見出し画像

ホン雑記 Vol.358「ないあるよ。あるのかないのかどっちなんだ」

【おしらせ】

いよいよ明日、作曲月間の1曲目(全4曲)を発表します✋
何時にアップするのかは未定です。
いよいよっつってもあと3曲やるんだけど。週1で。

こぞって、こぞって聴きに来てねー。
今朝「こ、これは! 今後の日本に必要な歌だ!」
って、通学中の小学生が言ってた✋
(ウソまでつくようになってきた)

【おしらせおわり】



「私にそれは有る」とこだわる人は、それが無いのが世の常だ。

リア充を気取ってインスタをやす(そんな言葉ない)心の奥底に自尊心はない。
同様に、肩で風切ってるヤツに強者はいないし、世の中バカばっかりだと嘲るヤツはひゃくにじゅっぱー頭悪い。

ま、悲しいかなオレもちょっとずつ持ってる。全部。
一番オレがよく無意識に有意識に使う言葉が「ホンモノ」「オリジナル」「個性」だ。ということでオレにはそれがないらしい。

ワシつらすぎるわ今日の記事書くの。


そんな人間が音楽してて一番怖いのは「パクってんじゃね?」と思われることだ。ま、パクってるとさえ思われないのが一番イヤだけどな。


ほぉ~、そうか。書いてて気づいたけどやっぱ自信あったんだなオレ。クソみたいな作品見た時にパクってんじゃね? と思わんしなぁ。自分ではクソみたいだと思ってないのかオレ、って当たり前のことを言っているぞ。

それは置いといて、上で言ったことは当ってるんだろう。
オレには個性がない。
日本人の非ファーストペンギン気質を笑いながら、誰よりもラストペンギンだ。

いや、ラストですらない。オレは動かない(キリッ)。

たまにここでも「保育園の時は最弱の子供だった」って話すことがある。たとえば、工作の時間に紙が配られる。机にはハサミとか糊とか。
やんちゃ坊主は、先生の指示を待てずに勝手に紙を切ってる。
普通の子は「切ったり貼ったりして何か作りましょう」と言われてハサミを持つ。
が、オレはハサミを持たせてもらわないと切れない子だったらしい。ものごとを動かすのが怖いのだ。特に取り返しのつかないことなんてイヤ。

今でも「元通りにならない」ことには超ビビるし、対人恐怖が割とある気がする。ただ普通の対人恐怖と怖さの源泉が少し違う気もする けど。


オレは結構音楽好きだけど、結構音楽嫌いだ。
たぶん、よく聴く人の好きさ加減には到底敵わない好きさ加減だ。

嫌いである理由はきっと、工作の時のオレがまだいて「そんなことしてもいいのかー!」が増えて疲れるからかもしれない。
何かにつけて芯のないオレは、影響を受けてしまうのが怖いのだ。

音楽界において、生きてるだけで人の影響を受けまくり、路線がフラフラと定まらないのにトップ張れてるのは長渕剛ただひとりだ。

永ちゃんにしても、山下達郎にしても、小田和正にしても、中島みゆきにしても、サザンにしても、トップにいて個性あるアーティストは方向性にブレがない。ブレるとたいがい色物扱いされるもんだけど、長渕だけはそれを免れてる。
「長渕剛」という芯があるのか。
職業「長渕剛」。
それは新庄剛志。それは田原俊彦。それは錦野旦。

…あれ?



最近「踊ろうマチルダ」氏にハマっている。そう、人名だ。
ブルージーな音楽ジャンルの人で、声も歌詞も曲も方向性も全部オキニ。今は活動してないみたいだけど。

珍しくアルバムを2つ買った。いい感じ(当たり障りねーなオイ)。

一番学んだのは、音楽よりもむしろ手書きの歌詞カード(ゆーても割とちゃんとした品質)の誤字をべべーっと消して隣に書き直してることだった。

間に合わせの歌詞カードじゃないんだから、そんなもんちゃんとしたヤツにできるんだろけど、そこもそのまんまなんだよね。
これは衝撃だった。「そんなことしてもいいのかー!」だった。

すぐ旅に出るし、古楽器使うし、そんな歌詞カードだし、ホンモノのホンモノ思考なんだなぁと思った。


オレのホンモノ思考はわりと薄っぺらい。
まず、シンセが一番の楽器だと思ってるのが薄っぺらいわな。手っ取り早い~、安上がり~って思っちゃってるしね。
ニセモノの楽器だし、友達いないけどバンドっぽいことしたいヤツが即座に思いつく姑息な手段がシンセ・キーボードだからね。

卑下しすぎか。ま、結構な本心だなこれ。
こだわりないんだよなぁ。

あぁ、そうか。
こだわりあってもなくてもホンモノじゃないと思ってんだなオレ。
自分には。




サポート大歓迎です! そりゃそうか!😆 頂いた暁には、自分の音楽か『しもぶくりん』への「やる気スポンサー」としてなるべく(なるべく?)覚えておきます✋ 具体的には嫁のさらなるぜい肉に変わります。