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#043:チームにはフォロワーシップが必要

兵庫県神戸市を拠点に活動しております「まじわるデザイン」代表の戸田裕之です。
「ムダをなくしたいだけ」です。

今回の記述は、私が所属している日本チームビルディング協会の考え方をベースにしていますが、独自の見解も含まれています。

日本チームビルディング協会で開発された、事業者さま向けチームづくりのコースは「フォロワーシップ講座」という名称になっています。

フォロワーシップとは、
他のチームメンバと協働しながら、チーム目標の達成に貢献する能力
です。
メンバ全員がフォロワーシップを持つことができれば、チームになることができます。
逆に、ただ誰かの指示に従うたけでは、平凡な成果しか出ません。その集団はチームではありません。

フォロワーシップの対になる言葉に、リーダーシップがあります。こちらの方が耳慣れています。
しかし、リーダーシップとは、どういうことでしょう。たぶん、人によって定義が全く違います。
リーダーも、指示する人、責任持つ人、考える人、言うこと聞かせる人、権限ある人などいろいろなイメージがありますが、定説がありません。

センゲさんの「学習する組織」では、リーダーについて、こういう言い方をしています。
「英語の「lead」(導く)という動詞は、インド・ヨーロッパ語の語根のleithから来ている。これは、「敷居を超える」という意味で、ときには死と関連するイメージをももたらす。」
私は、これをもとにして、リーダーを
現状を変える時に、先頭を行く人
ととらえています。
従って、状況によって誰がリーダーかは変わりますし、指示する、考える、管理するといった個別の役割は、チームで考えて誰か適切な人が担えばよいはずです。

大切な事業を、「リーダーみたいな誰か」という便利なものを設定して丸投げし、リーダーシップというなんだかわからないものに委ねるようなやり方はやめて、チーム全員がフォロワーシップを発揮することができる本当のチームづくりを目指しませんか。
一番不幸なのは、「リーダーみたいな誰か」です。実は、かつての自分です。

写真は、香川県東かがわ市でみつけた自動販売機です。ヤドンとうどんはお似合い。
===誰一人取り残さない===

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