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感染症流行下での飲食チェーン産業成長のアイデア

以下の記事からのリンクでこの記事に辿り着いた方も多いと思うが,念のため関連記事ということでリンクを示しておく。

アメリカでは,この感染症の拡大で,ドライブスルーの需要が急増し,むしろ飲食チェーンが業績を伸ばしているのであるが,まずは,アメリカと日本の違いを押さえておく必要がある。

アメリカは,広大な国土を有しているため,日本以上のクルマ社会であり,同時に,土地にかかるコストも低い。このため,そもそも自動車で訪れるお客さまの割合が高く,また,ドライブスルーのレーンを増設する際のコストが極めて低い。日本においても,同じような条件,つまり,クルマ社会で土地コストが低い場所であれば,アメリカと同様の戦略で売上増を期待することができるだろう。

一方,日本の場合,都会にも飲食チェーン店の出店が多く,そのような店舗は,上記の条件を満たすことができない。例えば,都会の駅ナカや駅前に出店している場合である。郊外店の場合,クルマ社会という条件はクリアできるが,土地コストはそれ程低くない。その場合に,ドライブスルーのレーンを増設するのは容易ではないだろう。そもそも,土地を拡張できず,ドライブスルーのレーンを増設するためには,大幅に駐車場を削減しなければいけないケースも出てくるだろう。

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