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散文日誌「種々雑多」2021/10/24

私は昔から、いろいろなものに落書きをするのが好きだった。今もそうである。在職中には、研修用のノートに社長の言葉を書きつつ、よくわからない言葉や花のような絵をかいていた。

白いものを見ると、いろいろ描きたくなる習性のある生き物のようだ。仕事のミスプリントの裏紙にアイデアを書くふりして、自分はどうしたらいいんだ?とか断片的な疑問文や、もう、私なんかいなくてもいいんじゃねえのかな?目標なんてなくても死なないよな?とか、若干病んでる言葉を思いつくまま書いていて、仕事が全く進んでいない‼️なんてこともあった。

それ以外にも、小学校時代は歴史上の人物の顔に「肉」とかつけまつげとか、アイシャドウやら、くるくるほっぺ、鼻毛や口紅まで…戦国武将が妖しい夜の蝶になってしまった。
元々爺さんの肖像画には眉毛ボーン!鼻毛ボーン!耳毛もボーン!頭巾には花飾りをつけて髭は、1.5倍に増量!…ってお前は誰だよ?という事になってしまう。

授業が詰まらないというか、ノートをとっていない時間がものすごく手持ち無沙汰なので、とにかく手を動かしていたのは確かだ。小学校の算数も、先に問題解き終わって、待ってるのが退屈だから、つぎの単元の問題を先回りして解いていたりする。さすがに机の下で漫画を読むなんてことはしなかった。1〜2年生の時のトラウマがあるから、あまり余計なものを持ってきても叱られるだけだし。

落書きが好きかと言って、小中学校の図画工作や美術の成績は、中の下である。絵はべた塗り、濃淡がない。具象画は、難しいのだ。その点、写真は、自分の気持ちを撮ってくれる。こんなありがたい世界はない。

でも写真では、よほどのことがない限り人物は撮らない。どこかに不自然さが出るのが嫌なのだ。だから、風景写真ばかり撮る。自分の気持ちに合ったときだけ、シャッターを押す、でも見返すと、気に入らないことがあるから、そういうのは、ごめんねと言いつつ消している。

そうして、休職中にアクリル絵の具に出会う。最初は、夜光塗料を水で薄めてキャンバスにバラバラと撒いていただけだが、それではうまくマーブル模様が作れない。では天下の密林(Amazonのこと)を探してみたら、「ありました〜!最初からマーブリング用になってるやつ〜‼️」しかもメタリックとふつうの色2種類ある値段も思ったより高くないじゃん…。買う‼️ついでにキャンバスも10枚買っとく‼️
やったらまあ、メタリックはとっても綺麗な模様が出てびっくり。いいっすねこれ。楽しいっすよ。

で、これで飽き足らないので、私、あまり履かない靴にこれを仕掛けたわけです。ベースはGUのシルバーバブーシュ。

まさに一期一会の靴になったのである。もう同じ模様作れって言っても無理だからね〜。
それから、さらに、柔らかいバブーシュがGUから出た。今度はオフ白がある。ベースコーティングをしなくても良い。早速買って、マーブリングを施す。途中雨がふったので乾きがイマイチの内にラメ粉をかけて、乾かし、ベースコーティングスプレーを塗って余分なラメを落としてようやく完成!したのがこれである。なんかあちこちからブーイングが聞こえてきそうだが。GUさんへの冒涜だとか…。でも第一号よりは遥かに履きやすい。店員に見せてやろう。

こうしてみると昔のアイドルの靴っぽくなったけど、いいじゃないか、昭和リバイバルブームだし。
ラメ粉が落ちてしまうのが難点だが、おそらく色を混ぜていない薄め液を上に塗ると、固定されるはずだ。明日病院から帰って体力があったらやってみるか…。

斯くして、私の道なる挑戦は続く。

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