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播磨灘外周の落穂拾い

青春18きっぷ5日目。これで日付欄のところが全て入鋏スタンプで埋まる。さながら「八十八か所巡り」が結願したような気分だ。


川西池田~尼崎~舞子

4時40分、川西池田着。

まったく人気のない地元駅

確かに涼しい。ひと月前からだと確実に季節は進んでいる。

川西池田から
普通|木津
クモハ321-38

この夏は何回この列車に乗っただろうか・・・

やってきた「初電」は321系7連。先頭車に乗る。
車内はひんやりはしているが、先月のようなありがたみは薄い。
59分、発車。

5時を過ぎてようやく明るく・・・

猪名川沿いの土手下を走り、最初の停車駅、北伊丹に5時1分着。
軽装の用務客が乗ってきた。世間は休日だというのにご苦労さま、だ。
や、こういう「休日出勤」の人に生活を支えてもらっているのかもしれないと思うと、感謝しかない。

尼崎着。乗り換え・・・

12分、尼崎着。明るくなってきた…

尼崎から
普通|西明石
クモハ320-31

福知山線と同じく、321系に乗車

久しぶりにC電(京阪神複々線の緩行線列車)に乗る。
さっき福知山線から乗り継いだ時に発車案内を見ると「4分遅れ」とあったが、コンビニに立ち寄っている間に回復したのか、もう表示されていなかった…と思ったら、3分遅れでやってきた。表示してなかっただけか(笑)
32分、発車。

武庫川を渡る。透き通った感じの川面が印象的

武庫川を渡って甲子園口へ。
そういえば運転士が無帽だったが、最近のニュースでJRの社員にこの時期の着帽を任意にしたって記事があったな…

調べ物をしていたら、

いつの間にか神戸市内へ

いつの間にか摂津本山…神戸市内に入っていた。
「次は六甲道、六甲道です。お出口は左側です…」
言葉に書くと普通だが、実際のアナウンスは抑揚を抑えた、かなり丁寧な次駅告知をする車掌だ。そして一定のリズムがある。
JRも「プロ職」の養成をやってるようだが、昨今のわかりにくい案内に比べるとまるで国鉄時代の特急に乗って、カレチ(乗客専務車掌)からの車内案内を聞いているような気分だ。

6時、三ノ宮着。
客の入れ替わりはあったが立ち客は殆ど無く、まったりとしている。

ここからが山陽本線に入る

4分、神戸着。
東海道本線と山陽本線の分岐駅だが、スイッチバックやホームの数が多いとかは無くて、そういう特段の感慨というものはなく、淡々と乗り入れていったという感じだ。
ちなみにこの時間帯、新快速や快速が走っておらず今乗っている各駅停車が、尼崎より西側で一番早く各駅に到達する「速達列車」だ。

神戸貨物ターミナル駅を擁する鷹取駅

12分、鷹取着。
貨物駅併設であずき色のコンテナが、ゲームのテトリスの如く並んでいた。

大阪から1時間もかからずにビーチへ・・・

須磨着。海が見えてきてテンションが上がる。
帰りもここを通る予定だが、その時は疲れていてテンションは下がっているだろうか…

舞子で下車

24分、舞子着。

番外編 高速舞子~高速鳴門

(番外編)
高速舞子から
ハーバーライナー|鳴門・徳島
6433

発車20分前にバス停へ。
尼崎のコンビニで調達した朝飯を摂っていたら、バス停に行列ができていた。並ばないといけないかな…と思ったが、どうやら淡路島へ行く便に乗るための列のようだ。

こちらのバス停にも三々五々、乗客とおぼしき影が集まりだしたな…と思った頃、

神姫バスの昼行高速バスは、ほぼすべてこの愛称だ

54分、三ノ宮BCからの神姫バスで徳島行き「ハーバーライナー号」が到着。
青春18きっぷの旅をやっているのだが、効率よく回ろうとすると多少の「追い銭」は必用になる訳で…逆にコレをしないと行ける範囲が狭まるデメリットも出てくる訳で、こういった追い銭は青春18きっぷを活用する上での「必要経費」と思っている。

7時、発車。

明石海峡を越えて淡路島へ

程なく明石海峡大橋を渡り、淡路島に入る。
早速携帯電話を充電する。この頃はシートにコンセントが当たり前のように付いてくるから便利だ。

「初電」ならぬ「初バス」なのに、乗車率がかなり良い

出発間際に予約したためか、こんな所しか空いていなかった。
どうせこんな席なので景色は望めない。充電しながらスマホのストレージをせっせと整理したり、ちょっと目をつぶったりして過ごしていると、
「まもなく鳴門公園口です…」
と案内が流れた。丁度大鳴門橋を渡っているところだった。

かつては「鳴門撫養」と呼ばれていた高速鳴門バス停で下車

51分、高速鳴門着。
なるべく「追い銭」を節約する意味で、まさに四国の入口で降りた格好だ。

鳴門~徳島

鳴門から
普通|徳島
1251

高速鳴門で舞子からのバスを降りて、

これも一応「鉄道」なのか?

「すろっぴー」というケーブルカー風のエレベーターに乗り、下道のバス停から徳島バスの路線バスに少し揺られて鳴門駅へ。

鳴門駅から乗り鉄再開

鳴門線の終着で当然ながら行き止まりになってるが、計画では大鳴門橋や明石海峡大橋を通って大阪方面へ繋げる計画があったとか。
今となっては実現不可能なものになりつつあるが、計画を立てた当時は大真面目だったと思われる。

徳島からの便が到着。折り返し徳島行きとなる

9時丁度に徳島からの列車が到着。
折り返しの徳島行きとなる。1200形という気動車だ。車内は程よく冷えていて気持ちがいい。
7分、静かに発車。

金毘羅前。2両停めるのが精いっぱいか

金比羅前。
駅近くの「こんぴらさん」の金刀比羅宮に因んだ駅名なのは判るとして、それにしても小さな駅だ。

教会前というと、西洋の方かと思いきや・・・

続いて教会前。
これははて?となったが、地図を見たら天理教の支部のような建物があったので、それに因んだものだろう。
鉄道と宗教との関わり、というのもなかなか面白い。

稲田に混じってレンコン畑も

立道を出ると一面のレンコン畑が広がる。
鳴門と言えば鳴門金時(芋)というイメージがあるが、レンコンもまた特産のようだ。

阿波、の旧国名で四国に来たことを実感

鳴門線最後の駅、阿波大谷着。
そういえば列車交換が可能な駅は、ひと駅も無い。鳴門線に入った列車は、起点と終点をピストン運行するしかないのである。

鳴門線と高徳線の間にある「庭」が有名な池谷駅
その池谷で鳴門線下り列車待ち・・・

25分、池谷着。
ここで10分ほど停まるとの事。高徳線との分岐駅で丁度、特急「うずしお」が高徳線ホームに停まっていた。

高徳線に入って、

「勝」も「瑞」も縁起が良い文字

勝瑞。
何だか縁起の良さそうな駅名だ。

吉野川も河口近くだと海のようだ

吉野川を渡る。
そういえば、勝瑞と吉成の間で「撮り鉄」の諸氏がスタンバっておられたが、何か変わった列車が走るのだろうか。
最後の停車駅・佐古に到着と同時に、徳島線の特急「剣山」徳島行きが横を通過していった。

徳島着。1両の気動車にどれだけ乗ってたんだ、と思うくらいどっと降りてきた

50分、徳島着。
地元客と観光客が入り乱れるようにしてホームに吐き出された。

徳島~引田~志度~高松

徳島から
特急うずしお10号|高松
2705

この日から徳島は阿波踊りの喧噪に包まれる

駅前には独特の笠をかぶった浴衣姿の女性や、裾を腰までまくった浴衣姿の男性が列を作って何やら待機していた。どうやら、阿波おどり開催期間の徳島にやってきたようだった。
観光ならじっくり見物したいが、あいにく僕は乗り鉄の真っ最中。早々に退散する事とする。

再び「追い銭」をして特急に乗車。
板野あたりまでは普通列車もそこそこあるが、その先の県境を越える列車は極端に少なくなって不便だから、こうした「ワープ」が必要になる。

最新型の特急型気動車がやってきた

10時17分頃に2700系の特急車がやってきた。
高松からの徳島行きとして入線したためすぐには乗車できず、簡単な清掃と座席の向きを係員が行って、

スカッとしたインテリアはさすが優等車両

20分に開扉。
自由席の3号車に乗る。新型だけあって車内は明るい。

徳島駅には駅弁が無く、このような助六寿司があっただけ・・・

早速徳島駅で買った「助六寿司」を頂く。
徳島駅には駅弁は無いが、改札口近くにおむすび屋があったので、そこで調達してきた。

23分、定刻に発車。
かっ飛ぶように加速し、

再び、吉野川を渡る

あっという間に吉野川を渡る。
鳴門線に乗っていた時に見た「撮り鉄」諸氏は、まだ頑張っていた。

一人乗務の車掌は検札に大わらわ

このあたりから車内放送でも予告していたように、車掌の検札が始まった。自由席だからってのもあるのだろうけど、四国は他のJRに比べて車内検札に熱心だ。
もっとも、国鉄時代はこういう風景が当たり前だったのだが、JRになり省人化が進むと逆にこういった車内検札の風景が珍しくなってきている。

池谷着。ここから未乗区間へ

32分。最初の停車駅・池谷着。

右に左にスルスルと車体を傾け、38分には板野着。振り子式気動車の威力を垣間見る。

徳島県最後の駅・阿波大宮を通過

阿波大宮を過ぎて、いよいよ「阿波」から「讃岐」へ。 

山を下りると、穏やかな平野へ

長短いくつかのトンネルを抜け、平野部に出たと思ったら讃岐相生を通過。早いなぁ…

引田着。何人かが降りた

49分、引田で下車。
青春18きっぷを持ってる身としては、これ以上の追い銭はしたくないので長居は無用とばかりに下車。

引田から
普通|高松
1510

青春18きっぷの旅に戻る。

高松行きは既に入線していた

特急を降りた時から、この列車は隣のホームで待機していた。

高徳線と大川自動車の高松線とは、ライバル関係

駅を出て、近くに大川自動車のバスターミナルが見つけて時刻表を見ると、丁度よい時間に高松行きがあった。が、今回は乗り潰しの旅。泣く泣く諦めて駅へ戻った。
車内には2人ほどが乗っていただけで、冷房が良く効いた車内は気持ちよかった。
ガラガラな車内も、発車5分前くらいになると何処からともなく客が乗ってくる。不思議なものだ。

23分、引田発車。

志度街道(国道11号)と並ぶ

国道11号沿いに軽やかに走る。
32分の三本松でまとまった数の客が乗ってきた。

讃岐平野はどこまでも穏やかだ

阿讃国境の険しさはどこへやら、穏やかな東讃岐の平地が広がっていた。

にゅう、ではなく「にふ」

丹生で4分停車。
程なく徳島行き特急「うずしお」がかっ飛びながら通過していった。

播磨灘を見ながら西へ進む

次の鶴羽までの間に、車窓に播磨灘が飛び込んできた。
今日はこの海の周りをぐるっと回っているのだなと思うと、ちょっと感慨深い。

オレンジタウン・・・JR四国で唯一の住宅地相手の駅

12時3分。オレンジタウン着。
ちょっとJR四国らしかぬ駅名だが、JR四国のデベロッパー事業のひとつがここだそうで、JRとしても駅を作ってこの町を育てるという「主体性」を持ってやっているということなのだろう。

志度着。ここで再び特急へ乗り換え

5分、志度着。
ここでバカ停(長時間停車)をするとの事・・・
再び「追い銭」して特急へ乗るとする。

志度から
特急うずしお12号|高松
2602

このまま乗っていった場合と、特急乗車の高松到着の差は30分程度。
ちょっとこの後の行程に思うところがあって、またもや課金(追い銭)をする。それに高松までだと乗車券と自由席特急料金を合わせても1000円でお釣りがくる。乗って損はない。

引田まで乗ってきた「10号」の次便に乗車

やってきた「うずしお号」は4両編成。如何にも多客期らしい編成だ。
4号車の自由席に乗って24分、志度発車。下り特急が遅れていた影響で。こちらも5分遅れだ。

観光地で名高い屋島

29分。屋島着。
テーブルのような山を見たかったが、今座ってるのは反対側…

民家が近いところを走る

さっき乗った「10号」もそうだったが、とにかく飛ばす飛ばす…
志度からこの方、民家と線路の間がさほどないので軒先をひっかけるのではないかと思うくらいだ…まるで京急の快特に乗っているような錯覚に陥る。

栗林を出て。これまた軒先みたいな所をかっ飛ばし、

予讃線と並走する

予讃線と合流して、

終点の高松着

終点、高松には39分到着。
折り返し徳島行きとなるようで、遅れを持ち込んだ「お詫び」の放送がホームに響いていた。

高松~茶屋町

高松から
快速マリンライナー34号|岡山
クモハ223-5002

特別HMを付けた5000形電車

10分ほどで用事を済ませ、ホームにいた快速マリンライナーに飛び乗る。
まだ空いてて助かった…

お昼は例によって幕の内弁当の駅弁

高松駅の駅弁…かと思ったら、岡山の「みよしの」が出張って来ており、買った弁当は「幕の内弁当 瀬戸の凪」というものだった。

数を減らしたとは言え、まだ健在なキハ40、47

13時10分、高松発車。しばらく走ると高松運転所の横を過ぎる。
最新型の特急車がいるかと思えば、JRカラーになったキハ40や47がたむろしており、鉄道マニアにはたまらない風景だ。

香川はこういう感じの山が多いように感じる

国分付近で「まんが日本昔ばなし」に出てくるような丸い山を仰ぐ。
朝通った、徳島と香川の県境付近で見た険しい山々とは対照的だ

醤油めし、とあるが実質「かやくごはん」だ

2個めの「松山名物醤油めし」に箸をつけ始めた頃の23分、坂出着。
高松からの利用客とは比較にならないくらい、多く乗ってきた。多分松山や高知からの乗り継ぎ客もいるのだろう。

予讃線から離れ瀬戸大橋へ

27分、宇多津(予讃線分岐点)を通過し、瀬戸大橋線へ。
瀬戸大橋に続く番の洲高架橋が弧を描いていて、一幅の絵のようだ。

ひと昔前までは考えられなかった、当たり前のように海の上を快走する

北備讃瀬戸大橋と南備讃瀬戸大橋はかっ飛ばしていたが、与島に差し掛かると俄に減速。
橋を渡り終わって岡山県に入り39分、児島着。
ここでJR四国から西日本に乗務員交替だ。

それにしてもキーキーうるさい。マリンライナー用の223系も結構ロートルになってきてるんだな、と実感する。
児島発車直後のマリンライナーだが、立ち客がかなり出ていてラッシュ一歩手前だ。連休中という事もあるのだろうけど、これだけ岡山と高松の間に需要があるのかと驚く。

児島を出ると上の町、木見、植松と続くが、あっという間に通過する

木見を通過。トンネルとトンネルの間にある小さな駅なので、まるで新幹線に乗ってるみたいだ。

茶屋町着。乗り換え・・・

49分、茶屋町着。
僕を含めてパラパラと降りる。大半の客はやはりそのまま岡山へ向かうようだ。

茶屋町~宇野~茶屋町

茶屋町から
普通|宇野
クモハ227-528

ホームに屋根はあるが、それでも容赦ない日差しが体を襲う。
どうやってこの暑さから逃れられるか…と思った頃、

227系がやってきた

227系の2連が滑り込んできた。
外国人の客が多く、皆さん宇野まで行かれる模様。宇野に彼らを魅了する何かはあっただろうか…
上り列車の待ち合わせをしたため、2分遅れの14時13分に発車。

本線の途中で転線し、単線区間に突入。

まるで新幹線のような瀬戸大橋線を見ながら宇野へ・・・

高架線(瀬戸大橋線)から分かれて地上に降りると彦崎。
駅舎が無くなって簡易的な待合室のみになっていた。

備前片岡、迫川と停まるも乗降は数人の地元客ばかりで、茶屋町から乗った客のほとんどはそのまま。

こちらにも香川に負けないくらい、穏やかな感じの山がある

常山。
さっき高松近郊で見た、丸い山がここ常山駅の近くにもあった感じだ。

大穀倉地帯、は言い過ぎかもしれないが干拓地特有の広々とした稲田が広がる

反対側はご覧のようにどこまでも続いているような稲田ばかりで、民家はずっと奥にある。

終点、宇野着

35分、終点の宇野着。
外国人利用者は足早に改札を抜けていった。推測だが宇野港から離島へ向かうのかも知れない・・・

宇野から
普通|茶屋町
クモハ227-528

例によって、改札を出ずそのまま乗ってきた列車で折り返す。

乗ってきた列車で茶屋町へ戻る

宇野行きとは違って、席は埋まってるものの混んでる、ということはなかった。
41分。発車。

雑草は多いが、線形だけは「幹線」らしさがにじみ出ている

今でこそ盲腸線のような宇野線だが、線形だけは結構良い。
かつては、大阪や東京からの「本四連絡」の使命を持った優等列車が、数多く走っていた頃の名残だろう。

47分、八浜着。

短編成しか来なくなったが、有効長はそのまま・・・

2両ないし6両程度の列車しか走らないのに、行き違いの設備がこんなに有効長を取っている、というのも長大編成が行き交ってた「証」だろう。

常山、迫川、備前片岡と来て15時、最後の停車駅・彦崎着。

何となく「寂しさ」が漂う彦崎駅

国鉄時代は単線でも「幹線」だった宇野線は、四国連絡特急列車や急行列車をギリギリのところで捌いていたのが瀬戸大橋線開通で主役の座を追われ、駅舎の維持もままなくなりこういう感じになった・・・今も宇野線は「幹線」だが、実態は「去勢」されたような感じで寂しさが漂う。

古の幹線が、現代の幹線へ乗り入れる

瀬戸大橋線に合流して、

茶屋町へ戻ってきた

4分、終点の茶屋町着。

茶屋町~岡山

茶屋町から
普通|岡山
クモハ226-501

宇野線の客のほどんどが、そのまま岡山行きのホームへ…これは結構混みそうだ。

同じ227系だが、こちらは3両編成

若干遅れて入線。本線を走ってきたという事は、児島始発のようだ。
14分、発車。まあ連休で瀬戸大橋線も多客で遅れてるんだろうな…仕方ない。

早島着。「マリンライナー」は便によってここか妹尾駅かが停車駅が分かれる

18分、早島着。
そういえばいつの間にか久々原〜早島間が伏線化されていた。
その早島を出てなかなか加速しないなと思ったら…
「行き違う特急列車が遅れていますため、速度を落として運行しています」
そういえば、東海道新幹線が南海トラフの巨大地震注意情報を受けて、減速しながら運行しているんだっけ。それで接続を取ったりしてたら遅れるのは当然か…
ちなみに、妹尾発車時点で6分遅れとの事。

岡山のひとつ手前・大元着

最後の停車駅・大元は31分。
岡山で次に予定している列車への乗り継ぎは7分・・・こちらは6分遅れている・・・さて、どうなることやら。

岡山着。1分乗り継ぎをこの人波の中でやるのは、不可能だった

35分、岡山着。
当然ながら間に合わなかった…「プランB」を発動させるか。

岡山~(吉備線)~総社

岡山から
普通|総社(備中高松経由)
キハ40-3002

本当は乗り継いで福山まで回って、福塩、井原鉄道経由で総社、そこから吉備線のつもりだったが、宇野線の遅れでトランジットを取れずに「プランB」へ。

首都圏色のヨンナナ、ヨンマルは「良さ」しかない

やってきたのはキハ40と47の2両編成。
しかも首都圏色なので、まさに「国鉄吉備線」だ。
しかし愛称が「桃太郎線」というのはが・・・まあ、桃太郎縁の地なので間違ってはいないが、もう少し命名のしようがなかったのか(笑)

52分、発車。
最初はヨンナナの方に座っていたが、あまりに暑いのと客がうるさい雰囲気に耐えかねて、前方のヨンマルへ。
暑さは変わらないが、扇風機がある分ひんやりしているように感じた。

すれ違う相手もヨンナナ

59分、大安寺で岡山行きとすれ違う。
向こうも首都圏色で、ますます興が乗る。

広々とした稲田が広がるが、まだここは岡山市北区

岡山から2駅過ぎただけだが、稲田が青々としていて長閑な風情に…

使われなくなったホームに植栽がなされていた

備前一宮。
かつての下りホームが今なお残っていて、鉄道マニアとしては「鉄道遺構的侘び寂び」を見ているようで、なかなか良い雰囲気だ。

田んぼの中に現れた鳥居
最上稲荷の最寄り、備中高松着

吉備津を過ぎて唐突に大きな鳥居が見えた、と思ったら最上稲荷で程なく備中高松着。
先程まで備前が続いていたのに、ここから備中になっている。吉備津あたりが国境ということか。

車内も次第に空いてきた。

比較的立派な駅舎が残る東総社

足守、服部と進んで最後の停車駅・東総社。

最後のすれ違い。ミラーが無ければ国鉄時代のものと言っても、信じて貰えそう・・・

岡山行きとすれ違う。
思えばヨンナナ、ヨンマルがこんなに活き活きと運行されてる線区、昔はもっとあったのに今や吉備線や津山線を含め少なくなっているのが、少々さびしい。

終点間際はガラガラに・・・

岡山発車時点ではあんだけ居た客もどこへやら、という感じで、

総社駅吉備線専用ホームに到着

終点の総社には16時31分着。
西日がキツくなってきた・・・

総社~岡山

総社から
普通|播州赤穂
クモハ115-1545

このままこの列車に乗っていけば、かなり家には早く帰れるのだが今日はとにかく外に居たい…と言うことで、プラン通り岡山で降りる。

久しぶりの115系に乗車

久しぶりの115系4連。
227系の導入で駆逐が続いているだけに、乗れる時に乗っておきたい電車だ。

倉敷から尋常じゃない数の客が乗ってきた

17時7分、倉敷着。
ホームにいた人波が、一気に列車に襲いかかるようにして乗り込んできた。時ならぬラッシュの様相に、未動きが取れなくなった(笑)

結局岡山までの15分間、体を動かせず直立不動のまま

岡山着。乗務員交代のち赤穂線へ・・・

24分、岡山着。
倉敷からの客がどっとホームに吐き出され、幾分か混雑はマシになった模様。
列車は、引き続き播州赤穂へ…

岡山~相生~姫路

岡山から
こだま860号|新大阪
723-7003

これも「プランB」のうちのひとつ(笑)

「プランB」の中には、どうせ予定通りではないのだからこの際、岡山で強かに呑む・・・というのも含まれてて(笑)へべれけ状態のまま、

新幹線にて先へ急ぐ

追い銭して新幹線に逃げる(隣駅までだが)
言い訳をすると、岡山から姫路への列車が毎時あればいいのだが、この時間帯は三石や和気までとか、赤穂線経由の播州赤穂までしか行かないので微妙に使いづらい。そこで新幹線の出番となる訳だ。

去就が注目される700系「ひかりレールスター」

来たのは700系「ひかりレールスター」を使った「こだま号」
当然自由席だ。最初間違って指定席に座ってでまったりしていたのは、ここだけの話・・・

19時9分、発車。

自由席は昔ながらの3-2シートだ

一番最後尾(1号車)の自由席だったが、意外と空いていた。
まあ急ぐ客は「のぞみ」や「さくら」といった速達列車へ乗り継いでいくから、「こだま」が混むというのは速達列車の最寄り停車駅手前ぐらいか…

あっという間に、

相生で「こだま」を乗り捨てる

25分、相生着。改札で
「お出口は在来線出口の改札で・・・」
と駅員がいいかけるところへ
「いえ、このまま青春18きっぷで移動します」
といったら苦笑されつつ、在来線ホームの案内をされた。
こういう客が、この時期は多いのだろうな…

相生から
普通|姫路
クモハ115-1207

新幹線から在来線ホームへ…やはり暑い。

在来線の旅を再開したら、運よく115系に当たった

やってきたのは、岡山所属の115系。
空調は弱めだけど暑いよりはマシだ。

竜野に停まり続いて45分、網干着。
やはり事業所が近いせいか、用務客が結構乗ってくる。

日曜の夜らしかぬ混みよう

はりま勝原で立ち客が出た。

英賀保で岡山行きとすれ違い

51分、英賀保で岡山行きとすれ違う。
すれ違う岡山車が115系同士なんて、ひと昔前までは当たり前な光景だったが、今は227系の進出がめざましくこういう風景も、いずれは過去のものになっていくのだろうな・・・

終点、姫路着。この車両もいつまで見れるか・・・

55分、終点の姫路着。
この時点では、1本落とそうかと考えていたのだが・・・

姫路~尼崎~川西池田

姫路から
新快速|米原
クモハ224-105

なんとなく乗り込んだ新快速

なんとなく吸い込まれるように、隣の新快速に乗車。

その割にしっかり席は確保

えっちらおっちら車内を歩いて最後尾へ。
結構空いているので、このあたりは狙い目だ。

57分、発車。
容赦なく飛ばして

加古川着。このあたりでは乗ってくる客はまばら・・・

20時7分、加古川着。先行のT電が待避線でこちらの到着を待っていた。
やはり最後尾は、客の入りがやや少ない。快適なのでこのまま尼崎までこんな感じで続いてほしい・・・とは贅沢な願いか(笑)

西明石着。複々線区間に入る

16分、西明石着。
複々線区間の緩行線電車が一日の仕事を終えて、車庫へ戻ろうとしていた。

明石着。下りホームにC電がいたが客はまばらだ

次の明石から結構乗ってきた。
まったりしていた車内が、区画によっては宴会場に…

舞子付近で明石海峡大橋を見て。朝はワクワクしながらあそこを渡るバスに乗ったんだよなー、と懐かしむ。
メモを見返したらテンションうんぬん書いていた。確かに今は疲れもあってテンションは下がっている…

32分、神戸着。ここから再び東海道本線へ。

三ノ宮着。どっと客が乗り込んで輸送断面がここで一段高くなるような気がする

36分、三ノ宮着。
降りる客は多かったが、乗る客はその倍はいたようで、補助席付近とドア前は立ち客だらけになった。

阪急神戸線の特急。しばらくは競争状態だ

灘手前まで阪急特急と競争状態になり、芦屋を過ぎて

尼崎着。ここで降りて最終レグへ・・・

52分、尼崎着発。
姫路から1時間・・・青春18きっぷで皆が乗りに来るわけだ。

尼崎から
快速|篠山口
クモハ207-1023

「シメ」は無印快速の篠山口行き

さて、本日最後の乗車…
最初に入った車両が弱冷房車両だったので、隣へ移動…うーむ、やはり通常冷房の方が良い。
21時2分、尼崎発車。 
塚口で先行していた塚口行き快速を捉えて、8分伊丹着。
あと少し…

川西池田着。やっと帰ってこれた

13分、川西池田着。

これにて青春18きっぷの全日程消化完了!
【令和6年8月12日乗車】

【完乗】複数社 本四備讃線
    JR四国 鳴門線
        高徳線
    JR西日本 宇野線
         吉備線
JR四国 鳴門線 鳴門~池谷 8.5km
    高徳線 徳島~高松 74.5km
    予讃線 高松~宇多津 25.9km
    本四備讃線 宇多津~児島 18.1km
JR西日本 本四備讃線 児島~茶屋町 12.9km
     宇野線 宇野~岡山 32.8km
     吉備線 岡山~総社 20.4km
     伯備線 総社~倉敷 10.7km
     山陽本線 倉敷~岡山 15.9km
     山陽新幹線 岡山~相生 67.9km
     山陽本線 相生~神戸 75.5km
     東海道本線 神戸~尼崎 25.4km
     福知山線 尼崎~川西池田 11.0km

小計 399.5km

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