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ホン雑記941「過去と未来に生きすぎ」

やっと見つかったわ。
いや、というよりは、探そうともしてなかった。


ここ数年で「時間が経つのが早すぎてイヤだわ~どころか発狂しそうなんですけど病」がひどくなってて、どうせこれ読んだ人は「あーあーそれねー」なんて思うんだろうけど「いや、そんな些末な感覚(比べようもないが)じゃねーんだよハゲが」と、誰にキレてるのかわからんような状況をくり返してる。

竹内まりやの「人生の扉」という曲の歌詞に、
「信じられない速さで時は過ぎ去ると知ってしまったら~」
という部分があるんだけど、時の流れに身をまかせて眩暈がしそうな時はいつもこのフレーズを思い出して慰められた。
こんなことを歌にするぐらいだから、もうメタクソこの人もそう思ってるんだろうなぁ、と思わせてくれるからだ。人は生老病死よりも孤独を苦しむっていうからね。誰か同じレベルの患者さんがいると知れるだけでもやわらぐってもんさ。

もういっこ、どんぐらいこの症状に発狂しそうなのかっていうバロメーターがあって。こないだ嫁が乳がんを患いましてな。ちょっと削って治ったけど。
そりゃーまぁ、結構な落ち込みイベントなわけさ。オレなんか数日泣き暮らしたし。いつも泣いてる人なんであまり重みないんだけど。
で、不謹慎ではあるんだけどね、心の中の2割ぐらいは「イベントが埋め込まれた」って思う自分がいるんだよ。これで時間の流れが緩和されるわー、っていう感じ。
もちろん、転移はないのか、お乳全摘じゃないのか、放射線治療は大丈夫なのかとか、どの心配事も100%、マシなほうを願うぜ? そこはさ。
8割しか願ってないとかじゃない。

だけどそれとは別のインジケーターが心の裏側にあり、そいつに照らすと「人生の充実度は上がってるよなこれ」って思う部分があるのよ。
いつからか人生をRPGのように考え出したんだけど、それもあるのかもしれん。勇者が王城を飛び出してノーダメージでドラゴンを倒してめでたしめでたし、じゃーイヤすぎるじゃん。なんだけど敵の根城まで歩いて50時間掛かります、なんていうゲームじゃーさ。

つまりマイナスのことが起こるより、何も起こらないことのほうが怖すぎる、あぁ~オレの人生って~、って思っちゃうのよ。
これは皮肉なもんで、誰より何も起こってほしくないビビリちゃんだからこそ、それでいて人生を輝かせたいと願い続けちゃってるアホちゃんだからこそ患う症状であると思うんだよね。


で、昨日初めて「時間が経つのがイヤすぎる」みたいなワードでググッてみたら、同じような人いるんだよ、結構。
いままでロクに調べようともしなかったけど、重症化したものには「クロノフォビア時間恐怖症」っていう名前までついてる。ちょっとカッコイイ。

おぉ、マジか。これは力強いではないか。
でもみなさん、オレほどひどい感覚かな~? どうかな~? と思って説明読んでみた。

・パニック障害
・めまい、発汗、動悸
・うつ症状
・気絶

………。

サーセンした。
みなさん、なんか、サーセンっした。自分、超軽症でした。
いやいやいや、上には上がいるもんだね~。

時間が過ぎるのイヤ~~~~~っ!!! って強烈に思い込むと気絶までする人いるんだね。地獄だねこりゃ。もう脳が思考をする隙があったらアウトやんこんなん。
たぶんこういう人は運動をしなさすぎなんじゃないかとは思うんだけどさ。しらんけど。まぁ動かんと「闇」はやってくるからね~。
溺れてたりとか、クマに襲われてる瞬間とか、車に轢かれて吹っ飛んでる間とかは、気分の落ち込みはないからね~。

うーん、なぜに人間だけがこうもものごとを考えられるようになってしまったのか。発端は二足歩行らしいけど。

でも、この感覚が強いからこそ、オレはノスタルジャーでいられてるんだろうなぁ。
近所のよく通う施設の写真はだいたい撮った。




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【今日の過去詩リーズ】




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