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おばちゃんデザイナー、NYへ行く⑦

今日も初めての経験をたくさんしました。
旅は成長を加速させます。
なぜなら旅にはトラブルやアクシデントがつきものだからです。

今日は初めて地下鉄に乗りましたが、早速乗り間違い、
また距離感がつかめず、思いのほか歩き回ったりしました。
結果、めっちゃくちゃしんどい1日になりました。

ブルックリンからマンハッタンに橋をあるいて渡るチャレンジをしましたが、
途中でお腹は壊すし、足は痛いし、椅子はないから休めないし、水はなくなるし、で大変でした。まじで倒れそうでした。

そのまま夜のジャズライブに行ったのですが、もう汗でびしょびしょです。
しかし、NY在住の2人のオンラインサロン仲間に初めてお会いできて、
一緒に食事をして、音楽を楽しんで、とても素晴らしい夜になりました。

薄暗いジャズバーで美味しい食事とお酒を楽しんでいる私を含めた日本から来た仲間たちは、「いったいなんで私たちここにいるのだろう?」と言い合いました。まるで映画の中の登場人物のようです。

私が「NYに行ってみたい」と口にしてから、周囲の人たちにも、これほど影響を与えているのです。もちろんこんなふうにみんなで旅を楽しめるなんて当時は全く考えてませんでした。
人はお互いに影響を与えながら生きていると、つくづく実感しました。

この「おばちゃんデザイナー、NYへ行く」の初めのほうで、短大の先生に「NY に行きなさい」と言われた話をしました。
その先生はすでに亡くなっていると同級生に聞きました。
先生は、私の何かを見てそう言ったのだと思います。
元はと言えばその言葉がなければ、今この時もないわけですね。

考えてみれば好きなように生きてきた人生だったと思います。
生きている不思議を感じながら、ありがたい気持ちでここまできました。
以前少し触れましたが、私は交通事故で重傷を負った経験があります。
その時、これで生き延びたのには何か理由があるはず、せっかく生まれてきたのだから、私は幸せな人生を送ろうと思いました。22歳の時です。
生きているって奇跡だと思います。

旅はこのようにしんどいこともある一方で、かけがえのない出会いや出来事もあります。まるで人生の縮図です。

知らない場所へ行き、新しい経験をする、こんなリアルな学びは実生活ではなかなかできません。

私は短大の時の友人グループに今回の旅のことを話しました。
自慢かよ?と思われてもいい。このことを伝えたかったのです。何かを感じて欲しかったのです。

今現在、辛い状況にある友人もいると思います。どうか、みんなも、自分の幸せを最優先にしてね、と伝えました。


続きます

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