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パートのおばちゃん、しょんぼりの朝

パートはオンラインでweb制作の仕事をしている。
休み明けの月曜の今日、始業時間になって猛烈な違和感に襲われた。
水風船を針でチョンとした隙から水が溢れるようだった。
先週の私のミスについて少しの上司のコメント。
私が脳みそかき回してやった仕事が、社員の成果物として上がっていること。
どんなに良いものを作ったとしても、私の評価が上がることはないこと。

私はここにいるけどいない、そんな感じ。
仕方がないことだけど、社員とパートの格差を感じた。
もちろん直接的なことがあったわけではないが
頭がじんわり痺れる気がした。

これまでに何度か経験した、会社を辞める決意をする時の
心臓がギュッと緊張するあの感じが襲ってきた。
ここは自分の居場所ではなくなった、とでも言おうか。
これを振り払って、いつもの業務に入ればそれで済む。
あっという間にいつもの日常に紛れ、この違和感は無かったことになる。
でもなぜこんなに苦しいのか。なぜこんなに辛いのか。
見逃してはいけないような気がした。


フリーランス仕事をいくつか進めて、週末はとても充実していた。
アイデアが溢れて、それを喜んでいただけて、前進している感覚。
自分の能力が正当に評価され、人の役に立っているという実感。
おそらくここからの落差が、今朝のような状態を引き起こしたのだと思う。

今日はもう1日、本当にダメダメだった。
頭がフリーズして、働かず、涙が出そうになる。
辛い辛い辛い。
自分が雑に扱われているようで辛い。
少しだけ上司と話した。

誰もがいいねと言うくらいの恵まれた職場環境だ。
社員の皆さんも良い方ばかりで本当に恵まれていると思う。
辞めるのはもったいないとお友達も言ってくれる。
そうだよね、と自分にストップをかける。


最終的には自分がどうありたいのかだと思う。
自分にしか感じられない違和感はただのわがままかもしれない。
私ってほんとめんどくさいやつだな。
ちゃんと長いものに巻かれてりゃいいのにな。
いつもこうして我慢できなくなるんだ。


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