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ホン雑記 Vol.808「カナシミよこんにちは」

最近は悲しみが後押しして詩がポコポコと出てくる。出てこない時はまったくなんだけど、出てくる時は芋づる式に出てくる。


書こうと思って出てくることなんてないので…いや、書こうと思うことすらないわ。そういや。
詩はまっこと、ワテにとっちゃウ○コのようなものだ。別に便意もないのに「ウン○出ないかな~♪」と思う人はいまい。必要だから出るのだな。

あぁ、膿にも近いか。むしろそっちのが近いか。イヤなことがやってきて、それをやっつける白血球が悲しみだ。彼らの死骸の山が膿なわけで、この表現は気に入った。うむ、気に入ったぞ。
詩は膿だ。世の中にはそうじゃない詩のほうが多い。別にそうじゃないのを詩と呼ぶのも全然構わない。でもオレ的にはそういうのは読んでてまっことつまんない。

オレは悲しがりだけど、悲しみの内実について実によく捉えておられるお方でもあるので(は?)、たぶん人様から見える涙などのオレの反応と実際の悲しみレベルからすると、オレの苦しみ度は低いほうだ。
まぁいうても、涙の臨界点も実際の悲しみも実際の苦しみも、当人が作りあげてるものなんだけどねー。空即是色だねー。
それを「だから意味なんてないんです」ととるエセ悟り坊やのアホンダラがたまにおりますけれども、色はあるんですわ。幸不幸を使って好きなクレヨン取って自由にお絵描きなさいってことさ。あ、オレ的にはね。
人に絵を描く意味があるのないのと、ないと思ってるヤツが諭してどうするんだと思うわ。心のカンバスのないヤツが。
あれ、なんか悪口になってきた。まーたなってきた。全然悲しんでねーじゃん。


こないだたまたまディズニー&ピクサーの『インサイド・ヘッド』っていう3Dアニメ映画観たんだけど、めっさんこ良かった。
ま、オレが上で言ってるようなことをめっさい~い感じでやってくれてるんだけど(語彙力2点)、これはホント全人間に観てほしいと思ったな。
日本だけじゃなく、欧米でもこういうことに気づきにくいものなんだなーと思った。ま~ぁ多くの人間が泣くことと良くないことを、不幸なことだと思ってるんだなと。こういう映画があるってことはさ。

人間の少女の頭の中を舞台にして、そこに住む「喜び」「悲しみ」「怒り」「嫌悪」「恐れ」の5人の擬人化された感情たちがメインキャラになってる。「おー、ホントにこうなってるのかもしれんなー」って感覚に陥るほど、実に妙なる視点なんですよ、あれは。

公式サイトには、5人のキャラクター紹介でそれぞれの特徴が書かれてるんだけど、「カナシミ」ちゃんひとりだけ【役割】のところが「???」になってるんだよね。
それに【特技】にも【欠点】にもマイナス要素が書かれている。だけど最後はこのカナシミちゃんが…

あばばばば。これ以上はちょっと言えまへんで。


原題のほうは『Inside Out』になってて、この時点で結構ネタバレっぽい感はあるんだけどねー。

エンディングも良かったな。「ホントにこうなってるのかもしれんなー」とこの世界観に染まると、嫌いな人とか減りそうだなって思うんだよね。

どんな人だって、そいつの中でせっせと働いてるヤツらがいるんだよなぁ。




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【今日の新作詩リーズ】

ボジョレーヌーボーじゃないんだけど、今日のもいいわぁ。
いいのん作らはるわぁ~。




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