マタニティヨガのススメ #妊娠の記録
妊娠したらマタニティヨガを試してみたいと思っていた。というか、学生時代から15年以上、ヨガを続けている身としては、やらないという選択肢はなかった。
いつも通っているスタジオは、妊娠初期は休会になり、安定期に入ったらマタニティOKのクラスが受講できるシステムだ。あいにくマタニティ特化のクラスは平日昼間しかないので、妊婦も受講可能な女性向けクラスに登録することにした。
その初回、スタジオでレッスン開始を待っていると、先生がやってきて、注意事項を教えてくれた。といっても、2つしかない。
骨盤を正面に向けたまま上半身をひねるようなポーズはとらない(つまり、そういうポーズの指示があったら、ひねりはゆるくするようにということと理解した)。
仰向けなどで寝転がった状態から起き上がる時、通常は体を右に傾けるところを、左に傾けること(シムス位みたいになる)。
あとは、少しでも体調が悪くなったり、お腹が張ってきた場合は無理せず中止するように、といった内容だった。スタジオに向かう途中で張りが出て、そのまま帰らざるを得ない人もいるという。
「普段ヨガをされているのであんまり問題ないと思うんですけど」と言われたので、説明はかなり端折られたかもしれない。実際、これまで3回受講してみて、例えば前屈させるポーズは足を開いてお腹をつぶさないようにしないといけないとか、他にも注意点はいくつもあった(先生が都度教えてくれはするが、自己判断も大事)。とはいえ、マタニティ特化のクラスを取る場合は、そもそも注意が必要なポーズは出てこないのだろうから、そんなに心配はいらないと思う。
基本的にはリラックス系のアーサナが多く、力を軽く使いながら筋肉をほぐしていくので、終わった後は体がスッキリする。ただ、それ以上にメンタル面のメリットが大きい。特にスタジオで集中して取り組むと、余計なことを考えなくなり、精神がかなり落ち着く。妊娠中はホルモンバランスが崩れやすいせいか、メソメソしがちなので、週一度でも心をリセットできるのはありがたい。
スタジオで受講できるのは臨月の前まで。今はまだこれまでのように体が動くけれど、もっとお腹が大きくなった時、どこまで気持ちよくヨガができるだろうか。