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おばちゃんデザイナー積み上げ日記

初めまして。デザイナーをしております風花(49歳)です。
2022年2月1日、個人事業主になりました。
それは私にとっては天地がひっくり返るほどのかなり衝撃的な経験でした。
お金とは会社に雇ってもらい、労働時間の対価としていただくもの。
それ以外の方法があることなど全く知らなかったのです。
親も学校も教えてくれませんでした。
ですから、少しでも給料の良いところへと転職を繰り返してきました。
セクハラやパワハラなど当たり前、主婦で子持ちには大変働きにくいハードモードな社会。
それでもなんとか踏ん張りコツコツとスキルを積み上げてきました。

自分の名前でデザイナーとして生きるなんて、どこか別の世界の話。
そもそも私ごときにそんな実力などないし・・・
私はデザインやイラストを描いたりもしますが、自分に自信が持てないと
自分から発信する資格などないと思い込んでいたのです・・・

ではなぜ今、私は自分の名前で仕事ができているのか?
それは頼まれて描いたイラストにお金をいただいたことがきっかけです。

「風花さんにイラスト描いてほしい おいくらですか?」

ネットにあげた作品を見た方から初めてご依頼をいただきました。
瞬間、全身が粟立つのを感じました。体が震えたのを覚えています。
その時私は公園を歩いていました。
何か大変なことが始まるような緊張と責任感、得体の知れないワクワク感が込み上げてきました。

値段は2000円に設定したと思います。
とりあえずいつも使っている自分の通帳にお金を振り込んでいただきました。
全身が熱を持ったようでした。
自分の描いた絵が売れた。
データをお渡ししたのち、立て続けにその方からまたご依頼をいただきました。
私の絵を「あったかくていいなあと思って」と言ってくださった。
その時思ったのです。
上手なデザインやイラストでなくてもいいんだ。
私の作品を気に入ってくれる人がいるならどんどん引き受けたらいいんだと。

ニーズがあるかも知れない。
そう感じた私は急遽iPadを購入し、デジタルイラストに早く慣れるように練習を始めました。





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