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ホン雑記 Vol.322「すごい色眼鏡」

最近、「CAPCOM」社の元専務であった岡本吉起氏のYouTubeをちょくちょく見る。


「スト2」時代にはもうプロデューサーであり、広報としても手腕を揮ってた。彼の現場時代の作品には「ソンソン」「エグゼドエグゼス」「ガンスモーク」などがある。近年では「モンスターストライク」を作った人として有名か。

昨日動画を観てみたら、オレが毎日エッセイのようなものを見に行っている「ほぼ日」の糸井重里氏の話が出て来たんで「うぉっ!」となった。
糸井氏とは「ほぼ日」の対談で過去に一度だけ会っているらしい。糸井氏のほうが13歳上で、前々から、そして今はより尊敬しているという。


ところで、糸井氏の頭頂部あたりと、岡本氏の頭頂部~後頭部あたりの髪型の様子は似ている。
岡本氏のほうが坊主に近い感じで、少し短い。

「いきなりなんの話やねん」だが、対談時に岡本氏は「同じツンツン族だねぇ」と糸井氏に言われたという。そして、
「これ立ててないと人前に出られないタイプだよねぇ?」
と続いたらしい。

わずか2~3cmの毛だけど、セットして立たせてるというのだ。
岡本氏なんかはタイトル画でも分かるようにわりとコワモテだが、ツンツンヘアにしてないと弱るという。そこにまず驚いた。

言いたいこと言ぃな、出世街道まっしぐらな、報連相したら止められるから勝手に進めてあとで上に怒られるというような破天荒な人でも、この小さな自前のコスチュームで気合いを入れていたんだなぁと思うと、なんだか救われる気分だ。

それを見抜かれたこともすごいと岡本氏は言うんだけど、自分なら「ツンツンさせてないと弱る」と言ってしまうが、糸井さんは「ツンツンさせてるとテンション上がるんだよね」と言ってくれたことに「ハッ!」となった、と付け加えた。

事実としては同じことを言ってるんだけど、まったく発想が違っていたと。若い頃は「才能のあるコピーライターっておいしいなぁ」って羨んでいたけど、何もかもが違うんだと思わされたと。
それは、このことだけがきっかけでそう思うに至ったわけではないみたいだが。

それから自分の中では余計に神扱いしてる、ということだった。



すごい人が見るすごい人の像ってすごいよなぁ。
自分だけでは見えない視座を与えてくれる。




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