雑記1062「いいから持て」

あーそーだ、中村天風さんの…

あ～～～、そろそろ「天風」で辞書登録しよかな。テンって打ってカゼって打ってんだけど風邪が毎回最初に出る。おかしくね。風で毎回確定してんのに。

そう、天風さんの本、読み進めてたらでてきたわ。方法論。

神経過敏とか罰当たりだからやめろ、悲しみすぎるな怒りすぎるな憂えすぎるな、落ちこむな、消極的やめろ、とはおっしゃいますが…いや、十分に意味はわかっておるのですが、どうしたらそんな風に…と思わんでもなかった。
いや、オレ様だからすぐ入ってきたし脳も変えられるんだけど、これ、天風会に入ってくるような普通の凡人たちにはなかなか難しすぎんじゃねーの？　と思いながら読んでたわけ。何様だよオマエ。
天才は自分の天才に気づきにくいゆえに、天風さん、会員にも話せばわかると思ってらっしゃるかもだけど、普通はこんなもん伝わらんのちゃう？　と思いながら読んでたわけ。

そしたら一応書いてあった。これも難しいとは思うんだけどさ。
答えは「信念」だ。
古今東西のひとかどの人物がそう言うておるよ、とのお墨も付けて。

ここに来て堂々巡りだろうな。だって信念の無い者こそが、そういう会合に集まりたがるからだ。シュプレヒコールの波の一部見てみなよ。ボンクラばっかりだぜ。
もしくは「結局信じろかよ」と言って、ハナっからそういう話を聞こうともしないから堂々巡りだ。

が、一応「その信念をいかにして？」と興味を持つ者にも天風さんは言ってくれておる。
その答えが「信念を煥発すること」であるらしい。

ふはは。また堂々巡りだろう？
つまり、命の光を強めるにするには持って生まれたものじゃなく「信念」しかないといい、その信念を強める方法は、「信念を煥発かんぱつする」ことだという。
で、煥発とは「炎のように燃え立ち、美しく輝き現れ出ること」とある。
もうムチャクチャやん。こんなん群衆どもにわかりますやろか、天風さん。

でもこれ真理なんよなぁ。おっさん、すぐわかりましたよ。

嫁が痩せれん人でねー。オレ昔はブチ切れてたんだよ。体質？　あるかもしれん。でも、オレは理想の体重まで落ちるんだよ。ってか、そこにたどり着くまでやるんだよ。出来ない時は途中で飽きた時。
でも嫁は、パーソナルのジムで何から何まで管理してくれるとこに行ってもダメだった（13万円かかった。結果出なかったんで半分返って来た）。もちろん頑張りは伝わってきてたんで、それは怒らなかった。

で、嫁がそこ行く前からオレがよく言ってたのは「痩せたかったらまず痩せろ」ってことなんだよ。これカネとかモテもたぶんそう。こっちは経験ないからわからんけど。モテるにはモテるしかないんだよ。
「モテるためにはどうしたらいいんでしょうか？」なんて浅はかな心持ちがモテから一番遠い。そんなもん、女は見抜くぜ。ま、モテたことないからわからんのだけどな。うはは。

んで、これってさっきの信念の話とまったく一緒だよな。信念を強めたいなら信念を出でさせるしかないんだ。
そしたら天風さん、面白い表現を使ってきた。
「信念のほうはずっと現れ出たいと思ってる」
って。オレ、こういう時に言葉の偉大さにひれ伏すんよなぁ。ウソ。ひれ伏してはいない。言葉は使いこなすもんだわな。

だけどこれ、凡夫どもにも、ちょっと風向き変わらない？
「いやいや、信念持てって言われたって～」なんて、いつものようにそのボケ面どもをブラ下げて諦めてきたテメーらにもよ、多少はどこかしら何かしら靡なびこうってもんじゃね？

そうなんだよ。信念は、ずっと、可哀想なヤツだったんだよ。
それをキサマがとどめてたんだ。ずーっと出たがってんのに、やれ人の不倫だ、やれ人の不正だ、やれ30連ガチャいまならもらえるだ、やれ一粒万倍日だ、やれアレは違うコレも違うだエトセトラエトセトラ、オマエに関係ないことにずーーーっと心を留とめて、信念をずーーーっと留とどめてたんだよ。フタしちゃってんだよ。信念さんは現れ出たいのに。

はぁ。今後は解放してやってくれよな。頼むよ（誰にしゃべってんの）。

あ、オレがよく言う「人の言うことなんか聞くな」っての、こういうことだわ。そーだそーだ。
ピストルも言ってるけどな。

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【今週の過去分オリジナルソング】