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散文日誌「種々雑多」2021/12/23

以前、今日は天皇誕生日だった。しかし、2019年5月1日に当時の皇太子様が天皇に即位し、天皇様が上皇になられたため、平日になってしまった。まあ、現在、職につけてない人間には、平日だろうが休日だろうが、あまり生きる上ではどうでもいいこと。いちばんしんどいのは、COVID-19の影響で、さて、年が越せるかどうか?という不安。一時的に落ち着いたとはいえ、未だにその影響がリュウグウノツカイのように長く続いていることは、如何ともしがたい。

それでもmRNAウイルス(メッセンジャーRNA。DNAより不安定なRNAを遺伝子として持ち、紫外線や宇宙線によって容易に塩基(遺伝子のコード)を書き換える)は、空気中に漂ううちに、とっかえひっかえ、その姿を変えて、感染性を持つ株に変化することもあり、それがいま第6波になるのではないかと言われている「オミクロン」株なのである。

デルタ株からなぜいきなりオミクロンなのか?それは、その間の株が、人間に影響のない株で、たまたま、オミクロンの番号をつけられた株が感染性を持つものだったからである。ギリシャ文字の番号をつけられているので、次の株も人への感染性が認められたら、「パイ株」となる。すでに「パイ株」は出来てはいるのだろうが、今は、オミクロン株のほうが感染性がつよいので、よほどのことがない限り出番はないと思われる。

今日から3日間、母親が病院のため、両親が家に来る。サンタクロースは来ないが、親が来てくれるのはありがたい。たとえ、自分が働けない体であると言う事を医師が証明してくれても、両親は、動かないと体がだめになってしまうからと無理やり動かされる。それだけ動くのだから、働けるはずだと、父親は言う。でも体が動くことと、他人と働くこととはまた、話が違う。他人と働くと言うことは、精神的に負担を感じることのない状態でなければ、自分自身のパフォーマンスを週20時間5日間、発揮することは出来ない。

父親は終身雇用が当たり前の時代で、シニアで5年くらい勤めていた人間だ。中学校を卒業してすぐプレス工になって以来、70歳くらいまで働いていた。そんな人に、働くとはなんぞと説かれても、論破されるに決まっている。

本当は父親は繊細な人なんだと思っている。気に入らないと、すぐ怒るし、自分のイメージどおりにならないと気がすまない。何となくASD風の香りがする。やっぱりうちの家系は、発達障害家系なのかな?祖母も風呂に入るのが嫌いだったし。祖父は、きちんとしていないと気持ちが悪い人だったし。ある種のルールが祖父にはあって、それにあってないと、よく怒られたものだった。私は整理整頓が苦手、祖母もそうだった。意外と出しっぱなしにしてあったりして。

まあ、どんなに口論をしても、最後には、心配だから言ってるんだよという。親を楽させるために死ぬのは最低だと思うが、そんな風に言われちゃ、私は結局、親にとってはお荷物なわけで。

今は病院の先生や役所の人、福祉の人と繋がってはいるけれど、本当に親が生きている間に少しは立ち直った姿を見せたい。娘の矜持として。

だからこそ、主治医の先生や、助けてくれる職員の方々にありがとうと言いたい。クリスマスプレゼントの代わりに。


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