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雑記1033「全員の熟練推し」

昨日の「教養ってなぁに」の記事で、それって「活動」らしいで? って話をした。


オレは某筋肉氏がやたら言う「推しを推そう」がすこぶる嫌い。他は良いことしか言わないのにそこだけすこぶる嫌い。推すなって思っちゃう。

いや、推してくんなきゃ音楽してこーっつってるオレなんかも困っちゃうぜ? 誰からも応援されなきゃさ。
だけどなぁ、人を推すのを推すってのだけは、いちいち言うのヘンだよな~。人を応援するために生まれてきました、なんて人、居るか?

で、じゃー、活動っつっても、そんなもん推し活だって活動になっちゃうわな~って思ってさ。それのどこが教養ある者やねんと。
かといってみんながみんな、昨日挙げたような芸術・武術・スポーツなどなどに邁進するのは無理がある。ま、広く言って芸道というかね。

んで、おっさんは思いましたよ。
思いましたってか、思ってたことを書き忘れただけなんだけど、その教養のエッセンスは「熟練」であるってことなんだな。習熟と言ってもいい。

何かひとつのことにハマる。
ガーデニングでも、けん玉でも、習字でも、リズムゲーでも、登山でも、ジャム作りでも、俳句でも、写真でも、格ゲーでも、読書でも、舞踏会でも、太極拳でも、ペン字でも、利き酒でも、虫集めでも、バードウォッチングでも、養蜂でも、一輪車乗りでも、なんでもいいんだけどね。

特に芸術と言われるようなジャンルじゃなくたって、その境目は世の慣習が決めてるだけで、対象はなんだっていいんだ。
要はハマるジャンルが「上手くなる」ということの素地たるかどうか、それだけが重要なのだ。もちろん、オレの嫌いなペン回しやパラパラだっていいんだ。あ、あぁ、いいさ。

そして、その中で試行錯誤すること、「上手くならないなぁ」と苦悩する経験をする者が教養ある者、と言っても過言じゃなかろう。なかろう?
つまり、いま自分で教養あるって言っちゃってることになるんで、結構恥ずかしいんだけど、こういう恥ずかしさをオレはどんどん捨てていかないといかん。

オレにとって一番「こんなの弾けるんかな?」から「弾けたーっ!」の落差がデカかった「ファンタジーゾーン」のボス曲は、まさに登山してるかのようなイメージでちょびっとずつ上手くなっていった曲だけど、この「人生で最もイライラさせられた曲」こそがオレの中でえっっっげつない根っこになってる。

他の曲も、歌も、なんなら人生にさえも、その「乗り越え感」みたいなものは侵食(いい意味)してきてる。

あー、だから部活頑張った人とかもやっぱ人生観違うんだろな。
オレの最初の上司が体操をかなりやった人だったんだけど、やっぱり相当人間出来てたもん。嫁の上司でもあったんだけど、いまでも「人格者だったねー」って夫婦の会話にのぼってくるほどに。


部活で思い出したけど、こないだテレビで劇場版の『響け! ユーフォニアム』っていう吹奏楽部アニメを4本観たんだけど、ドハマりした。
漫画で他の芸術を表わしたのはあんまり好きじゃないんだけど(格闘モノ以外。あ、それとキャプ翼以外)、あれは求道者にとって刺激になると思うわー。

なかなか、というか、相当、ナメれんなと思った。プロのミュージシャンでもあそこまで日夜音楽してる人がどれだけいるだろう。
高校生活たった3年間しかない。1年経ったらもう中堅、また1年経ったらもう最上級生だ。ヒロインは部長にまでなっちゃう。
普通の大人がたった3年でここまで爆発的に強制的に成長させられることはあんまりない。
命を燃やしてるなぁ、そう、思いました。

ワテも頑張ります。オマエも頑張れよ。




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【今週のオリジナル曲】

新曲の卒業ソングです。聴いてね('ω')ノ
今週もまたしつこくこの曲でいきますでー。




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