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散文日誌「種々雑多」2022/2/2

今日は2が並んで猫がにゃんにゃんなーんて、猫好きな人には、たまらない日なんだろうな。

いつもの野良猫

気が向けば、この辺にいる野良猫を撮るのが好きだけど、猫を飼っていた隣人が引っ越してしまったせいで、家の近くに猫が寄ってこなくなった。時々、いつものハチワレちゃんに出会うけど、私を見ると逃げ出してしまう。私のオーラは猫を寄せ付けないらしい。それとも猫が嫌がる色なのか?

動物は、ヒトに見えないものが見えるそうだ。だから、人間が進化の頂点などという驕りは間違っている。それぞれが各々の科や属の進化の(現時点の)頂点だからだ。つまりは系統樹の先にあるものがその種の最も進化したものになるのである。

生き物にはそれぞれに特性がある。それは、彼らがこの世界で生き抜く知恵でもある。それも何万、何十万年の長い年月をかけ培ったものだ。だからこそ、彼らはこの地球に存続する事ができる。

ただ、今我々がこうしている間にも、遺伝子の文字(塩基、ATGC)は少しずつ変わっている。微小な変化は個体差を生む。個体差があることで、クローンや一卵性双生児でもない限り、全く同じ遺伝子を持つものは存在せず、だからこそ、それぞれの生き物が唯一無二で尊いものであると言えるのである。(一卵性双生児でも、育つ環境によって多少の差異は生まれるので。)

この地球に生き物の原型というか、始原生物が誕生したのは40億年前とも35億年前とも言われている。40億年…地球の年齢が約46億年と言われているから、まあ、地質学的にいうと「たった」6億年の間に始原生物が誕生したことになる。これはとてつもなく速い出現と言える。その裏には、大規模な小惑星の衝突の繰り返しによる地殻変動、そして小惑星が運んできた、大量のアミノ酸や核酸類似の有機化合物によるものが大きい。

実は、火星と木星の間には小惑星帯というものが存在している。木星の重力が大きすぎるために、太陽系ができる際に星になりきれなかった小さな天体がそこにベルトのように連なり、太陽の軌道を回っている。はやぶさやりゅうぐうはそこまで行って地球誕生と生命誕生の謎の証拠を地球へ持ち帰ってきたのだ。

そして、それらの微物を詳細に調べると、どうもいのちの源は、遥か遠い小惑星からもたらされ、それが我々の現在の生命として脈々と受け継がれているという。そう、我々は生粋のエイリアンなのだ。ヒトも、イヌも、ネコも🐈みんな、元々は、遠い星からやってきたのだ。

都会では夜でも灯りが煌々と輝いて、ようやく二等星が見えるかどうか…。だが山間部の私の実家に行くと、夜は底冷えするが、満天の星空だ。美しい星空にハッとするが、これらの星の光はどれくらい前に出発して我々の目に届いているのだろう…とロマンティックことを考えていたら、暗闇に煌々と光る大きな星が2つ…。猫の目だ。変なやつだなと思って見ていたに違いない。私に気づくとその猫は、高速で草藪に逃げていった。

でもな、お前も、私も、先祖は一緒なんだぞ。少しくらいなぁ、仲良くしてくれても、いいんだぞ…全く。

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