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ホン雑記 Vol.198「世紀の決断」

むふ。むふふふふ。
なかなか決めかねてたけど、やっぱり行くことにした。

ドリアン助川氏のライブだ。
あ、小説家だけど歌も歌われるのですよ。トリオのバンドだけどね。


欧米かどっかの小説のランキングでは、売れ行き2~5位までを占める村上春樹を抑えて4年間1位の作品を書いたほどの人が、名古屋の客人数60人の音楽居酒屋でやってくれるってんだから行かなきゃだわな。
しかもワシ、自称音楽家やで。行かんでどうすんのだわな。

まーねー、そんぐらいクソメンドくさがりなんだよねー。
こないだドリアン氏のオンライン講演会を聞いてその半分ぐらいは泣いてて、それから彼のFacebookでそのライブの宣伝してくれたから今回知れたんだけど、そこまでのテンションでやっと行くか行かないか悩みはじめるっていうぐらいのヤツなんすよねー。

10代のころからどーも、コンサートに行きたいっていう発想がなかった。しかもワシ、自称音学…


オレはやっぱり、普通に生きてるだけで人並み以上に不遜なとこがあるっぽい。なんかずっと勘違いして生きておるのだな。まぁ逆に「自分なんか」って思い続けてるヤツのほうが何しでかすか分からんと思ってるんで、これでいいっちゃいいんだけどさ。おめでたいヤツって感じ。

そんな感じだからね、オレにとっちゃすんげーお人… 30カ国で映画が放映されるなど、世界取ってるようなお人(別に取らんでもサイコーの心の師だ)が、そんなちっこい場所でやるのかぁ、というちょっと思ってはいけないようなしゃらくさい感想も出てしまうのだ。

残念っていう気持ちではまったくないけど、「うわぁ、大変なんだなぁ」と、また余計に音楽が大変なものに思えてしまったわけだ。
ロクに音楽もしてないヤツがゼニのことを考えて、音楽家の気持ちになって、先回りして「大変だぁ」なんて滑稽なことを思っている。
音楽は大変なものなんかじゃないのにね。

それでいうと昨日の記事に書いた、岡田氏の「やりたいことを動詞で考えろ」は救いのある言葉だなぁと思う。

で、やっぱりここはひとりの表現者としての助川氏を焼き付けておかんとアカンよなぁ、と思うにいたったのだ。
表現者のハシクレを意識してる自分が、なぜこれほど人のライブ参加を普通の人以上に躊躇するのか意味が分からんけど、これはこの形のストーリーとして受け止めるしかない。なんかの意味があるんだろ。


あぁ、もうあと3日後かぁ。なんかこっちも緊張するなぁ。
ちゃんと会場たどり着けるかなぁ。
(そっちの緊張?)




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