家具の検索をしたいのに検索バーが見当たらなかったり、検索したのに家具の画像が小さかったら見えにくく困りますよね。


◆ ユーザ & デザイナー目線で考えているUIか
デザイナーはアーティストではないのではありません。個人の主観でデザインしてしまったら良いUIとは言えません。ターゲットユーザにとってわかりやすい情報設計がなされているか、目的を達成する機能は使いやすい位置に配置されているか、デザイナーとしてUIの情報設計も踏まえた余白の取り方フォントの種類見た目が美しいかなど2つの視点を意識してUIが設計できているかを見直してみましょう。iOSのヒューマンインターフェースガイドラインやマテリアルデザインといったガイドラインをデザインの参考にしてみるのも良いかもしれません。


◆ デザインの4原則をおさえているか
デザインの基礎中の基礎である4原則「近接」「整列」「反復」「コントラスト」を意識しただけでデザイン初心者も綺麗なレイアウトやデザインをすることができます。これはRobin WilliamsThe Non-Designer’s Design Bookで紹介されていた原則です。※この原則について別で記事を投稿して解説したいと思います、今回は説明を省略します、すみません!これを活用することでUIだけでなく資料作成や情報整理にも活用できます。


まとめ

🔳 UI/UXを考えるときに大切なことは

◆ ユーザー目線で何が重要なのかを考える
誰のために作っているのか意識して、利用者にとって使いやすい、心地よいと感じられる体験となっているか、そのために必要なUIはどのような画面は考えられるかを設計/可視化する
◆ 普段からサービスの体験をリサーチしてみよう
自分自身がユーザとなり満足度の高いサービスを経験してみることが重要、流行っているサービスや画面を見たり、操作したり経験して知識として蓄積する必要がある
◆ 作って終わらないユーザエクスペリエンスデザイン
作成したものがユーザにとって良いか悪いかユーザに聞いてみないとわからない、ユーザーテストやヒューリスティック評価(デザイン原則に基づいてユーザビリティ)などを行い検証をしてみよう

🔳 良いUIの定義とは

◆ 直感的に触れれるか
◆ ユーザ & デザイナー目線で考えているUIか
◆ デザインの4原則をおさえているか

皆さん、いかがでしたでしょうか🙂?これらを意識するだけで、格段に良いUIデザイナーへ成長するのではないでしょうか。日々新しいものに触れるのが楽しいと感じる人、人の観察が好きな人、課題解決をロジカルに考えるのが得意な人がデザイナーに向いているかもしれないと私は思います。さて、
次回はゲシュタルトの法則についてご紹介したいと思います。引き続きDesign Switchをよろしくお願いします!

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